SI Drive Auto取り付け

　スバル車にはスポーツモードとインテリジェンスモードを切り替えるスイッチがステアリングにあります。
　普段はインテリジェンスモードにしていて、いざというときにSモードに切り替えるとキビキビした走りを楽しめます。

普段からSモードにしておけば、常にキビキビした走りになるのではないかと思い、エンジン始動の時にステアリングスイッチを押してSモードにしていた時期もありましたが、やはり燃費が気になるのでIモードのままにしていることが多くなりました。
　そこで自動的にSモードに切り替えることができるSI Drive Autoを取り付けることにしました。
　あらかじめ、のれん分けハーネスとつないだら、ステアリングコラムを取り外します。
　プラスドライバーで左右のネジを外すだけです。ネジが外れたら、はめ合わしてあるプラカバーをコジって外します。

自分のXVはプッシュスタートボタンなので、本来エンジンスタートキーがある場所はメクラぶたとなっていますが、そのふたは反時計回りに回せば外れます。

ステアリングの下にもぐり込んで、のれん分けハーネスをコネクターに取り付けます。これが奥まったところにあるので、取り付けに苦労します。
　言い忘れましたが、電装品を取り付ける際は必ずバッテリーのマイナス端子を外してから行いましょう。最悪の場合は電子回路が壊れて動かなくなります。
　以前に乗っていたクルマでカーナビゲーションを壊してしまった経験があるので、めんどくさがらずに、バッテリー端子を外してから作業しました。外す前にシートを最後部まで下げておくと作業が楽です。

ステアリングコラムを外した後、SI Drive Autoを取り付けるコネクターはこれです。
　いくつかコネクターがあるので、どれに取り付けるのか迷いました。
　説明書を読みながら取り付けをすれば、そう難しい作業ではありません。コードが長いので、上手くまとめる工夫が必要です。

XVの場合は説明書の車種別取り付け方法を読まずにコードの色で判断して、同じ色同士を繋いでしまうと、上手く作動しません。
　実は最初、青色と青色、灰色と灰色を繋いでしまって、上手くSモードに切り替わってくれなくて、説明書を読み直して、接続を直す羽目になってしまいました。
　説明書の次のページに車種別接続法が掲載されていて、XVのGT7もその対象でした。

SI Drive Autoの白色コードをアクセル開度の信号線につなぎます。最初はエレクトロタップで取り付けをしようと思ったのですが、説明書には附属のスプライスを使って取り付けるようにとなっていました。エレクトロタップは接触不良の原因になりやすいとのことです。
　配線の皮膜を剥いて、白線を取り付けたら、附属の金属製スプライスで共締めします。
　これで取り付け完了です。

サイドブレーキを引いて、Iスイッチを押したままブレーキを踏まずにスタートスイッチを押して電源をオンにして、さらにもう一度、スタートスイッチを押すとSI Drive Auto本体のインジケータが2回、光ります。これで自動切り替えの設定が完了です。
　切り替えのアクセル開度を任意に設定できますが、私は初期設定の50％でSモードに切り替えで十分です。
　アクセルを踏み込むとスイッチが切り替わり、Sモードで低いギアのままエンジンが吹き上がります。Iモードのまま、アクセルをベタ踏みしてもダッシュしなかったので、取り付けした走りに満足しています。
　ちなみにEyeSight作動時には自動切り替えにならないのですが、スロットコントローラーとは同時に動作可能でした。これで燃費を抑えながらもキビキビした走りを手に入れました。