
世界遺産への登録は想像以上に反響が大きかったようで。
河口湖方面は空前のフィーバーっぷりだった。
地元にいたときには毎日見えたのでありがたみを感じなかったが、
ここまでみんなが富士山好きだとは思わなかった。

この六角堂は、普段は湖面に浮かんでいる。
しかし、今年は河口湖の水位が低下しているため歩いて来ることができる珍しい年だ。

水位が低下しているのは、なにかの前兆か。
一部では富士山の噴火や地震と関係するのではないかと噂されている。
そう、日本もムー大陸と同じ運命をたどる可能性があるんだよ!!
な、なんだってーー!!

河口湖などは、かつてのレジャーブーム時には民宿やホテルなどが活況だったが、
その後近年までずっと不況にあえいでいた。

だから、富士山の世界遺産登録というニュースは、個人的な感想としてはロビー活動の結果。
なかばゴリ押し、観光目的でしかないと感じている。
水を差すようだが。

なにがって、「今でしょ!」 とばかりに企画されたであろうバスツアーの嵐に驚愕した。
バスが多すぎる。

確かに、このあたりの自然は美しく、
ツーリングで何度も同じ場所に行ったりしているくらいドライブにも最適な場所だから、自分の車で自分の運転で来ないと半分は損していると思う。

しかしまぁ。
山を畏れ、信仰するという世界遺産の登録時の大義名分は、いまどのくらいこの場所に残っているのだろう。

所詮は観光でいいじゃないか、といえばそれまでだし、
これが地方にとって重要なことであることも理解できる。
でも、世界遺産に登録されようがされまいが、この山と自然は、何千年も昔からここにある。
富士山が噴火し、溶岩が押し寄せようと、木々はまた芽吹き、森をつくってきた。
そして、人はその自然の偉大な潮流を畏れ、敬ってきた。
観て、食って、お土産買って終了だったら、なにが世界遺産だよって思うねw
Posted at 2013/07/08 23:14:08 | |
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ノリと楽しさ | 日記