樹木伐採巡り平行線　再開発 揺れる神宮外苑

神宮第２球場の解体工事が始まっている神宮外苑で、今月から始まる予定だった周囲の高木伐採が、年明け以降に先送りされた。

ただ、今回の措置は、反対派の抗議のためではなく、東京都が９月１２日に事業者側に文書で求めていた「既存樹木を保全するための具体的な方策」が示されなかったからだ。



「案」がないのか、知らんぷりを決め込んだのかはわからない。

９月３０日

▼２面
伐採「年明け以降」に先送り　外苑再開発　事業者が計画見直し

ただ、
国連教育科学文化機関（ユネスコ）の諮問機関の国際記念物遺跡会議（イコモス）の「ヘリテージ・アラート」って・・・


伐採を巡って「国連の方から来ました」
聞き手は立憲民主党・・・

此奴らが出てくると、ホントに胡散臭い事案と思ってしまうんだよな。

本件については以前にも書いた。
＞＞神宮外苑再開発、なお溝

地権者は明治神宮で、事業者は三井不動産などだ。

私は、寿命が来て倒壊する恐れがある老木以外は伐採するべきではないと考えているが、事業計画上はそういった古木が中心で緑化率も上がることになっている。

１０月９日

▼２１面
神宮外苑再開発、平行線の対立　事業者側は情報発信強化

明治神宮側幹部「内苑支える外苑」理解求める

この記事は、明治神宮への取材を基に書いた秀逸な記事だね。



明治神宮の収益は内苑、外苑と明治記念館。そのうちの大半は外苑にある東京ヤクルトスワローズのホームグラウンド「 神宮球場 」 だ。

１９２６年（大正15年）完成だからそろそろ１００年になる。建て替えは止む無しといったところで、伐採は建て替えに伴うものだ。

とはいえ、記事中の大西隆会長の話のとおり、明治神宮の営利活動の規模は非常に大きいというのもそのとおり。ある程度の情報開示が必要だと思う。

尚、前回も言ったが「容積率移転」については再考を願いたいところだが、これで球場建替え費用を捻出するのかなぁ。