2011年12月29日
<普天間>アセス評価書“夜襲”提出 「あまりに卑劣だ」
毎日新聞 12月29日(木)0時52分配信
夜明け前の闇に紛れて次々と運び込まれた段ボール箱。普天間移設の環境アセス評価書を“夜襲”のように沖縄県庁に置いていった政府に対し、県民は「あまりに卑劣だ」と怒りをたぎらせた。受理方針を決めた県にも怒りが飛び火し、仕事納めの県庁は終日混乱した。評価書提出の年末強行は、政府に対する沖縄の反発と不信をさらに増幅させている。
県の方針に抗議するため、移設反対の市民らが28日午後5時ごろから、知事室がある県庁6階フロアに続々と集結。1時間後には100人近くが、廊下やエレベーターホールに座り込み、「知事が出てこい」「きちんと県民に説明しろ」と迫った。
反対派市民らが午後5時半過ぎから県庁1階ロビーで開いた県への抗議集会で県の受理方針や理由が報告されると、「なんでー」「そんなのおかしい」と怒号が飛び交った。「基地の県内移設に反対する県民会議」の山城博治事務局長は「沖縄防衛局の泥棒のような卑劣なやり方を丸ごと受け入れた知事は許せない」と訴えた。
午後7時半、仲井真弘多知事が市民らの前に姿を現し、「評価書が要件を満たしていれば、きちっと対応しないといけない。環境アセスの内容はそうなっている」と説明。アセス手続きが完了する来年6月以降に、政府が埋め立て申請をしてきた場合の対応を県民がただすと、「県外移設のスタンスは変わっていない」と口調を強めた。
県に県民の怒りの矛先が向く事態となり、ある県幹部は「法的な問題がない限り、県は受理するしかない」と悔しげに語った。【福永方人、井本義親】
評価書未明搬入 20人、5分で16個 警戒の市民悔し涙
琉球新報 12月29日(木)10時20分配信
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、沖縄防衛局は28日未明、市民団体の抗議行動の隙を突くように環境影響評価書を詰めた段ボールを県庁に持ち込んだ。普天間飛行場の県内移設に反対する訴えを無視した“だまし討ち”に、県民の怒りも頂点に。「評価書は受理せざるを得ない」と説明する県へも怒りの矛先が向いた。評価書の提出を阻止するため26日から県庁に駆け付けている市民団体のメンバーは「許されない暴挙だ」「やり方が汚い」と怒りの声を上げ、早朝から夕刻まで座り込みを県庁で続けた。
28日午前4時すぎ、県庁。静寂を破るように、4台の車両が東口前の道路に横付けし、段ボール箱を抱えた男性約20人が次々と降り立った。報道陣を避けるかのように目線を下げ、夜間出入り口を足早に目指す。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の搬入。16個の箱の搬入にかけた時間はわずか5分。用意周到な準備のもとに行われたかのような素早さだった。
車列前方の1台から真部朗沖縄防衛局長が降り立った。職員の姿を見守るように自ら出入り口近くまで足を運んだが、報道陣の姿を見掛けると車両に引き返した。
箱が半分程度、運び込まれた時点で物音に気付いた市民団体の男性が駆け付けた。「何てことをしているんだ」。防衛局職員に抗議する男性の怒声が響く。職員の作業が慌ただしくなり、複数の箱が車両に戻された。職員が乗り込むと、次々に車両が現場を離れた。
出遅れた車両に乗っていた森田治男企画部長は運び切れなかった箱があることを明らかにした。最後の車両が県庁を後にしたのは約1時間半後だった。
「郵便物以外の夜間の搬送はあり得ない」という県職員の言葉もあり、メンバーの夜間待機を解いていた男性。念には念を入れて午前1時から1人で警戒していたが、「まさか、こんな暴挙に出るなんて思いも寄らなかった。県民だましもここまでするのか」と悔し涙をにじませた。
知事、抗議の市民と対話 「県外」約束に拍手も
琉球新報 12月29日(木)10時20分配信
「県民に対する裏切り行為だ」。沖縄防衛局が28日未明、県庁へ搬入した環境影響評価書を「受理せざるを得ない」との県の判断に、県内移設に反対する市民の怒りが爆発した。同日夕、庁舎内の複数の場所で座り込んでいた市民約100人が知事室のある6階に押し寄せ、説明を直接知事に求めて待機した。約1時間半にわたる膠着(こうちゃく)状態の後、仲井真弘多知事が姿を見せ、評価書受理に抗議する市民と約10分間対話した。
