2024年03月26日
とある懺悔室にて。
「失礼いたします。私は先日のブログでお分かりの通り、全シリーズ&映画は履修済み、小説とコミックも大体目を通している、ガノタであることを隠していたメタラーです。好きな機体はRX-78、νガンダム、ダブルオー・クアンタ、、、いや、その懺悔はまた別の機会にするとして・・・
改めまして、え~、私は罪を犯しました。
今からその罪を告白いたしますので、どうぞお聞き入れください。
―しばし沈黙―
わ、、私、は、、、うぅ、ぅ、ぐ、、、わだじ、、私、は、大切な人を裏切ってしまったのです(膝落ち&滂沱涙)
その大切な人とは、妻のことです。
私は、最近、妻と約束したことがいくつかあります。
F80M3から次期愛車へ買い替える時、①カーライフの有終の美はZで飾ること、②ローンを組まないこと、そして、③イジらないことの3つです。
最初の約束である、カーライフの大団円をZで迎えることについて、将来的かつ未実現の約束ながら、必ず守るとここでも誓います。次に、二つ目の約束は、イナゴの大群に襲われた穀物畑のごとく荒野と化したお財布や残高に血涙しつつも完遂いたしました。
問題は、最後のものでして、、、確かにイジらない約束はしました。
ですが、イジるなと言われると余計イジりたくなるのは悲しい男の性。どことは言いませんが、イジってしまったばっかりに生まれた数々の歴史的事件が示唆する通り、どうしてもイジりたくてしょうがなくなった私は、約束とのジレンマにはまり込み、悶々としていたある日、
突如閃いてしまったのです。
それは
納車後の約束であって、納車前には適用されないことを。
そして、ギロチン台に散った、かの悲劇の王女のかの言葉が聞こえてきた気がしたのでした、
「イジるのがダメだったら、イジってあったことにしたらいいじゃない♪」
※史実ではそのようなことは言ってないそうです。
そうだ、オプションだったということにしておこう!!
私は、狂喜乱舞し、そしてその抜け道にまんまと入り込んでいったのでした。
影に飲み込まれ、闇底へと指数関数的に落ちしていく自分。
あああああ、、なんと罪深く、思い出すだに悍ましいことを(震え声)
まず、アルミホイールは、インチアップされた社外の鍛造品へと交換済み。
いい感じです♪
次に、SUVかと思うほど高い車高は、ダウンサスが入り25㎜ほどローダウン。
大変いい感じです♪♪
調子に乗る私の耳元で、最後の最後に、悪魔は囁いたのです。
「尻管重いし、もうちょっと良い音でもいいんじゃね?」
そして、そして、、、こんなことが、、、
超軽量フルチタンマフラー(ワンオフ)orz
(※前回のブログのいいものが、このために取り外された純正マフラーです。)
コントロールパネルでのフラップ機能が使えなくなる分、リモコンでバルブ切り替えをするタイプ。
熱が入った時の、チタンらしい乾いたハイトーンは素晴らしいのですが、純正でもやかましいコールドスタートは、住宅地では憚られる反社会的なサウンドに(涙)
音を聞いた途端、我に返った私は、事の重大さを瞬時に理解したのでした。
これをオプションと言い張るのは、さすがに無理があると。
ガレージに入れたら最後、妻にド叱られるどころか、追加の経済制裁に門限の短縮、嗜好品の禁止、さらには、私のレーゾンデートルともいうべき、妻とイチャコラ見せられませんするのもNGにされてしまう(血涙)
こうして、迷える子羊となった私は、ここにやって来た次第です
どうか、どうか、、、、私の罪をお許しいただけませんでしょうか( ˇ人ˇ)†・*:
ああ、分かっていたとはいえ、何と無慈悲な(悲嘆)
原稿用紙10枚の反省文みっちりと書いて、ジャンピング五体投地からの三跪九叩頭の練習しておかないと。。。
※こちらは模範的な三跪九叩頭の例
Posted at 2024/03/26 10:22:21 | |
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My Life | 日記
2024年03月08日
