とうとう車弄りの道具箱を購入した。
業界ではツールキャビネットというらしい。
もう、うれしくてうれしくてたまらない。
ある程度形になってから器を揃えていくものだが、自動車整備用の工具の器が欲しいと思えるまでは相当時間がかかった。
ボックスレンチもメガネレンチ等もセットで購入したら、ボックスに入っていたり、専用ケースがついてきたからである。 今までは引き出しや棚にしまっておけば済んでいたが、どんどん工具の種類が増えていき、整理、使用上の問題から、ひとつの器に収めようという思いがふつふつと沸いてきていた。
今まで趣味の器は、それなりのボックスに収まっていた。
初めてはガンプラ作りの道具箱であった。 小学生時代はなけなしのおこずかいで学校休んでまでガンプラ買うためにスーパーに並んで作ったもんである。 接着剤と塗料、ニッパ、やすりやハケくらいだったから、小さなボックスに収まった。 おこずかいも少なかったから、塗料も混色がベースで10色程度しかビンを持っていなかったような。 混色して色塗っては破壊して、たまにボンボンなんかにジオラマ撮影して送っていたもんだ。 佳作しかもらえなかったな~。 バトルや爆竹での破壊で100体以上製作したのに残ったガンプラはなかった。 小学生らしい思いでである。
次は釣りである。 中学、高校、大学生とかなり幅広い期間趣味としていた。 中学生時代がピークだったと思う。 千歳川支流、石狩川支流が主な狩場であった。 開発が進んでほとんどの河川に手が入れられていた。 でも放流等も盛んだったために千歳支流、漁川では本当によく釣れた。 友達と毎週1時間くらい自転車走らせて釣りに行っていた。 このころ手作りルアーや手作りフライで主にニジマス、アメマス、ヤマメ、ウグイを釣っていた。 ウグイといえど小さな川で30、40cm級が釣れるので面白かった。 ヤマメ釣りが一番難しかった。 放流ニジマスはタイミングがあえば余裕であったが、竿を折ることが多く正直泣いた。 正月のおこづかいでダイワの竿を一本買いに行くのが最高に楽しかった。 親父も釣りが好きだったんで海釣りの道具は貰えたが、海は車がないといけないし、連れて行ってもらえなかったので海釣りは好きになれなかった。 高校時代はほとんど釣りもしなかったが、大学時代は尻別川に比較的近かったんで良く友達に連れて行ってもらった。 尻別川の春の雪解け時にイワナ、オショロコマを釣りに行くのだが、釣ろうと思えば3桁は軽く釣れた。 本当に場所とタイミングで相当数面白いように釣れるが、だんだんそれが釣りの面白しろさを半減した。 秘境のような場所を見つけられるとそれは卑怯ではないのか? まあ、もう今時そんな場所は皆無だけど、友達に教えてもらえればそれは秘境でもなんでもないので一気に釣りにさめてしまった。
話はそれたが、釣りの道具箱も餌釣り基本セットに加え、ルアーやフライ等も増えてもそれなりの道具箱に収まってしまう。 物が小さいからね。 本格的な人は別なんだと思うけど。 道具箱の整理で一番面白いのは釣りかなと思う。 自作のルアーやフライをプラケースに収めて眺める感じはとても楽しい。 こいつであいつを釣り上げたんだな~と思って眺める期間があるが、すぐに消えていく。 作ってはすぐに消える。 自分は最高1ダース(12個)、もしくは半ダースセットを基本としていたのでかさばらなかった。 釣りでたくさんのことを学んだことには感謝している。
社会人時代は、スキーである。 さまざまな社会的ストレスから、 朝冷えた込んだゲレンデで思い思いの軌跡を描くスキーは最高のストレス解消であった。 好きなラインを好きなスピードで描くことができる。 なんて気持ちがいいんだろう。
北海道在住だったから、スキーの気持ち良さを少し知っていた。 高校時代はクロスカントリースキーが必修であった。 自分はクラブ活動をしていなかったが、ミニスキーやゲレンデスキーを小さい頃からやっており、唯一得意であった。 タイムは帰宅部ではトップで野球部やサッカー部のトップクラス以外には負けなかった。 夏は15kmチャリ通していたくらいである。 大学時代はスキー環境は最高であったが、貧乏で年1回くらいしかできなかった。 道具も腕も落ちており、スキーの実習点数に落胆した。 院生時代は金沢で年数回行けて、スキーの楽しさを再確認した。 社会人となってスキー用にジムニーは高価で買えず、安い中古の初代エスクードを購入してスキ-に行った。
ストレス解消は、完全にスキーとなり、北海道のスキー場をエスクードで駆けまわった。 スキーのテクニックと同時にエスクードのスノードライブのテクニックも磨けた。 相当飛ばした。 ライバルはスバルのレガシーとインプレッサくらいであった。 結構刺さったが、早朝のゲレンデを求めてぶち抜くのが爽快であった。 スバル3兄弟、レガシー、フォレスター、インプレッサは雪道最高レベルの性能だったんでくらいついていった。
夏場は、毎週30km走ってトレーニングルームに通った。 もうスキーにとりつかれていた。 ススキノの歓楽街でもストレス解消とはならなかった。 自分より稼いでいる女性には全く魅力を感じなかった。 方向性がはっきりしてうらやましかった。 サラリーマンがとてもやるせなかった。 どんな努力をすればお金を稼げるかもわからなかった。 だいたい解ってもっと落胆した。 20代後半で希望を失っていた。 でも白銀のゲレンデだけはすべてを癒してくれた。 本当に心がやすらいだ。 凍てついたゲレンデが本当に楽しかった。 冬の週末ゲレンデまで確実に運んでくれるエスクードがとても頼もしかった。
話はそれたが、スキーの道具箱は、ワックスやブラシ、やすり、コテ等とある程度のボックスには収まった。 今もメンテボックスとメンテ棚、スキー3本を愛用している。
今それなりに力を入れているのはエスクードの整備、改造である。
やっと改造用のエスクード維持できるようになったので色々と遊んでいきたい。 しかし、今までの趣味で一番大きなものなので本当に道具がかさばるし、お金がかかる。 最初はホームセンターで最安値の工具ばかり買っていたが、重整備等になると不安である。 安物は精神力と忍耐が必要なので消耗が激しいのである。 重整備なんて気軽に整備する気が起きないのでる。 今回、2万円投資し、道具箱と3/8インチのソケットレンチセット、コンビレンチ、14/17ロングレンチ等買った。 一応プロツール等では最安値のストレートで揃えた。 それでもホームセンターで売っているのよりは全然ましであると思う。 道具箱、ツールキャビネットはメタリック系の色にしたかったけど安いストレートではレッドしかなかったのであきらめた。 あんまりレッドの持ち物はないのでいいかもしれない。
道具箱って色々な味がでると思っている。 ストレートで安い実用的な道具箱を購入できて良かったと思う。 この箱で収まる範囲で道具を揃えていきたいと思っている。
今までで一番重い道具箱で相当重みがあることはわかっている。
最近はガレージ付きの家が欲しいと夢のまた夢をみている。
Posted at 2009/10/29 21:08:36 | |
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