「事務的に処理をしていく段階に入らざるを得ない」。評価書への対応にこう答えた仲井真知事に対し、「それはおかしい」など怒号が飛び交う。それでも埋め立て申請について「基本的に県外という考えを持って対応していきたい」と知事が約束すると拍手も。市民から「県外を実現させて」など激励の声も上がった。
市民の怒りの矛先は、だまし討ちともいえる沖縄防衛局の未明の評価書搬入に向けられた。評価書が置かれた1階の守衛室前や4階の環境政策課の前には市民約200人が分かれて座り込んだ。県管財課職員が評価書を3日まで移動させない方針を示す午後7時40分ごろまで市民は座り込みを続けた。
2003年から辺野古の海で抗議活動を続ける男性(38)は「深夜4時の搬入は非常識。県も県民の立場に立っていない」と憤った。
しばらくニュースを黙って見ていましたが、はっきり言ってアホらしすぎますね。
良識ある沖縄県民にとっても、迷惑な話ですわ。
そもそも、「一般市民」とやらが、年末のクソ忙しい時期に昼間っから県庁取り囲んだり、いきなり配送業者の車を足止めして、勝手に荷物を開けた挙げ句追い返したり、威力業務妨害まがいなことするわけないだろーに。
エラそーに掲げてたのぼりに書いてある組織名を調べれば判ることですが、みーんなプロ市民。
仲井真県知事は、一括交付金約1500億円を含む沖縄振興予算約3000億円に関しては、「基地移設問題とは別」とのこと。(ちなみに、一括交付金は全国で8300億円ほどらしいです。つまり全体の18%が沖縄に)
以前にも書きましたが、そもそも巨額の振興予算を受け取る合理的な理由が未だに不明確。
まぁ、知事にすれば県内財界との繋がりもあって、計画は着々と進行中って感じかな。
何度でも質問。
プロ市民達へ
・基地移設反対なのはわかるが、県外移設を目指すとなれば、代替案を自ら示さない理由は?
・政府から沖縄の態度軟化を狙ったともされる沖縄振興予算を手放しで受け取ること自体には、何故反対しないのか?
沖縄県へ
・県外移設を目指すとのことだが、何故代替案を自ら作成し、政府の案を論破しようとしないのか?
・普天間移設に伴い、少なくとも生じるであろう防衛力の穴を如何にしてカバーするか?
・「沖縄振興予算は基地移設問題とリンクさせない」とすれば予算を受け取る根拠は?
細かい点についても腐るほど疑問点はありますがねぇ。
はっきり言って、これでは文字通り“ゆすりたかり”ですわね。
世の中では、自民党時代に既に合意に達していた普天間移設を、ハトぽっぽにひっくり返されたと写ってるようですが、どーしてもおかしい。
沖縄県は、アメリカにも沖縄にも太いパイプを持たないただの宇宙人が、ホントに県外移設を為し得ると本気で思ってたのか?
狙っていたのかはわからないけれども、
ハトぽっぽに引っかき回された可哀想な沖縄
↓
県外移設って言ったのは政府じゃないか
↓
混乱は沖縄のせいじゃない
↓
県民は怒ってるぞ
↓
お金くれ
↓
基地の混乱は、まだまだ使える
という感じにしか見えない。
ま、言っちゃいましょう。
沖縄県の上層部は、普天間移設の混乱をこれからも望んでいるのでしょう。
まずは、振興予算。
次は、軍用地料。
混乱が起きれば、ことあるごとに抗議決議を出して、県議会も仕事してるように見えるしね。
良識ある沖縄の一般庶民にとっては、本当に邪魔な奴らですわね。
↓地主さん達は、元気いっぱい
沖縄の基地用地「賃料倍増を」 地主会要求、政府は難色
2011年11月18日13時41分
沖縄県の米軍や自衛隊の基地内に土地を持つ軍用地主らでつくる「県軍用地等地主会連合会(土地連)」が、来年5月に迎える土地の賃貸契約の更新で、軍用地料を約2倍に引き上げるよう政府に要求している。年額1782億円。だが、政府内には引き上げ自体が難しいとの声がある。
土地連の浜比嘉勇会長は17日、国会内で一川保夫防衛相と会い、「要求している1782億円と、防衛省の額には格差がある」と強調した。防衛省が来年度予算の概算要求で軍用地料に計上しているのは927億円。1.1%増どまりだ。
引き上げ幅で折り合いがつかなければ契約更新は難しいと浜比嘉会長が伝えると、一川氏は「よくわかっている」と答えたという。
