
昨日はみんカラ讃岐人の走行会へと参加したのですが、慣れない事をした為と暑かった故の疲労か、掲示板への書き込みの後にゴートゥーベッド。
朝までスヤスヤでした。
で、走行会の話なんですが、オフ会自体初参加の上にサーキット走行も初と言う、まるで戸川純の「好き好き大好き」帯コピー状態でした。故に記憶違いも多々在るかもしれませんが、その辺りはご了承をばと。
それで、昼頃にサーキットへ行ったのですが、ピットの辺りにはもう凄げな車が沢山居てはる訳で、自分はなんて場違いな所に来てしまったのだろうか。といった気分になって。
まるで片田舎の辺境から上京したばかりのお上りさん。凄ぇさ車ばいっぺぇ居るだ。
そうそう、田舎と言えばサーキットまでの道のりが予想以上の狭い山道な上に距離も長くて、道中にポツリポツリと在るザ・集落といった感じの存在によってかなり不安を煽られながらの道程でした。
初めて行く人は道を知っている人と一緒する事をオススメします。
そんで取り敢えずはピットにて、赤いヴィヴィオの親子で来られてる方の隣に停めさせて頂く事に。
この方がレン&ユウ氏でして、この後の走行でもほぼ同じようなペースで走ったり、ジャンケン大会でも自分の持ち込んだ巨大うまい棒アソートが息子さんに渡ったり、お酒を掛けた決勝ジャンケンでこれまた息子さんと勝負したりなどと、何かと縁の在る方でした。
本当に色々とお世話になりました。
そして暫く後の受付時にやらかしてしまったのが、参加料の払い忘れ。
ゼッケンと測定器を持ってピットに戻った時点で、そういえばお金払ったけ? と思いまして財布を見ると全く目減りしていないお金。
うわぁ〜、やらかしたぁ。と慌てて払いに戻りました。ジャンケン大会の景品に持ってきた巨大うまい棒持って。
申し訳ありませんでした。
で、お金を払いました後、余計な荷物(後部座席やスペアタイヤ含む)を降ろしたり、各所にテープを貼っておりますと、ボンネットの中のブレーキフルードの注入口やバッテリーの端子にもテープを貼るようアドバイスを呉れた方が居りまして、その方が今回一番にお世話になったMっち氏。
氏には慣熟走行に同乗してアドバイスを頂いた上に、2回目の走行終了時に後のハブからオイル飛び散っていたのですが、その特定やホイールの洗浄、万一の為に帰り道も途中まで一緒に着いて来てくれたりと、本当に頭の下がる思いです。
ありがとう御座いました。
ともあれミーティングの時間になりまして、そのすぐ後に慣熟走行なのだけれども、まだ着替えていなかったので慌てて準備しておると、Mっち氏が慌てなくても大丈夫と言って呉れ、更に完熟走行にて同乗して呉れる事に。
自分はサーキット利用のいろはの『い』も分からぬ人間であるから、彼の申し出は正に地獄に仏と。
本当にありがたい。
そしてコースに入るのだけれども、何やら特に順番めいた取り決めは無いらしい。
自分としては、どうぞどうぞ。や、俺が俺が。というような感じで混乱をきたすような事にならないのかしらん? と思ったのだけれども、あまりそのような心配はなさそうである。
とは言っても結局は後に、お隣のレン&ユウ氏とお互いにどうぞどうぞ合戦をしてしまった訳ではあるが。
そんでやっとこさと言うか、いよいよサーキット内を初走行なわけだけれども、内心で何となく感動故か「おぉ〜」と謎の変な鳴き声を発したりするような感じで、ペースが速くない事も在り幸いにもパニック状態にはならなかったのである。
とは言えど、本人的には平静な心算でも、やはり取留めの無い事がグルグルと頭を巡っているので、やはりそれなりに混乱しているのであろう。
それがもしかすると挙動に現れ、隣のMっち氏も内心ハラハラしていたかもしれない。
ともかく幾らかのアドバイスを頂き完熟走行を終えると、すぐにM3クラスの出走である。
