去る7月5日(金)から7日(日)にかけてニセコ町及び蘭越町を中心に開催された全日本ラリー選手権第6戦『ARKラリーカムイ2019』の観戦に出かけてきました。
去年はレグ1の林道観戦の集合時刻が早かったこともあって金曜日からの前泊にしましたがどちらにしても結局は早起きには違いないので(^^;)今年は土曜の早朝に出発することにしました。
おさらいになりますが今年のラリーカムイのギャラリーステージ等はどうなっていたかと言いますと、去年レグ1に設定されていた「ストリーム」「マグノリア」の2か所のギャラリーポイントは廃止。新たに設定された「ニューサンライズ」1か所のみでの観戦に変更となりました。去年同様クラウドファンディングにてプレミアパスを所持している方はもう一か所「スカンク」が入場できますが土曜日のLEG1は基本的に一か所のみの観戦となります。
日曜日のLEG2は去年と同じ「オーキッド」がギャラリーポイントとなります。ただし入場制限があり観戦できる人数は限られていたので見ることが出来なかった方も多かったかもしれません。(チケットは予約分で完売。当日券は無し)
ソーラー発電の設置等もあって廃止になったという話も聞きましたし、どのラリーでもギャラリーポイントの設定は大変な労力を要する事はわかっているのですが全日本戦が1か所のみの観戦というのは正直ちょっぴり寂しいものがあります。
4時起きの出発は5時30分。やはり眠い…
道中は天気も問題なく8時半を過ぎたころにHQのあるニセコに到着。
サービスも設営されていて気分も高まります。
今回は去年に引き続き応援の意味も含めてクラウドファンディングにてパスを購入したのでHQにクレデンシャルパスを受け取りに行きます。が…そのパスが行方不明になっていて受け取れなかったり(泣)返礼品のグッズが欠品していたりとかなりバタバタです(^^;)。受付で聞くとギャラリー対応をほとんど1人で行っているそうで逆に気の毒になってきました。
じつはこのバタバタ、予感は出来ないこともありませんでした。パスうんぬんは大した問題ではないのですが駐車場周辺までの地図が大会当日まで公開されておらず(聞くところによると当日の午前4時ころ上がったらしい…笑)これには参りました(^^;)今回は初めてのギャラリーポイントなうえ駐車場まで現地集合。そして毎年、恐ろしいほど幟等の目印が少ないという大会です(^^;)
「最悪マップなしもあるな(怖)」と思っていたので大まかには集合地点と道順を調べておきましたが迷うことも考慮すると出発する時間も予定もなかなか目途がたちません(汗)やはり前泊するべきだったか…どちらにしても観戦情報全体が上がるのがのんびりなので宿をとったり日程を決めるのも難しいのですが(^^;)
朝起きてマップが上がっていたので事なきを得ましたが、こんな生活を好きで何年も続けている(笑)私でもこんな感じですから、初めて観戦された方は戸惑った方や苦労された方も多かったのではないでしょうか。そちらの方が心配になってしまいましたね。
サービスパークで日頃の行いが良いのか(ウソ)美瑛番外地さんと幸運にも合流できました‼美瑛番外地さんとニューサンライズに向かいます。「ありがたや~」
所要時間はHQより約18分でした。予想通り途中目印はほとんどありません(^^;)…林道を分け入って不安になるころ到着します(笑)
ニューサンライズは事前に得ていた情報通り100台ほどは駐車可能な広大な駐車場です。
地主さんが草刈りをしてくださったそうでラリーではなかなか見られない見事な駐車スペースです。まったくありがたいことです。
また競技区間を横切らずともギャラリーポイントにアクセスできるのでファミリーでも安心して観戦できると思います。
ここで何時もの面々と合流‼仲間と観るラリーはやっぱり最高ですね(^-^)
ポイント自体は広さがある訳ではありませんがこの日の入場者数ならば問題なく観戦できます。ただ写真を撮る方には立ち木等も多いため構図等を気にされる場合は早めに入場された方がよいかもしれません。
SS1 NEW SUN-RISE 1 3.68Km
このポイントでは下りからの深いターンがみられます。
とにかく日差しを遮る木陰があるのが助かりましたね。これで日陰がないと何時間も山の中に缶詰めなので結構、消耗しますからね。非常に快適です。
ゲジゲジも無しです(*^^)v
SS1なので全車見られるのも素晴らしい!(笑)
SS1が終了したのでみんなでカルガモになって蘭越町のラリーパークに向かいます。