この4日前。土地連は沖縄県内のホテルで総決起大会を開いた。貸し切りバスを仕立てて県内各地から集まった軍用地主たちの前で、浜比嘉会長は「われわれ4万人の会員が団結すれば、必ず国は折れてくる」と述べ、「金額に合意するまでは契約同意書を国に渡さない」と決意を示した。
沖縄にある米軍基地は約232平方キロメートル。自衛隊基地は約6平方キロメートル。あわせて3割が民有地だ。沖縄の本土復帰後、政府は20年契約で土地を借り、米軍に提供したり自ら使ったりしてきた。約4万2千人の地主にとって、来年5月は、20年に一度しかない契約更新期にあたる。
土地連は「地代見直しのチャンス」と、中地宏・元日本公認会計士協会長をトップに算定委員会を設置。基地周辺は市街地化が進んでいるのに、今の賃料は「宅地」「農地」「山林」など戦前の登記が基準で妥当でないとし、(1)周辺の土地利用を反映させる(2)基地として長期に土地を使われる危険負担への補償を加える(3)基地がなければ経済発展で得られたはずの逸失利益を加える、とした。
要求額は1.96倍に膨らんだが、「基地がなければ、地元経済の発展などで本来得られたはずの正当な額だ」との主張だ。
これまで政府は、米軍基地の安定維持のために、軍用地料を上げ続けてきた。
だが今回は、防衛省関係者も「東日本大震災などがあった中で、1.1%増で折り合いをつけた。理解をお願いするしかない」と話す。
財務省は財政事情を理由に、防衛省が求める引き上げ幅にすら難色を示す。沖縄県の基準地価が下がる中、軍用地料だけを上げられるのかという意見もある。ある幹部は「(土地連の)評価算出は不透明だ。例年並みに借料を上げるのは難しい」と打ち明ける。(谷津憲郎、倉重奈苗)
■今でも高すぎる
来間(くりま)泰男・沖縄国際大名誉教授(沖縄経済論)の話 軍用地料は今でも高すぎる。基地から生じる危険は県民全体で負うのに、利益は地主だけが受ける。軍用地主はかつて生活基盤を奪われた同情すべき人たちだったが、今や地主階級化してしまった。基地のない方が経済発展するというなら、契約更新しなければ良い。基地が返されれば経済には損失だと私は思う。しかし、それでも基地は返せと言うべきなのだ。
米軍用地料の値上げ要求 沖縄地主、前原政調会長に陳情
2011年12月6日3時1分
沖縄県の米軍基地内に土地を持つ軍用地主でつくる「県軍用地等地主会連合会(土地連)」が5日、国会内で民主党の前原誠司政調会長に会い、来春の土地の賃貸契約更新で軍用地料を現在の1.96倍に値上げするよう要求した。
土地連は20年に一度の契約更新期を控え、「基地がなければ経済発展で得られたはずの利益がある」として、賃料を年額1782億円に引き上げるよう要求。だが、防衛省は来年度予算で今年度比1.1%増の927億円を要求しており、対立が続いている。
さらに、土地連が集めた地主らの契約同意書のコピーを、防衛省が交渉とは無関係の名目で入手し、その後、防衛省の担当者から「コピーでも、民法上は契約更新できる」と伝えられたことについて、土地連が抗議した。前原氏は「防衛省からよく事情を聴き、問題があれば是正しなければならない」と語った。
沖縄県も、明確な決着を見ない状態で3000億円の金を受け取ること自体、批判の的になることくらいわかるはず。
うーん。
なりふり構ってられないくらい、お金が欲しいのかな。
沖縄はご先祖様を大切にするって聞いてたがね。
働かずして、お金は欲しい。
楽して、日々を過ごしたい。
笑っちゃうね。
Posted at 2011/12/29 12:09:06 | |
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怒 | 日記
2011年12月25日
ご無沙汰でしたが、もみじはその後も元気に過ごしております。
12月の初旬に避妊手術が終わり、少しだけ会いに行ってきました♪
画像は手術前ですが、手術が終わった後も、「ナデナデして〜!!」、「遊びたい〜!!」、「つまんない〜!!」、「抱っこ〜♪♪」と大騒ぎ。
麻酔が効いてるのかと思ったら、ちっともでした(笑)
ま、寒い時期がやってきたし、大人しく甘えてて欲しいなぁ〜 (^_^)
Posted at 2011/12/25 17:37:44 | |
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ネコ | 日記