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写真置き場です
- 免責日数 [ エボベリ0129 ] 2009/08/10 20:15:41


「免責日数ってなあに?」
 先日、知人のAさんが6日間入院しました。
 退院後、「この様な時の為に保険に加入しているのだから」と保険会社に連絡したところ、Aさんの加入している保険では今回の入院による給付金は出ないとの事でした。Aさんが保険証券をよく見ると、そこには「入院8日目から」と書いてありました。

 「入院8日目から」という契約の場合、「8日以上入院すれば1日目にさかのぼって給付金が出るタイプ」と「7日目まで一切給付されないタイプ」とがありますが、Aさんの保険は、入院7日目までは給付金がもらえない契約でした。この保障の対象とならない日数のことを免責日数と言います。

 もし、今回のAさんの入院が6日間ではなく10日間だった場合、
10日間(入院日数)-7日(免責日数)=3日分
の給付金が出ると言うことになります。

*がんに特化したがん保険(がん入院特約も含む)に関しては上記の免責日数がなく、入院1日目から保障の対象となるものが一般的です。

免責日数は保険によって違うの?
 入院給付金の免責日数は各保険会社の保険商品によって違いますが、加入時期が古いほど免責日数が長い傾向があり、その日数は4日、7日、14日、20日などとなっています。

 生命保険文化センターの「平成19年度生活保障に関する調査」によると、14日間以内の入院が入院全体の58.2%というデータもあり、現在、加入している保険に不安を感じる場合は、加入中の保険に特約を付けたり、健康であれば見直しをすることで、短期入院から給付金をもらえる契約へと変更することも可能です。

テレビのCMなどで目にする保険はどうなの?
 最近の入院保障タイプの保険は、入院1日目(1泊2日)から対象とするもの、日帰り入院から対象とするものがほとんどです。現状の医学の進歩や長期入院の診療報酬の削減などで、入院日数が短期化している現状に対応した形となっているようです。

手術給付金はどんな手術でも出るの?
 BさんとCさんの2人が扁桃腺の摘出手術をしました。Bさんが加入の保険では、手術給付金の対象になりませんでした。Cさんが加入の保険では、手術給付金として5万円支払われました。

 どうしてこのような違いが出てくるのか確認してみると、Bさんの加入していた保険では、約款で定めた項目に記載した手術、88項目約500種類が給付の対象でしたが、扁桃腺の摘出手術は対象外でした。

 Cさんの加入していた保険は、公的健康保険が適用される手術、約1000種類であれば、給付の対象になるものでした。(メスを使用しない手術や、処置に近いものは対象外)

 手術をした場合に出る手術給付金の金額は、入院給付金日額(入院した際1日に付き給付される金額)に手術の種類に応じた倍数をかけて決まることが多く、Cさんが加入している保険では扁桃腺手術の給付金倍率は5倍でした。

 ひと言で手術給付金といっても、手術の範囲が限定的な商品と公的健康保険が適用される手術は給付対象とする商品があり、また日帰り入院の手術は対象外とされる商品もあるなど、保険商品ごとに内容が異なります。

 上記のように、一見同じように見える医療保険にも「免責日数」「日帰り入院は、給付対象か」「手術の種類による給付金の有無」など細かい違いがいろいろとあります。

 この先入院する事があるか、入院したら何日入院するか、どんな手術をするか、これらはイザという時になってみないと解らない事ではありますが、万が一の時のための保険ですので、しっかりと説明を受けて、よく理解してから加入したいですね。


株式会社 住まいと保険と資産管理
ファイナンシャルプランナー 中川 健司
提供:有限会社イマジネーション
あなたが生命保険に入らなくて良い3つの理由
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2009年07月14日


生命保険って入った方がいいですか?
 仕事柄か、「生命保険って入った方がいいですか?」と聞かれます。特に若者から。そのときわたしはいつもこう答えています。

「入らないよりは入った方が良いんじゃないでしょうか」
 するとその方は「そうですよねぇ」と言います。ご本人もなんとなく入らないよりは入った方がいいと思っているのでしょう。でもその後、生命保険に入ったという話はあまり聞きません。

