
オートモビルカウンシルへ行ってきました。
このイベントでは「ヘリテージカー」と呼称していますが、古い車にも文化的な価値を見出し、それだけではなく、最新の車も展示し、車の魅力を発信していこうというコンセプトのようです。

イベントの規模としてはかなり小さく、コンパニオンなし、という硬派なイベントであるため、車が好きな人はじっくりと一台一台を見ることができる「健全な」イベントでしたw

今後もぜひハードボイルドな路線を貫いていってほしいところです。

このイベントはレストアされたヴィンテージ・カーも展示即売されていましたが、わりと普通に 2,000 万とか書いてあるんですよ。

確かにレストアの苦労はわかるし、歴史的な価値、ということもあるでしょうが、それは「自動車の文化です」というわけではないですよね?

そういう部分は一般人には理解できないし、そういう部分を全面に押し出しているわけではないですが、全く知らないとやや引く感じではないでしょうかw

そういう意味では、トヨタのカローラ生誕 50 年は、会場で見た時は「なんだこれ」って思いましたがw
古いカローラの前で、老夫婦が懐かしそうに談笑しているのを見て、こういうのはすごく良いな、と。
さすがは「お客」の方を向いているなぁと改めて考えると思ったのですよ。

そういう意味では、日産はやはり某刑事ドラマに出てきた名車を持って来るべきでしたね。

感動って、共感だと思うのですよ。

昔乗っていた車は、きっとその人の人生にとってはどれも名車なはずです。
それが一般的にはなんでもない量産車だったとしても。

そんなありふれたように思う誰かの「名車」が、歴史を作っているじゃないですかね。
某スバルの CM じゃないですが、車は一番小さなコミュニティーである「家族」と乗る時間が一番長いことが多いじゃないですか。
そのそれぞれのシーンを彩るんですよ。車って。
私はそういうところが車の魅力の一つだと思っています。

とりあえず来年も開催決定しているようで、今後が楽しみなイベントであります。
くれぐれもオートサロン路線へは進まないで欲しいですw
Posted at 2016/08/08 23:15:20 | |
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