丁度1年前のこの時期、息子のマニアックかつ偏執的な内燃機関フェティシズムによって、息子の初めての愛車となった日産Noteの Digs。
ハンドルを握らない日がないぐらい、毎日毎晩、彼女を迎えに行ったり、仲間同士で走りに行くなどして溺愛している様子は、かつて、最初の愛車Z31と過ごして来た20代の頃の自分を見るようで、これも赤ん坊のころからZ32に乗せるなどした英才教育とDNAの賜物ではないかと、自分を褒めたくなったこの1年。
誠に残念ながら、メタル因子と陰キャゲノムは遺伝することなく、Noteの車中では流行りのJ-POPが流れ、助手席の彼女は、いわゆる坂系の量産型JDかつ、中年メタラーの顔認識能力が追い付かないせいで、メンバーチェンジが起きていたことを知らずに、うちに遊びに来た時、玄関でばったり遭遇した折に、「この前は、お土産ありがとうね。美味しかったよ。」と声を掛けた途端、怪訝な顔をされ、その後、息子に烈火のごとくド叱られるなど、うっかり地雷を踏まされる事故や大惨事も。
そんな息子が、私が次期愛車選びしているのを知って、ちょいちょい参戦してくるのはいいのですが、とにかくマニアック過ぎるチョイス(ランチャテーマ8.32、ルノースポールV6など)と止まらない薀蓄に、一旦、戦力外通告を出そうかと思っていたところ、
「実は、オレも欲しい車がある。」と言い出したではありませんか。
「お、何?」と、どんだけマニアックな車かとつい身構えつつ、反射的に聞いてみると、
「う~ん、、、と、、、、、、、、、、、え~、、」と何故か言い淀む息子。
勿体ぶっているのか、それとも私の知らない超絶アングラグレードなのか、その表情から読み切れず、息子の次の言葉を待っていると、
「ハ、、、」
「ん??ハ?」ハから始まる車種といえば、ハイエースやら無数にあるが、その中で息子のフェティシズムをくすぐる車とは一体。。。
「チ、、、」
なんだって!!「ハ」「チ」とくれば、80M3も候補じゃないか!!
まさか、F80M3を譲り受ける気でいるのか、お、、お前というやつは、、、、と、花粉症でユルユルになった涙腺決壊のカウントダウンが始まり、
『お前が息子でいることをこれほど誇らしく思ったことはないぞぉぉぉぉぉ』と感極まって抱擁しようとしたとき、
「・・・ロク。」
「はい?」
「だから、ハチ、、、ロク。父ちゃん、なんか近くね?」
「ああ、そっちなのね。」と素に戻り、AE86ではないことを確認しつつ、ソファに腰かけたところで、その理由を聞いてみると、
まずは、友達が乗っていて、スポーツカー然としたビジュアル、軽快な走り、扱いきれるパワーに感心し、MF GHOSTで決定的に欲しくなったとのこと。
予算的に、2Lの先代モデルで色は黒のノーマル、BRZでも良く、既に、いくつか探し始めているみたいで、一緒に見に行って欲しいとの嬉しい申し出も。
「でもさ、86だったとは、お前にしては、普通というか、もっと尖ったのかと思ったけど、なんか色々ホッとしたわ。」
「いやいや、父ちゃん、あの2LNAのボクサーエンジン、FA20はね、トヨタが絶対に出したくなかった直噴・ポート噴射併用技術『D-4S』を社内外からの猛反対の末に、富士重工が譲り受け、エンジニアたちの意地とプライドの結晶ともいうべき心臓部で、、、、、」
と始まってしまいましたので、
『ああ、やっぱり息子だった。』と止まらない薀蓄に安堵しつつ、86と聞いて心躍らないわけがなく、『若いうちにしか乗れない車は、その時に乗っておけ。』とうちの親父の教えをそのまま伝えようと思ったこの日。
てな感じで、我が家のラインナップ、BigTimeChangeが起きております。
Posted at 2024/03/08 11:35:00 | |
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My Life | 日記
2024年02月27日
裏金問題で、3000万円以下の所得は納税免除との公の見解が出され、財務相の「納税は個人の自由」との発言があるなど、まるで、食事時に民家の竈から煙が出ていないのを見て免税を断行した仁徳天皇の善政の再来かと喜び、申告業務を1天文単位先までぶん投げようかと思ったここ最近。
