「Megane」と書いて「メガーヌ」な訳ですが(爆
そのルノースポールを速攻で見てきました。
販売店の諸事情により(展示車が暫く入らないため、この試乗車を展示車兼用とするそうです)、試乗は暫く先になりますが、No.自体は既に取得しており、公道は走れます。
いやぁ~しかしながらカッコ良すぎますね❗
これで440マソなら納得の範囲です。
ついでに、他モデルも見てきました。
まずは、カングージャンポリーにインスピレーションを受けて開発されたカングーの20周年記念車 20ans(ヴァンタン)
お次は、トゥインゴ GT(EDC)
カジャーは珍しい・・・・・
既に成約済でした(^^;
ルーテシア ルノースポール シャシースポール
キャプチャー インテンスレザー
メガーヌ スポーツツアラー GT
せっかくなので、ルノージャポンには訊けない?ことを色々訊いてきました。
(販売店:は、セフィロー:セ)
セ:メガーヌRSは間違いなく450万円を越えるかと思っていただけに、440万円はちょっと意外でした。
は:近年のルノーのモデルを見ていただくとわかるかと思いますが、皆様の予想をいい意味で裏切るプライスタグを付けることが増えましたねぇ~。
セ:5ドアに転換した理由は、5ドアでも3ドア並みの高剛性を引き出せるようになったから?
は:そうです。当初はルノースポールの存続すら微妙でしたが、多くのファンに支えられ、開発が存続したそうです。
セ:MTを廃止し、EDCに転換した理由はマッチングの問題?
は:MTよりもシフトタイミングやシフトプログラミングに優れますし、高出力でも大丈夫な程EDCの耐久性が上がったこと、生産性の兼ね合いもあります。
セ:リヤバンパーサイドの突起はハミタイ対策ですか?
は:違います(笑) 整流目的です。
セ:ルノースポールには、ゴルフRの守備範囲の広さ(=八方美人さ)やシビックタイプRのような毒々しさはないけど、日産の技術というバックボーンがあり、逆にそれこそがウリや安心感のような気がしますが?
は:仰るとおりで、ルノースポールは市場において、「人と同じじゃ嫌だ!でも、安心して走らせたい」って方に是非おすすめしたい一台です!
セ:本音を言えば、日産でもこういうのを出してほしいと思うが?
は:日産にはNISMOブランドがあり、実際に海外ではセントラ(=シルフィ)NISMO、パルサーNISMOもありますよね?
「日本で出しても売れないから」という首脳陣の判断で出ないのは悲しいですし、それをルノーで、しかも日本をカバーするような形になるのは、嬉しくもあり、悲しくもある。
何とも皮肉な話です。
セ:メガーヌスポーツツアラーにGTラインを、メガーヌ全体にゼンを投入しないのは何故?
は:単刀直入に言えば、売れ筋の大半がGTなので、入れても売れないからです(笑)
それに、「スポーツツアラーにもGTラインがあればいいのに~」とか「ゼンがあればいいのに~」と仰る方は、まず買いません(笑)
バレンシア工場の日本向けの年間生産量はある程度定められていて、その生産量の枠内で売れ筋を組み立てながら、ルノージャポンが日本への輸入のタイミングを決めます。
だから、売れ残りを極力排除する必要性が生じてくるわけです。
セ:では、逆に何故ハッチバックにはGTラインを設定したのか?
は:価格戦略的に必要だからです。「300万円を切る」グレードはCセグメントのインポートカーにおいて、割安感を出すために必要不可欠なので。
セ:ルーテシアに受注生産の「アクティフ」があるのも、同じような理由か?
は:はい。ルーテシアの場合は200万円切りで「(プジョー)208に対抗する」という使命がありますから。
セ:とはいえ、ルーテシアに関しては、多種多様にグレードがありますよね?
は:クリオ(=ルーテシア)は世界戦略車としての使命を託された車種です。とりわけ、ルノーとしても「クリオは良い車です」というアピールをしたいと考え、日本市場においてはカングーに次ぐ基幹車種に育てたい一心でバリエーションの拡大が許されています。
セ:そのカングー、日本では様々な特別仕様が展開されていますが、やはりフランス本国も日本市場は特別だと感じている?
は:クルールなどに代表される特別仕様の大半は日本向けのオリジナルで、全てルノーテック(ルノーの特装車部門)にて手作業でカラーリングが施されます。フランス本国でも、日本独自のイベント「カングージャンポリー」に象徴されるように日本における人気の高さには目を見張っています。
現に、EDCは日本市場での人気の高さを受けて開発されたものですし(笑)
セ:dCi(ディーゼル)やZ.E.(電気自動車)が中々日本に入ってこないのは何故?
は:前者はルノージャポンも各モデルで度々検討を重ねてますが、販売台数がもう少し上向きにならない限り、難しいです。
プジョーでさえ、年間1万台レベル売れてようやく日本市場へのブルーHDiの投入が決まった位ですから。
後者はインフラの問題、同じグループである日産や三菱が開拓したEV市場をかき回すことになりかねないという考え、あとは日本政府との軋轢もあります。
とはいえ、フランスでは2040年までにレシプロ車を廃止することを公表済みですし、ゆくゆくはルノー製のEV(=Z.E.)を日本市場でも売ることにはなるかと。
セ:韓国ではルノーサムスンがライセンス契約の切れる2年後にルノーに転換するかも、と囁かれていますが、その影響は日本にもありそうですか?
は:ルノーサムスンのことはよくはわかりませんが、韓国市場がルノーブランドに転換したとしても、よしんば製造コストが下がってコレオス(QM6)やタリスマン(SM6)が入るようなことにはならないと思います。
日本ではルノーのセダンは売れませんし、コレオスにしても、韓国製造であったことが足を引っ張った要因のひとつであることは先代の販売の少なさを物語っています(笑)
セ:売れるといいですね!いや、間違いなく売れるかと
は:では、ご検討の程、宜しくお願い致します(笑)
Um~、ブレンさん並にかなり興味深い話が聞けました(笑