仕事帰りの彼女を待つ僕。
隣に座る彼女の冷たい手。
少しだけ言葉をかわし、帰ろうとする僕に怒る彼女…。
じゃ、ドライブでも行くか!^ ^
時間は22時を回っていた。
彼女お気に入りの道を抜け、星空を見に山へと登る。
さっきまでとは打って変わり、路面には雪やアイスバーンがところどころ残る。
時折、スリップして、トラクションコントロール作動。
すれ違う車も、街灯もない。
キャンプ場を抜け、一層雪が目立つようになってくる。
絶対、ひとりじゃ、夜こない道だ…
そうこうしてるうちに目的地付近まで来たようだ…
彼女「この先を右に曲がって、ずーっとまっすぐ行って、左にまがったとこが目的地だよ^ ^」
僕「うん、そうみたいだね^^;(ナビもそう示してる…)」
ただ…
僕「この先、ホントに行くのー?(笑)」
月明かりに照らされた道には雪が残ってて、クルマが通ったあとはあるものの、とまったら動けなくなっちゃうんじゃないか…って感じのクルマ一台しか通れない未舗装路。
ここで、スタックしたら悲惨だなーと躊躇しつつ、意を決して、踏み込むことに(笑)
幸い右カーブ手前から雪は溶けてたので、ほんの10mぐらい雪道を通過すれば、なんとか切り抜けられた^ ^
と思ったのもつかの間、緩やかな登り勾配の右カーブを抜けると…
そこは雪国でした(笑)
左手は山。
右手は落ちたら、下へ滑り落ちてしまうしかない斜面^^;
なんとかわだちがあるので、誰か走ったことはあるのでしょー。
ハンドル取られないように慎重に、でもアクセルはゆるめず流やかな直線の登り道を駆け上がるポロ…
このクルマ、FFなんですけどー(笑)
四駆じゃないんですけどー^^;
道幅が広ければ、気にならないけど、FFはスタックすると左右にタイヤが逃げて脱輪の二次災害が発生して、怖いんです。
彼女にSUVみたい(笑)とか言われつつ、なんとか坂道を登り終える。
車高かなり上げててよかったわー。
安堵した二人に待ち構えていた現実…
一層雪深い坂道とUターンしたとおぼしきタイヤのあと。
僕「さすがにこれは無理(笑)」
彼女「こっちに突っ込むと出れなくなる(スタックする)から、こっちに頭振って切り替えして」
僕「了解^^;」
とはいうものの、切り替えす際に止まったら、スタックする気配ありありの雪道。
道路が幅方向に傾斜してるんで、難易度高し。
しかし、意外にもタイヤがグリップして、切り替えし成功!
おっ、やった、すげーすげー
ブリジストン レボVRXの雪道性能に感動したのも、つかの間。
ザサッ!
三回目の切り替えしで、功を急いで、わだちを乗り越え、道路脇の雪山に接触!
スタックしますた(笑)
一応、雪道対策に長靴、スコップ、牽引ロープ、暖をとるブランケットは持っていた。
まずは長靴はいて手袋して、スコップでタイヤの周りを掘り掘り。
星が綺麗だよー♪という彼女の声も上の空
(笑)
こんなとこで野宿したくありません^^;
なんとか、タイヤが露出したので、彼女に運転してもらって、僕がクルマ押すも動かず(・・;)
幸いフロントメンバーは接地してないんで、スピンしてる右タイヤのグリップさえ回復すれば、脱出できるはず。
仕方ないので、ブランケットをタイヤに潜りこませ、リトライ。
失敗…
リトライ
失敗
でも、手応えはあったとの彼女の話から、ブランケットを少し厚めに折って、タイヤ下に潜りこませ、三たびトライ…
タイヤのグリップが回復して、脱出成功!
♪───O(≧∇≦)O────♪
備えあれば憂いなし。
おニューのスタッドレスでよかったわー。
スタックする前に見せたあのグリップ力は、すごかったデス!
見事、方向転換を終えたポロは、さっきの右カーブの場所で、夜空を見上げるのでした^ ^
後日、たどり着けなかった展望台へ行ってみました
^ ^
夜来たときは雪深くて、坂も急に見えたんですが、なんとかなるかなと歩いて登ってみました。
やっぱ、無理でした(^^;;
登らなくてよかったー。
1月のとある夜の出来事でした。
Posted at 2014/01/19 21:33:04 | |
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