某新聞より抜粋 冬型の気圧配置が強まっている県内は、二十二日午後も全域が雪に見舞われた。積雪量は午前の段階で四五センチを記録した野辺地のほか、十和田も二七センチで、十一月としては過去最高となった。また青森や野辺地、三沢などで真冬日を記録。青森は最高気温が氷点下〇・二度で、十一月の真冬日は一九九八年以来、九年ぶり。 青森地方気象台によると、各地の積雪は青森市酸ケ湯一一四センチ、青森一八センチ、弘前、碇ケ関一七センチ、八戸五センチなどで、酸ケ湯は平年の五倍ほどとなった。 十一月の積雪で過去最高を更新した野辺地町は断続的な吹雪となった。野辺地駅近くの同町観音林脇では、歩道が雪で埋まり、帰宅途中の高校生が寒そうな様子を見せながら、凍結した車道を慎重な足取りで歩いていた。 二十三日は、寒さが次第に弱まる見込みだが、依然として平年よりは強い寒気が県内上空に残るため、二十三日午前いっぱいは全域で、雪が降り続きそうだ。