
東京モーターショーに行ってきた。
予想していたよりも人が多く、やはり幕張よりアクセスが良いということが集客には効いているね。
ただ、人と展示に対して、明らかに会場が狭すぎると思う。

ポルシェ ブースでは、"マカン" がジャパン・プレミア。
小型といいつつ、日本の道路事情を考えると古い駐車場などでは持て余しそうなサイズだった。
個人的には SUV には興味が無いが、それなりに売れる印象は受けた。

フォルクスワーゲン ブースの ポロ WRC。

今回もモーターショーでは、各ブースで定期的にショーを行っていて、ただクルマを展示して終わり、という感じではなかった。

個人的に気になったのが ゴルフ R。
2000cc のエンジンをターボで武装して 300ps。それを 4WD で路面に伝える。
日本導入は来年春らしいので、DM 送ってくる近所の VW に冷やかしに行くことにしようw

ジャガー F-TYPE クーペは、美しいスタイルを持つクーペだった。
ジャガーというとあまりこういうイメージがなかったのだが、これはいいね。

アウディ ブースは、とりあえずアイアンマンの愛車を愛でる。

ボルボもだいぶイメージが変わってきた。
最近はどのメーカーも新しいイメージを創ろうとしているのだなと思った。

「マフラーはモリワキ製。カワサキくささがプンプンしますぜ!」と、某両津は言っていたが、これは二輪ではなく、実は三輪である。

ノッてるマツダはスカイアクティブばかりだったが、活気はあった。

70 年代を彷彿とさせるこれは、Nissan の Ossan が喜びそうなデザインである。
でも、個性的でいいと思う。こういうのが本当に市販化されてきたら、日本のスポーツカー市場はまた盛りあがってくるのではないかと思う。

まぁ、最近の若者には逆に新しいかもしれんね。
こういうのは FR で電子制御なしで出してほしいね。

ダイハツブースはだいぶトバしていて、バク転しまくりでどこのジャニーズかと思ったw

ボディパネルを着せ替えできる Kopen。

外の駐車場に停めておいたら、イタズラされてこの状態になってそうで怖いわ。
あと、この状態で走行したらポリスに停められるのかなw

まぁ、女性でも簡単に脱着できますよっていうデモンストレーションであった。

トヨタブースは、一番混んでいた。

スポーツカー好きじゃない車好きの層にはこういうのはウケるみたいね。

86 のオープンだが、人が多すぎに加え、下の台車が動きまくってバックの画面と映像がリンクしたりする仕掛けだった。でも、動きすぎてろくに写真が撮れないし、近くで車を見ることができない。
クリエイター (笑) はカッケーと思った演出なのだろうが……
車を見に来ているのだから、普通に 5 台くらい展示してくれればいいよ。

BMW i8。
電気ってどうなのよって感じだが……。

レクサスはトヨタとは別のブースになっていたのだが、人が多すぎなトヨタのブースと違いガラガラだったのが気になった。

なんでも Pink にすりゃいいってもんじゃない (笑)。

蒸着したベンツw

Ken Okuyama デザインのトラクター。
「何人たりとも俺の前は走らせねぇ!」が口癖の某主人公も、このマシンだったら田んぼに突っ込まなかっただろうねw

せめてフロントウィンドウがほしい。

こういうシンプルなスポーツカーも続いていってほしいところ。

以前、青山に展示してあった NSX コンセプト のモックと比べると、雰囲気が違っているように見えた。そして、LFA や GT-R よりよほどスーパーカーっぽいデザインだと感じた。
けっこういいね。

それでも、ホンダ ブースで一番人が殺到していたのはこっちの S660 の方だった。
ダイハツの着せ替えできるやつよりアツそうな感じで良かった。
今回のモーターショーだが、入場時の印象通り、入場者数は前回を上回ったそうだ。
その面だけを見て、とりあえず成功だと見る動きが多いようだ。
その一方で個人的に感じたのは、国産車メーカーは大丈夫だろうかという杞憂だ。
日本車も一見すると華やかに見えたが、口を開けばエコエコ言っていて、欧州車と比較するともう根本的に違っている気がする。
国産車は、故障は確かにないだろうし、燃費もいいだろう。
環境に配慮することは当然、大切だ。
でも、それが自動車の魅力を伝えているのだろうか?
モーターショーは技術 (燃費) の品評会ではなく、自動車の楽しさを伝える場になっていってほしいな、と思う。国産車メーカーで今、唯一その部分を会社として発信しているのは個人的にはマツダだけかな、と思う。トヨタも 86 で頑張っているのはわかるが……。
奇しくも、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは 「ゴルフ」 だったことが、
それを如実に示しているのかもしれない。
本音では、国産メーカーに、もっとがんばってほしいんだけどね。
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The 43rd Tokyo Motor Show 2013