「Defi製Smart Adapter W」、起動/終了の全自動化(笑)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
★ |
作業時間 |
30分以内 |
1
昔からR34 GT-RのMFD(マルチファンクションディスプレイ)に憧れていて、写真のようなシステムを構築しました。
Defi製Smart Adapter W + スマホ(iPhone or Android)から、表示ディスプレイとしてパイオニア製SPH-DA99にHDMI入力でメーター類を表示させています。
(私はSPH-DA99を使っていますが、カーナビなどの画面で代用可能です)
で、表示自体に問題はありませんが、問題が1つ…
「スマホにいちいち触る事が面倒」
当初からこの懸念は抱えていて「それぐらいは我慢できる」と思ってましたが…
人間は慣れてくるとそうは思わなくなります(汗)
「スマホを触る」をさらに細かく分けると下記になります。
①スマホとケーブルの抜き差し
今現在使用しているスマホをこのシステムで使う場合、車を乗る時も降りる時もケーブルを抜き差ししなければいけません。
(無線接続も可能ですがレスポンスの問題と②の問題が残ります)
古いスマホをこのシステムで使う場合はこの問題は回避されますが、今度は③の問題が残ります。
②アプリの起動と終了
毎回、メーターを使いたい時にアプリを起動させ(SPH-DA99と無線接続する場合はその操作も)、エンジンOFF時もアプリを終了させないといけません。(終了させないとスマホのバッテリーを無駄に消費するだけ)
良く車を降りる時にアプリの終了を忘れていて、次に車に乗った時にいざ使おうとしたら、スマホが電池切れで使いたい時に使えない事が多々ありました…(汗)
③夏場の直射日光+車内気温
スマホを車内に常備する場合の大問題となります。
すぐに触れる所=直射日光が当たる所になるため、夏場はすぐにスマホが「高温異常」になります。
1日2日ぐらいはスマホは耐えるでしょうが、1シーズン続くとは厳しいかもしれません。
(事実、私のiPhone5は壊れました)
グローブボックスやシート下などに設置すれば問題は回避できますが、②の事を考えれば、出来ればスマホをすぐに触れる所に設置したいものです。
②と③の問題のバランスに苦労します。
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問題を整理すると
・スマホを車内に常設できるか?
・夏場の高温対策をどうするか?
・アプリを自動で起動/終了させれるか?
となります。
私は歴代iPhoneを使ってきたので、当初は使っていない古いiPhoneでシステムを構築していましたが、ここでiPhoneを諦めて、Androidに移行しました。
(iOS系でアプリを自動起動/自動終了させるのがセキュリティ上無理なので)
で、色々とこのブログ(
https://minkara.carview.co.jp/userid/189880/blog/41577202/)のように「Androidスマホ」+「Tasker」アプリで、試しましたが…
スマホのRoot化の取得が難しいため無理でした(汗)
エンジンオンでアプリの自動立ち上げ→ユニット(Smart Adapter W)との通信開始で普通に使えます。
が、エンジンオフでアプリ終了が上手く行きません。
(Root化が必要なため)
そのため次にエンジンオンしても、アプリ自体は自動で立ち上がりますが、ユニットと通信せず、動いていないメーターが画面に映るだけでした(汗)
このブログ時の問題をまとめると
・「Root化」が可能なAndroidスマホの確保が難しい
(同じ端末でもVer.違いで出来る/出来ないが分かれるため)
・MHLアダプタの誤作動/誤反応が多い
(画面に映らない事が多々あった)
「Root化取得」+「MHLアダプタが正常」ならAndroidスマホで、全自動化は可能だと思います。
(なのでここから下のページは不要だと思います)
私は上記問題の回避が無理だったので、今度はAndroid「スマホ」を諦めました。
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「Tasker」の設定ですが
・電源ONでDefiアプリ起動
これだけで大丈夫です(笑)
エンジンOFFで「Tinker Board S」も電源が切れる(普通のシガーソケットから電源を取った場合)ので、アプリも勝手に切れます。
動作サイクルとしては
エンジンON
→ 「Tasker Board S」に給電開始
→ 約20秒前後でAndroid6.0が起動
→ 「Tasker」によってDefiアプリ起動
→ ユニットと通信開始
となります。
ちなみにエンジンONからメーターが動き出すまで、実測で25秒弱でした。
私の場合
エンジン掛けて…
エアコン調整して…
オーディオの音量調整して…
シートベルトして…
いざ出発
でだいたい30秒ぐらい掛かるので、特に時間が掛かり過ぎるとは思いません。
ただ「25秒も待てない(怒)」と言う人は「Tinker Board S」の電源を常時電源から取ると、Android立ち上げ時間分が短縮できます。
ただDefiユニットの立ち上げ時間があるので、どんなに頑張ってもエンジンONから10~15秒ぐらい掛かると思います。
また「Tinker Board S」を常時電源にすると、アプリの終了のコマンドが必要になります。「Tinker Board S」は「Root化」がすでに取得されているので、普通に「Tasker」で終了させれます。
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なお、ディスプレイで使っている「SPH-DA99」ですが、エンジンON時の開始画面は常にこの画面になります。
(製品の仕様)
中央の「アプリ」と言うボタンを押すと「Tinker Board S」の画面(Defiのメーター画面)が表示されます。
あと残念ながら、このディスプレイのタッチパネルで「Tinker Board S」の操作は出来ません。
(これも製品の仕様)
「普段はメーターは隠したい、でも必要な時にすぐ見たい」と言う理由で、3連メーターから乗り換えた事もあり、これは私的には問題無い仕様です。
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設定を弄る以外は「Tinker Board S」の操作はしないので、充電用のUSBケーブルとHDMIケーブルのみ繋げば問題無いです。
設置はシート下に…
(直射日光対策で)
なお、電源はシガーソケットから取りましたが、俗にいう「タブレット充電」対応の2.1A以上のモノでは無いと動作しませんでした。
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これで問題は解決です。
①スマホとケーブルの抜き差し
→ 車内常設で不要
②アプリの起動と終了
→ 「Tasker」で問題無く可能
③夏場の直射日光+車内気温
→ シート下設置で問題無し
いやはや…
とりあえずこれで当初の目標である「R34 GT-RのMFDもどき」は完全に完成しました(笑)
時間もお金(予想外な出費)も掛かってしまいましたが…(汗)
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