 日本は世界一の生命保険大国といわれますが、加入率は年々減少傾向です。わたしが初々しい新入社員だった15年前と比べ、9%ほど(世帯主)加入率が減少しています。また、特に29歳以下の生命保険加入率は世帯主で約70%、妻(男性世帯主の配偶者)では約56%と、他の世代に比べて低い状況です。※1

生命保険はなぜ必要?
 ではそもそも、生命保険はなぜ必要なのでしょうか?
 先ほどの会話の続きに、下記のような会話をすると生命保険が必要と思われる方が多いようです。

「縁起でもありませんが、○○さんが万が一今お亡くなりになったら、お葬式はどなたが出されますか?」
「両親ですかねぇ」
「そうですよね、でもお葬式って結構なお金が必要ですが、そのお金はどなたが負担されますか?」
「…両親ですかねぇ」
「それはどう思いますか?」
「…申しわけないですねぇ。」
「じゃあお葬式代を貯金しておきますか?」
「うーん、そんな余裕はないです…」

 ですよね、お葬式代だけでも平均で約237万円※2、その他、お布施や戒名代、お墓代など、場合によっては数百万の出費ですから。現実的ではありませんが、貯金で備えるなら、毎月2万円でも200万円のお葬式代を貯めるのに8年以上かかります。それにお葬式代のために貯金するって、なんとなく気が乗らないですよね。でも生命保険に加入して、月々の保険料を数百円、数千円、支払っていれば、数百万、数千万円というお金を残すことが出来ます。これがまさに生命保険がなぜ必要か?の答えです。

あなたが生命保険に入らなくて良い3つの理由
逆に、あなたが生命保険に入らなくて良い理由を挙げると、
 1.自分が死んだとき、周りの人に経済的な迷惑をかけないくらいのお金を残せる方。
 2.自分が死んでも、経済的に困る人がいない方。
 3.自分が死んだら、後のことは関係ないというポリシーの方。

 どうでしょう、この3つのどれかに当てはまる方はいらっしゃいますか?いやいや、当てはまらなくても生命保険に入るのは…、その気持ちもよくわかります。

 「万が一のとき役立つのはわかった。でもまだ死ぬことはないから、今はいいや」
 生命保険に加入しない理由の多くはこれだと思います。ただ、確率は相当低いとしても、明日死なないという確証は誰にもありません。確率は低くても発生したときの経済的な負担は大きい、これを転化するには生命保険が最適ですが、まだいいやと先送りしていると、明日死なないまでも、健康を損なってしまったら、実はその多くの方は生命保険に入れないのです。

入りたいときには入れない生命保険
 実はわたしは新入社員として損害保険会社に入社したので、会社内でよく生命保険の営業を受けました。そこでこう言われました。

 「生命保険は若いうちに入った方がいいわよ」
 そのときは理由がわかりませんでした(残念ながら理由の説明もありませんでした…)が、今はその言葉があながち間違っていなかったのだとわかりました。その後、生命保険に入りたいという方の多くは健康に不安がある方で、その方々の多くは生命保険に入れないという現実をたくさん見てきましたので(生命保険は加入前に健康状態を告知いただいて保険会社が引受の可否などを判断します。病気の方に多く加入されると、ご健康な方に多くの保険料を負担いただくことになるからです)。

 なにも、いろいろな保障が付いた、内容の充実した高い保険に入る必要はありません。わたしは生命保険会社の一員ですが、生命保険を押し売りするつもりもまったくありません。ただ、まずはシンプルな、若者なら月々数百円の保険料で入れるような保険でいいから、健康なうちに最低限の保障を確保しておく、ということがとても大切だと今は強く思っています。

※1 生命保険文化センター 平成18年度生命保険に関する全国実態調査
世帯主の加入率・妻の加入率(個人年金を含む・全生保)より

※2 平成15年 日本消費者協会調べ


SBIアクサ生命保険株式会社
CFP 金村 聖正
提供:有限会社イマジネーション

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