
昨日の朝、仕事先から帰宅すると、ストーブにあたりうだうだしている次男がリビングにいた。
妻は長男の野球の試合に同行し、県西に遠征中でした。
お昼頃までゆっくりしていたが「このままのんびりして一日が終わるのはもったいない。」そんな気持ちが沸いてきて次男とセブンで出かけることになった。
行き先は
「鹿島アントラーズのクラブハウス」
トタン屋根の格納庫に到着し、ドアを開けて出走準備に取り掛かった。
入り口のチェーンを外そうと歩き出すと、表通りからこちらに向かって歩いてくる人の姿が目に飛び込んだ。シルエットから、仲の良いT先輩かと思っていると・・・おやおや(笑)バーキンに乗られてる yamaさんではありませんか!
ご事情でバーキンがドッグ入り状態とのこと、復活を期待したいこところです。
さて、鹿島アントラーズクラブハウスには、子供たちがまだ物心ついたばかりの頃にみんなで出かけてからご無沙汰です。次男も行った記憶はないようです。鹿嶋は道が整備され町の様子が変わり、行けるかどうか一抹の不安もありましたが、どうにかたどり着くことができました。
チームはちょうどナビスコカップの試合に新潟遠征の真っ最中!
なのでほとんど客のいないロビー。しばらくそこに設置してあったテレビで先日の千葉戦を観戦していた。今思えば、係りの人にお願いしてナビスコカップの新潟戦にチャンネル合わせてもらえば良かった!と後悔している。
ショップに移動しようと立ち上がり息子の後を追って歩いていると、階段の上から誰かが降りてきた。ふと顔を上げると目の前を通り過ぎていった人は・・・。
あまりにも突然で、しかもまさかここにいるわけはないだろう!?と言う疑問、声も出ずに小走りに息子のところに言って肩を叩く。
「お~い! あれ
大岩選手?」
遠ざかってしまった後姿に息子も??
関係者以外立ち入りを禁ずるドアのカギを開けていた。
鼓動が早まった。
ロビーにいたのは私たちだけ、その状況下に走り寄って声を掛ける勇気さえもなかった。
やがて私たちの心の中にまた静けさが戻ってきた。
息子との会話は、
「大岩選手だよなぁ。新潟の試合に行ってないの? 累積警告? それとも怪我?」
「この前の試合、ガンバ戦は出でいたよな?」
結局、信じられないがあの人が鹿島アントラーズのDF大岩選手だとして・・・そうだ!
ショップでサイン帳とペンを買ってとにかく待つことにした。
30分ほど千葉戦を見ていた。
テレビの置いてある近くが、あの方が入っていったドアである。
施設職員(?)らしき方が何度か出入りしていた。
・・・
その後しばらくして、
ドアノブが回る音がしてその方は現れた!
ロビーに掲げられた大岩選手のお写真とまったく同じ!(笑)
瞬時に疑問は確信に変わり、私は立ち上がってお辞儀した。
大岩選手は歩き出し、私たちの落ち着かない様子に立ち止まり・・・。
「あのぅ、サインお願いできますか? それから写真撮ってもいいですか?」
大岩選手は言葉少なに「はい」と・・。息子が慌てて差し出したサイン帳に記してくださり、そしてやさしそうに息子を抱きかかえてくれたところを携帯カメラに収めることができたのです。
私は、握手をしながら「頑張ってください。」としか話せませんでしたが、やっぱり生Jリーガーのオーラと言うかパワーに触れた感動は素晴らしいです。上気した次男の赤ら顔が印象的でした!
実は、昨日3月21日は私たち夫婦の結婚記念日であったのです。どうにか夕方には家族がそれぞれ帰宅できて、疲れている長男に声を掛けて近くのレストランでパスタを食べてきました。特にお祝いをしたわけではありませんでしたが、次男と私の心の中には大きな記念ができた日です。
疲れた妻と長男は不機嫌でした。
Posted at 2007/03/22 09:32:17 | |
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