こんばんは。
今年もまたこの季節がやってきました。
私の住む地域ではなぜだか毎年恒例で
画像の”いかなごの釘煮”と言う食べ物を
身内や近所におすそ分けし合う習慣があります。
各家庭によって微妙に味付けが違いますので
(画像のは相方のお母さん作)
品評し合うのですかね。
多分、週末にはうちのおかんも持ってきそうです・・・
でも、これがあればご飯がすすむ君です(笑
ついでに釘煮について検索してみました。
以下抜粋
くぎ煮とは…
いかなごという小魚を浜揚げしてすぐに炊き上げる明石の特産品です。特産品と言うより生活に密着した必需品とも言えます。私たちが子供の頃からずっと3月になると どの街角でも しょうがと醤油の香りが立ち上ってきて この香りがないと 春が来た気がしません。中高生の時は、4月になってお弁当を持っていくと ほとんどの友人のお弁当の白いごはんの上にくぎ煮がのっていたものでした。「釘煮」といっても、黒豆を炊くときのように、別に釘を入れて炊くからではなく、煮あがったいかなごが、釘が折れ曲がったような形をしている為にそう言われるそうです。
いかなごとは…
明石の春を告げる魚です。夏の間は砂の中に潜ってるのですが 12月になると産卵して 2月末には2~3cmに成長します。くぎ煮を炊く「くぎ煮は煮るではなく炊くと言います」のは3cmから5cmに成長するまでのまでのほんの1カ月足らずの間だけ。解禁日を待ちわびて明石の人たちはしょうがや醤油みりんを買い込んでくぎ煮の準備を始めます。炊ける期間も短く、小さすぎても大きすぎてもおいしくないのです。また炊いている間は身が崩れやすいので絶対に混ぜられないので一鍋で2kg位までしかおいしく炊けません。失敗して身が崩れたくぎ煮など絶対人前には出せず、当然自分用として自宅の冷蔵庫のなかで人目を忍んで消費される運命となります。でも難しい いかなご炊きも明石の者にとっては日常茶飯事!! この季節はくぎ煮自慢続出!!で 各家庭で自家製くぎ煮を持ちよるいかなご外交、地方に住む息子、娘に送るいかなご宅配便(事実明石周辺の全クロネコヤマト取り次ぎ所の前にはいかなごののぼりがたつほど!!)が展開されます。
明石では…
この季節は魚屋さんはどこもいかなご一色、いかなごを待つ行列が魚屋さんの前に並びます。といいますのもこの魚は浜へ揚げて2時間以内に炊き揚げないと身が崩れて はらわたが苦みがあるのです。だからどこの家庭も朝一番に買って午前中に炊きあげようと魚屋さんの前で入荷を待っているのです。明石は伝統的に昼網といってお昼ごろにあがる2度目の漁がありますので、もちろん午後に並んでいるものも とれとれの新鮮ないかなごです。明石にお嫁に来た人はみんな なぜこんなに明石の人はくぎ煮ばかり炊いているのだろうと思っていても いつのまにか自分の分だけでなく友達の分までせっせと炊いては宅急便で贈っている自分に気づきます。 いかなごが炊けんと明石には嫁にこれんよ!!
だそうです。
釘煮検定もあるらしいよ♪
Posted at 2010/03/05 23:55:25 | |
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