2013年08月01日
エンジンOILは定期的に交換するけど
ATオイルって交換が必要?って、お客さんに聞かれたので
ATオイルについて書きたいと思います!
オートマオイル(ATF)の寿命を色で判断するのは、難しいかもしれません。
一般的には「30,000km走行ごと」というように、距離管理をするのが得策です。
オイルは使用している間に劣化しますので、交換したほうが良いのは当たり前です。
ところが、オートマチックトランスミッション(ATミッション)の場合、
むやみに交換をしてしまわない方が良い場合もあったりするのです。
というのは、オートマチックトランスミッションオイル(ATF)はトルクコンバー ターという動力伝達部に
充填されているのと同時に、バルブボディと呼ばれるAT ミッションの動作を制御するパーツ内部をも満
たしています。
このバルブボディというのは非常にデリケートな仕事をしていて、髪の毛1本 の混入でさえ、きちんと動作しなくなる事があるような精密なパーツです。
長いことATFが交換されていないATミッションの場合
当然のことながら各部にスラッジ(ガソリンの燃えカスや劣化したオイルが混ざり合って固着した物)の堆積があります。
ATF交換をすると、この堆積したスラッジが、
新しいATFの清浄作用によって溶かされ剥がれ、押し流されます。
この押し流されたスラッジが、バルブボディ内部に引っかかったりオイルライン を詰まらせたりすることによって
ATミッションのトラブルを引き起こす可能性 があるのです。
このために、交換したことによって起こるトラブルを恐れて「交換しないほうが良 い」という情報がユーザーには誇張した形で伝達されていたりします。
ATFがどす黒く濁っているようだと、既に手遅れの感も無いではないですが…。
新油の鮮明な赤色が多少黒ずんで見える程度であれば、交換によるトラブル発生の可能性は低いはずです。
また、裏技ですが、かなり汚れがある場合でも少しずつ新油に交換するという方法があったりします。
容量6リットルのものを一度に全て新油にしないで、毎月1リットルずつ交換するのです。
気の長い作業ですがそれなりに効果はあるようです。
Posted at 2013/08/01 21:11:27 | |
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整備 | 日記