
さて、今回がいよいよ車歴紹介の最終回です。
これが僕のその後の自動車観を築いた原点となった車です。その車とは・・・
【三菱ランサーターボGSR】です。
18歳で免許を取って最初の愛車となったのが、このランサーターボ(通称ランタボ)GSRです。考えてみれば学生には大変贅沢な車だったのですが、これには少々逸話がありまして・・・。
当初うちの親は僕が免許を取ること自体反対だったのです。教習所に行く金は頑として貸してくれませんでした。しかし【真性車中毒】であり、18歳になって免許を取ることだけを夢見て生きてきた僕でしたから、そんな反対にはめげるはずもありません。一刻も早く免許の欲しい僕は友達の車で練習して、東京鮫洲の試験場で【一発免許】にチャレンジ!一発目の仮免実技試験こそ、慣れないセドリックの試験車にてこずり落っこちましたが、2回目は合格。さらに本免も一発でめでたく合格!わずか1万円ちょっとで免許が取れました♪
ワーイ!
免許取得した旨父親に報告したところ観念したらしく、「こいつは車を買うためなら勉強もせずにバイトでも何でもするヤツだ。せっかく入った大学で勉強もせずにバイトばかりされては困る」ということらしく、自分が乗っていたこの車を譲ってくれたのでした・・・。
親父アリガトウネ!
しかしそんな親の心配をよそにその後ももちろん車のためにバイト三昧・・・
この親不孝のバカモノ!その後のバイト代は車購入資金から車弄り資金へと変貌を遂げたのでした!
さてその【ランタボ】ですが、初期のインタークーラー無しのモデルでしたが、デビュー当時は国産最速の1台、もちろんFRにマニュアルミッションです。おまけにオプションのLSDまでついていて、初心者マークの僕でしたが、いろんなケースでのいろんな車の挙動というものをこの車で覚えました。ターボラグもこの車は少ないほうとはいえ確かにありましたね。当時流行り始めたインチアップも、ドアミラーへの交換もやりました。途中TOKIKO製のダンパーに交換してショックの重要性も認識できましたし、セブリングのマフラー、スポーツシート、ナルディのステアリング
等々、バイト代の全てをつぎ込みましたね。
しかしこのエンジン、名神吹田辺りを高速走行中、突然エンジンが「ガクン」と振動したかと思うと、見る見る水温があがりオーバーヒート状態に。全く噴けなくなってしまいました。京都の親戚に連絡して救助に来てもらい、京都市内の修理工場に預けて新幹線で東京に戻り、2ヶ月かけて修理してもらったのですが、取りに行ったそのわずか2週間後、全く同じ症状で都内でまた止まってしまいました・・・。
原因はタイミングベルトのコマ飛びです。どうやらこの頃の三菱車の弱点として、整備士の間では共通の[暗黙の了解]だったらしいのですが、今考えると、ひょっとしたらこれも、三菱のリコール隠しのひとつだったのかもしれません。
そんなこんなで、僕の最初の車は、【黒いボクシーな4ドアのハイパワー車(ターボ)】なのです。この後乗った14台中2(3)ドアはワンダーシビックだけ。あとは全て4/5ドアです。途中【黒いハイパワー4ドア[ジェッタ16V]】にも乗っていますしね・・・。
で、最後は結局、あれから20年以上経った今でも【黒いボクシーな4ドアのハイパワー車(ターボ)】である、現在の愛車【ゴルフGTX】に乗ってるっていう、つまらない【落ち】でございます♪
チャンチャン!
という訳で、まったくもってプライベートな話である[私の車歴紹介]、永らくのお付き合いありがとうございました。
また新たなネタを考えねば・・・
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Posted at
2006/05/17 17:49:38