9月で閉園となる多摩テックへ行ってきました。
乗り物をテーマにした遊園地です。
なんでも48年間も営業していたとか。
9月の営業終了まで遊園地の歴史を振り返る展示等があります。
時代を感じます。
これは「でんでんむし」という乗り物で、
昭和53年に登場した初代モデルが復刻しています。
この白いやつは大人気らしく、
列待ちするのは止めてね!
という張り紙までしてありました。
残念ながら白には乗れませんでしたが、意外とスピードも出て楽しかったですよ。
子ども向けのイベントもやっていました。
散水車じゃないですが、水をバーバーかけまくる謎のイベントだったんですが、
さすがに大きなお友達は参加していませんでしたね。
コイツか(笑)。
このカートはリヤが滑りまくる「ドリフトキッズレーサー」。
いっちょまえにグリッドスタートして、6台くらいでレースします。
普通に曲がるだけでもケツがでていたので、どういう仕組みかと見ていたら、
ようするにスーパーとかにある「カート」みたいなもんですね。
コーナリング中はアウト側の前の軸が浮くことで
意図的に滑るようになっているようです。
浮いた車輪が地面に設置するとグリップするようになっていて、安全に走れます。
なかなかよくできているのにびびった(笑)。
サスにハァハァ(笑)。
よく見るとメカメカしい乗り物ばっかりで、そんなところを見ているのも楽しいです。
良い意味でも、悪い意味でも昭和な感じでした。
日本の高度成長からバブルまでを体現しているかのような。
48年間でそれなりに園内を改修してはいるのでしょうが、
老朽化にともなっての閉園という印象も受けました。
乗り物に触れる機会が少ないから、興味を持つ人も少なくなっていく。
「車=移動手段」という考えがさらに進むにつれ、今後もさらに車は売れなくなるでしょう。
工業製品は、性能や道具としての完成度も大事ですが、
そこに遊び心がなくてはならないと思います。
ホイジンガ曰く。
「人は遊ぶ存在である」
経営云々は、また別のお話でしょう。
そういう意味で、今後、第二の多摩テックが誕生するといいなぁ、と思います。
Posted at 2009/08/09 12:44:03 | |
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