しかしながら、爪に火を点すようにして上納してきた私のような社会的弱者にはとことん強い国家体質故に、一応、申告はしておかないとと、ルサンチマンとともに深淵へと闇落ちしながら絶賛仕分け作業中のやさぐれメタラーことFlyingVでございます。
よって、現在、正常な判断力や思考力が著しく欠如しております故、バロウズかはたまたシュールレアリズムのごとく、一部、文意が破綻した個所がありましたら何卒ご容赦ください。
さて、少し前のことですが、実は、バレンタインの日、意を決し、嫁にプレゼンテーションを決行いたしました。
先月、G80の実車を見に行き、高校生たちにモニタリングをしてもらい、そして嫁にお伺いを立てたところ、
「今のパパ、今までのM3を買った時と違って、全然、ウザくも暑苦しくもない。車好きというよりも新しもの好きみたい。」と一蹴され、本心を見透かされてしまったあの日あの時あの場所。
しかし、この日の私は一味違ったのです。
入念に作成したプレゼン資料に加え、連日、嫁への感謝と呪文のごとく繰り返し次車候補達への思いを病的に語るなど、仕込みは万全。
これで『熱意がない。』などとの反駁は一切受け付けないとの確信を得て、いざ、プレゼンを開始。
気分はまさに、新型iPhoneを誇らしげに発表するスティーブ・ジョブス。
そのターゲットは、食卓に座り、耽美的とも挑戦的ともとれるアルカイック・スマイルを浮かべる嫁。
しかし、幼少期より、その適当な言動から、人を説得し、信頼を勝ち取ることにかけては、極めて定評のない私にとって、鷹揚に構えてアイアコスのごとく真贋見極めようとする嫁と対峙した途端、気持ちの余裕は消え失せ、たちまち口腔が乾き、発するはずだった言葉が浮かんだ端から散逸していく。。。
「ん?どうしたん?」待ちかねた嫁に促され、
手の震えを抑えつつ資料を手渡し、
「では、よろしくお願いします。」とコンパスのような一礼をしたところで、
「やだもう、そんなにかしこまって。ライブや仕事でも緊張しないくせに、変な顔しないでよ。」とたまらず相好を崩した嫁につられ、
「うん、じゃあ、聞いてね。」
緊張がややほぐれた私のプレゼンが、こうしてスタートしたのでした。
資料は都合10ページ、適宜、嫁からの質問に答えつつ、30分ほどで終了。
途中、退屈してしまうのではないかと心配していたのですが、嫁は熱心に聞いてくれていた様子。
「うん、良く分かった。」
「分かってくれたの?じゃあ、さ、、、」
「えーと、その前に、ちょっと確認させて。」
「何?」
「次の車、イジるの?」と鋭い目線を向ける嫁。
もちろんだ。
だが、ここで答えを間違えたら水泡と化してしまうため、慎重に言葉を選ばなければならない。
「・・・基本しない。でも車が良くなること、モディファイならするかも。」
「ふ~ん。前の黒いM3の時もそう言って、いっぱいイジってたよね。」
そう言う、嫁の語気に静かな迫力がこもっている。
「いや、、、えーと、少しは、、、」
「は?少しは?」
「ですよね~、、、少しも、、、、しません、はい。」
「声が小さいけど、本当?」
「本当です。」
やはりその慧眼は何もかも見透かしていたのだった(涙)
「あとは・・・」といくつか今までの不義理を問われ、二度としないと言質を取られた後に、
「約束事にもあったけど、最後はZに乗るんだよね?」と最も大切であろう確認事項に。
「乗る。」
「絶対?」
「うん、絶対。」
「Zでたくさん連れて行ってくれるんなら、それで良し。」と、ようやく黒目がちな瞳を細めたのでした。
結論として、一緒に選びたいとのことで、現在、WEBを見ながらあれこれと物色しているところでして、すると、近所に気になる1台が。
果たして、どうなることか。
嫁のファイナルジャッジメント、お伺い中です。
※画像は、プレゼンをする前に思い浮かべていたイメージです泣
Posted at 2024/02/28 16:20:20 | |
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My Life | 日記