今度は当然、独りである。
かなりの不安が在ったがともかくコースインの後、先行するレン&ユウ氏に金魚の糞の如く着いてゆく。
あまりペースも変わらぬようなので、何とか要領を飲み込みつつ周回を重ねていると、Mっち氏のミラバンが何度か自分を抜いて行ったのだけれど、さすが熟練者である。
コーナーが非常に速い。上手過ぎて参考にならない。

しかし自分の車はのんびりアルトさんであるから、自分の好きなペースで走行するのである。
もしかすると、先を行くレン&ユウ氏にストーカーじゃねぇかと思われている気がしなくもないけれども。
ともあれ勝手が分からぬので色々と矯めつ眇めつ走行。
それにしても、純正のシートと云うのは一応セミバケット風ではあるのだが、ちゃんとした高級シートの様にサイドまで硬いと言う訳でなく、スポンジを盛っているだけであるから、コーナーの度に外側へと身体が放り出されそうになる。
左に曲がる時はドアのアームレストっぽい場所の上で肘を突っ張り、その下に膝を突っ込めば良いのだが、問題は右である。
尻がずれつつ上半身がもっとズレてゆくものだから、殆どハンドルにしがみ付くような有様。
内心「ぬぁああ〜」と間抜けな悲鳴を漏らすのである。
上手になればもっと身体を固定出来る様になるのかも知れぬが、現状では一杯一杯。
もしも、もう少しコーナーでの速度が上がればどうにもならぬかもしれない。
後でジャンケン大会前に、Mっち氏の乗るミラバンのフルバケットに座らさせて頂いたのだが、成る程。腰や上半身の固定感が素晴らしい。
よく考えられているのだなぁ、と感心しきりであった。
そして予報では昼過ぎから雨だったのだけれども、全く降る気配はなく、ピーカンと云う程の天気ではないのだがフルフェイスとも相まって暑い。
なのでエアコンの送風のみを全開に、メットのシールドを2ノッチ程に開ければ多少の気休め程度には涼しい。
しかし日光やら外気温やら、車体に標準装備されるエンジンと云う暖房設備により、走っておると段々に暑くなって来るのがたまらぬ。
なので、偶に車と人間のクーリングを兼ねて冷房を効かせてゆっくりと走るのだがこれがまた気持ち良い。
暑い日の冷たいビールが如し。やはり良く効くエアコンは偉大である。
それでも暑さと緊張に参ってしまい、幾らかの時間を残してピットに戻り、休息しつつインタークーラー前のナンバープレートを取るのを忘れていたので取り外し。
ついでにホイールナットも増し締め。これもMっち氏のアドバイスである。
走行の熱でナットが膨張、緩む事が在るらしい。なる程。
などとゴソゴソしていると、M3クラスの走行時間も終わりレン&ユウ氏が戻って来て次はM2クラスの出走。
実際にサーキット上を走行している車をマジマジと見る事自体初めてなのだけれども、速い。
技術的な面は細かく分からぬけれど、巧いというのは分かる。
外から見てこれだけ速いのだから、主観的な視点だとどれだけ速いのだろうかとテリブル。
そしてこれより速いM1クラスとなるとどれだけ凄まじいのだろうか。
と、近くの方々と雑談をしておりますればM1クラスの時間となりましたが、ぼっけぇ速いです。音も凄いです。
ピット裏の見えない所でも豪音が一瞬で遠ざかるのが分かります。

そりゃ車自体の性能も凄いですが運転操作術も凄いです。ABSを切っているのか付いていないのか、コーナー前で一瞬だけタイヤがロックしてます。
多分、彼らも初めからあれ程までの腕前では無いのだろうけれども、並の練習では到底無理です。
特にインプレッサの方とスウィフトの方がもの至極速く、多分助手席に座ったりするれば、車内にアンモニア臭が充滿する事間違い無しだろうと思われる程。
憧れ。と言いますと自分も到達出来る思い有っての事なので、自分は唯唯、凄いなぁと白痴の如く感心するばかり。
——続く