あれ?車列が動かないなと思っていると駐車場からの接続道路への移動中のダート路でトラブル発生。ギャラリーの車が一台落ちて引き上げるというアクシデントが発生していました。これもラリーっぽいですね(笑)
蘭越のラリーパークは去年に引き続いての設置でしたが物販等のブースも減っていて少し寂しかったかな。今年はアニメーションとのタイアップも無かったですし日程の重なった自転車競技の影響もあってパーク自体が土曜日のみの設置だったことも影響しているかもしれません。人出も心なしか少なかったようにも感じました。
目の前を出発していくラリーカーをクルーと触れ合いながら応援できるラリーパークは今年も雰囲気が良かったですね。「林道はちょっと…」という人もこれならば気軽にラリーの魅力を感じられると思います。
鎌田選手もギャラリーへのサービスに余念がありません(笑)
ヘイキのR3がこれまたいい音してました‼これでまた異様に盛り上がるラリーな人々(笑)
そのなかでも、
この日一番の盛り上がり(笑)を見せていたのが(ある一角で)この52号車。
そうです我らがtomo-inpさんがコドラを担当しているアクアです。この52号車を応援するのが今回のラリーカムイ観戦の一つの大きな目的です(^-^)身内から全日本クルーが誕生するとは…しみじみ(笑)
全車を見送ったのちパークで食事を済ませて午後のSS6「スカンク」へと向かいます。今回も美瑛番外地さんとご一緒できたので移動は安心でしたが、ここの経路では幟や旗等の目印が全く無く(^^;)もしグーグルマップが使用できない環境の方は辿り着くのは難しいのでは?と感じました。
蘭越ラリーパークから集合地点までは約20分ほどです。(HQからラリーパークまでは20分ほどですのでスカンクとHQの間は約40分ほどの距離となります)ちなみにオフィシャルはかなり集合時間が過ぎていても柔軟に対応していました。
ギャラリーポイントは小ぶりですが広さとしては十分な規模で30名前後のギャラリーが余裕をもって観戦できました。ただここも写真は撮りずらいレイアウトです。
SS6 SCHUNK 2 14.05Km
ラリーカーが左手から右コーナーへ侵入してイン側の側溝をかすめる様にコーナーをクリアしていく様子が観戦できます。
新井大輝選手の5号車。
ラリーパークでリザルト速報を確認すると新井大輝選手の5号車が午前のループでステージベストを3本並べてなんと20秒ほどもマージンを築いています!これには周囲でも大きなざわめきが…キロ換算で1秒ほども後続に差をつけていることになります。スタート順が5番手で先行する車よりかなり有利だろうとは思っていましたがまさかこれほどとは!衝撃の走りです。
見ていて派手さはないものの恐ろしくスムーズな走りです。得てしてこういう走りの方がタイムが良いというラリーあるある(^-^)大輝選手の走りを以前見たのはもうかなり昔の事ですが豪快な走りのイメージが個人的にはあったのでちょっとした驚きです。
メディアでコースに入っている雪風さんにも5号車の連続写真を見せて頂きましたが他車と比べてもスムーズなライン取りにみえます。これが欧州帰りという事なのでしょうかね。素人の目なのであてにはなりませんが(笑)
ヘイキコバライネン選手の20号車。切れ味のある走りです!
浮き砂利もかなりあります。これは朝のループでお父様は苦労しただろうなぁ。
新井敏弘選手の1号車
52号車も無事にギャラリーコーナーを通過!
帰りも結構大変(^^;)林道に縦列駐車のため1台ずつ300メートル程をひたすらバックです(笑)
ラリーカーを追ってサービスパークへ戻ります。
サービスパークでリザルトを確認するとトップ新井大輝選手の5号車と2位鎌田選手の4号車とのタイム差は22秒ほどに拡大しています。午後のループは路面がクリーンになっているので多少はタイム差が縮まると予想したのですが完全に大輝選手がラリーをコントロールしています。
さらに驚いたのが1号車の新井敏弘選手との差が40秒以上も離れています。何かあったのかな?(あとでサービスパークに張り付いていたTさんに戻ってきた1号車のタイヤがぼろぼろで酷いことになっていた事やその他もろもろの情報(笑)を教えて頂きました)
しかし明日は出走順も代わるうえロングステージの「オーキッド」も残っているので勝負はまだまだ目が離せません。
52号車もLEG1を生き残り無事に帰還(^-^)コドラの方も表情が硬いというか蒼白?(^^;)になっていますが明日も頑張ってね!
そろそろラリーカーもパルクフェルメへ移動を始めたのでホテルへ撤退することにします。
この夜は星がきれいに見えました(^-^)これは明日も晴れるでしょう。
DAY2編へつづく