
こんばんは。朝から強風の吹き荒れた本日、丸12日ぶりにアテンザさんとようやく再会を果たしました。
じつはアテンザの板金修理のあいだ、代車に現行アクセラが出ていましたので、このめずらしい体験をもとに、淫プレなどを書いておこうと思います。
結論から言えば、なかなか良いクルマでした。
私が乗っていたのは、アクセラセダン1500cc・4WD・AT、いわゆる廉価グレードの15Cで、いろんな装備が省略された、わりと素の部分がはっきり出そうなタイプでした。
外観はこんな感じです。
装備の基本はテッチン、ハロゲンランプ、手動エアコン。カメラやミリ波レーダーなどの安全装備や快適装備はほとんどなく、ヘッドライトもワイパーも手動、もちろんヘッドアップディスプレイもありませんし、キーレスもドアノブにリクエストスイッチのついたものではなくて、いちいちキーを取り出してボタンを押してドア開閉するタイプだったので、何年もオート系に慣れた体だと、
「おっと、キーはどこだったっけ?」
「ヘッドライトが付けっぱなしだ」
「エアコン寒すぎるんだけど、どこをどうする?」
などと、慣れるまでにけっこう時間がかかりました。(けっきょく慣れなかった)
しかし、マツコネはついていて、CD・DVDプレーヤーも地デジもあって、内装がアテンザさんにくりそつだっただけに、かえって戸惑ったのかもしれません。
内装はこんな感じです。
廉価グレードといっても、基本装備がこれなら必要十分で、チープな印象はまったくありません。私がいつのまにかオートに慣れすぎたんですね。センターの吹き出し口に風量調節ダイヤルがないのは何故だぜ、と思ったりもしましたが、エアコン調整の手間を増やすくらいなら、これはこれで潔い割り切り方なのでしょう。
小物入れがないので、肘掛け部分を開けてみたら、トレーが付いていました。これは便利。アテンザさんにもそのうち買ってあげることにします。肘掛けも突起の部分がマツコネダイヤルを操作するときにちょうどいい支えになって、これも悪くない装備だと思いました。
走行中のロードノイズは若干ゴロゴロっとした感じが少しだけありましたが(タイヤはブリヂストン・エコピアで固め)、200キロほど走っても、内装にはミシミシ音もぎしぎし音もなく、がっしりした感じです(剛性感)。逆にアテンザさんには、はめはめパーツが多すぎて共振しやすいのでしょう(たぶん)。総じてアクセラの内装は十分満足いくものでした。
さて、ロードノイズが程よい感じでロードインフォメーションを伝えてくれるせいか、アクセラの走りはじつに安心感がありました。運転中は、4本のタイヤがどこにあって、どのくらい角度がついているか、不思議なほどはっきりとつかむことができるので、ライン取りが楽々。カーブも気持ちよく曲がれるし、車幅感覚も迷うことがありませんでした。
もしかして自分にはアクセラがジャストサイズ!?と思ったほどでした。
ただし、車幅は179.5cmとかつての相棒GHと同じだったので、そのせいだったかもしれません(実際はGHより小ぶりに感じます)。それと、2WDでなく4WDであったことも、ハンドリングの安定性に寄与していたのかもしれませんね。これはどなたか比較してみた方に聞いてみたい気がします。
走行性能については1500ccということで、パワーがないという思いこみがありましたが、0発進からの加速はスムーズで、しっかりアクセルを踏んでやると60km/h近くまでポンポンとシフトアップしながらわりと力強く進んでいきます。しかし、40km/hあたりで流していて、そこからもう少し加速したいときはアクセルを踏んでも少し遅れて加速が来るので、ついつい踏みすぎてエンジンをがさつに回してしまったことも(多々)ありました。
つまり中間加速の不足ですが、これはシフトを高めにして回転数を抑えるように設定されているせいだと思います。アテンザさんもGJはその傾向があって、よく言えばジェントルに走りますが、つま先にリニアに反応しないので、もたつく印象にもなります(ステアリングスイッチで対応すればいいんですけど)。
おそらく燃費のためなんでしょうが、アクセラの平均燃費は私の場合、最高で10.7km/lと、残念ながらあまりぱっとしませんでした。
おそらく、ストップ・アンド・ゴーが多い市街地の通勤路と、急な坂道が含まれていることが原因でしょう。上り坂でも決してパワー不足なほどには感じませんでしたが、一人乗車が多かったので、これが2人、3人になると、キックダウンで回してようやく上れるくらいじゃないかと思います。もう試せませんが。
とすると、アクセラ1500ccは街なかを40~50km/hで流すのが最適で、アップダウンが多い場合はもう少し排気量がほしくなるのかもしれないですね。
しかし、アクセラは本当に軽快そのものといっていい走りをするので、あらためて、世間にCセグのウケている理由がわかった気がしました。ハロゲンだけ、せめてハロゲンだけディスチャージになれば(LEDでもいいけど)、夜間走行も不安がなくなって、もしかしたら買い換え候補になったかも!
もう一つ。代車のアクセラはBOSEレスの4スピーカーでした。素のカーオーディオがどんな音を奏でるか興味があったので、普段聴いている音楽をUSBメモリで差し込んで聴いたのですが、これが意外と悪くなかった。
デフォルトだとラジオのようなスカスカな音なので、イコライザーで高音と低音を最大まで持ち上げてやると、低音はややプラスチック箱のような締まりのない広がり方をするのですが、中高音はちゃんと前に出てきて、懐かしい、暖かみのある音になります。
ボーカルは中央前に若干あいまいに定位するので、良い意味で、「ああ、ステレオだなあ」という音ですね。キライじゃないです。
ところで、GJのBOSEは、左右の音は左右から、しかし中心のボーカルが何故かドライバーの頭周辺に定位するように感じるのですが、どんな仕組みでそうなるのか、どなたか理由をご存じでしょうか?
というわけで、アクセラはDラーに戻り、アテンザさんが帰ってきました。
なんだかいろいろと不具合が修正されていました。
次回はそのアテンザさんのお話をしたいと思います。
Posted at 2015/10/09 00:49:07 | |
トラックバック(0) | クルマ