スーパーモデルチェンジ！

モデルチェンジで目が離せないのがボストンダイナミクス社

グーグルの傘下でロボットの開発を行っていたボストンダイナミクス社ですがソフトバンクが買収して多額の資金が流入することによって、さらにロボットの開発速度は早まることが予想されます。

当初はトヨタが買収して介護ロボットの開発に着手するか！なんて言われてたのにソフトバンクがさらっていきました

今回は、趣向を変えて４輪の話ではなく４脚の話です。



こちらは軍用ロボットとして開発されている重い荷物を持って戦地で兵隊についていくロボットです。
もはや実用段階と言っても過言ではない精度まで開発が進んでいます。



初期の頃は、あきらかにおかしな挙動だったのですが



最近のモデルチェンジですっかり良い感じに動けるようになりました。
４足歩行にすることで悪路走破性がかなり高くなり、砂漠でも岩場でも安定感のある走りをします。



人間と並走するくらいまで自然な動きができるようになりました。
とは言っても対戦時に伏せたり遮蔽物に隠れながら移動したほうが良いかの判断までは当分できないでしょう。
重量物（貴重品）を持ってるうえ戦闘時に逃げも隠れもしないのでは、いいマトでしかありませんね

開発初期は軍用での運用目的で開発されていましたがソフトバンクが買収することで宅配事業や介護事業に参入するのではとも言われています。



なんというかあまりにも動物に動きが似てて愛着が沸いちゃいますよね



犬に吠えられて困ったりしちゃうところにも、なんか人間味があるというか…



軍用にしちゃうのはもったいない愛嬌の良さですよね



これは想定外のことが起きたときに、ちゃんと自分で考えてリカバーできるかのテストなのですがイジメてるようにしか見えなくて、なんかかわいそうになってきてしまうほどです。



つるつるに凍った滑る路面でも転ばないようなバランス感覚を持っています。



イジメてるようにしか見えませんがイジメてるわけではないのです。








もちろん想定外のアクシデントの場合は転びますが自動で起き上がることもできます。
実験とは言え、これだけイジメてると、そのうち人間に向かって反旗を翻さないか心配になってしまいますよね。




２輪＆多関節脚にした凄まじい動力性能のロボットもいます。

ロボットは、必ず人間の動きや構造の真似をしなければいけないってワケではないのです。
ここがロボットの強みでしょうね



いろいろなロボット＆制御プログラム（AI）が開発されていますので20年後には４９％の人間の仕事は、ロボットに取ってかわるのでは、なんて言われています。
職人の手の動きをそのままコピーして同じ作業を高速で繰り返すことができるロボットなんてのまで出てきました。

私が学生のとき一番最初にしたアルバイトは、大量のケーキの上にサンタを乗っける仕事でした。
たしかにロボットのほうが自分よりも早く正確に綺麗に仕事できたでしょう…


中学生の７割がロボットに仕事を奪われないかと不安を感じているとアンケート結果が出ましたが大事なのは「ロボットにどんな仕事をやらせるか」です。

人間がやれる物、やりたいと思う人がいる仕事をロボットにやらせるなら不満が出るでしょうし、ロボットがやることで全ての人間にとってプラスになる仕事もあります。

自動運転が普及することによってタクシーやトラックの運転手の仕事がなくなるんでは…なんて言われていますが本当にそうなってしまうのでしょうか？
自分で食事して美味しかったお店や、行ってみて素敵だったスポットの案内、ロングドライブの話し相手なんかは、人間でなければできないことですし、荷おろしを手伝ってもらったついでに郵便を投函してもらったり裏道を教わったりなんてことは、到底コピーできないでしょう。

かつて洗濯は手作業で行われていました。
およそ１００年前に洗濯機が登場し普及してその仕事（手作業）は、機械に奪われましたが単純にあまった時間を他のことに使えるようになっただけです。

一見、スムーズに４足歩行していると、なんかとてつもなくすごいことをしてるようにも感じますが単純に「転ばないように移動している」だけなんです。

CPUの処理速度が上がって動きがスムーズになっただけで、ただ「想定した場所に移動できる」ことと「重い物が持てる」部分くらいしか、まだ有用性が見出せていないような感じもします。



人間よりも優れているようには感じません
移動だけなら４輪のほうが速いですし、重い物持つだけならバックホーとかユニックのほうが使いやすいですもんね



人間ｖｓＡＩ（人工知能）　の将棋対戦「電王戦」も基本の指し筋は、人間も人口知能もほぼ互角らしいのですが後半になっても読みが落ちない（疲れない）部分に差が出て人口知能が勝っているそうです。
そう聞くと「疲れない」ことがロボットの強みなのかなぁとも思ったのですが　充電切れ＝疲れ　と考えると、そこまでの強みではなさそうですしね

自動運転システムも各自動車メーカーがしのぎを削って開発していますが今のところ市販段階まで漕ぎ着けているのは「人間の運転が楽になるようにアシストする」だけで完全自動ってわけには行ってません。
まだまだ解決しなきゃいけない問題も山積みですしね　「どうなる自動運転」



とは言いつつも各家庭に一台お手伝いロボットがいる世界って、なんか憧れちゃいますよね
小さい頃に夢見ていた「未来」は、すぐそこまできているのかな…