
独り言はまず仏壇の祀り方あたりから書いていこうと思ってましたが、最近のいたたまれないニュースばかりを聞いていて、いつも私達が考えていることを書きます。
自分の子供を自らの手で亡くしてしまう親、一時の感情で友人を殺害してしまう子供、いずれも人間としての生き方の根本を、教わってきていないのではないでしょうか?
つまりそれは、その人物を教育(しつけ)しなければならなかった、親の責任ではないでしょうか?
学校では教えてくれない人間の生き方の根本は、子供の頃に家庭内で家族から教わるものだと思います。
「勉強しなさい!」「片付けなさい!」「ゲームばっかりやるんじゃありません!」これらの言葉を子供にあびせる、コレはしつけでも教育でもありません。
ただの小言です。
福島県の会津で江戸時代にあった日新館という学校では、子供達に厳しく教えた掟がありましたのでその一部を紹介します。
・年長者の言うことに背いてはなりませぬ
・年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
・嘘を言うことはなりませぬ
・卑怯な振舞をしてはなりませぬ
・弱いものをいじめてはなりませぬ
・戸外で物を食べてはなりませぬ
最後には「ならぬことはならぬのです」と記されています。
駄目なものは駄目なんだ!という原理原則を、単純ですがきっちりと伝えています。
現代のお父さんやお母さんは、これを子供にしっかり伝えていないのではないでしょうか?
私達、神仏具を扱う業者は少なからずこうした教育は、神仏の前でこそ出来る、行うべきと考えています。(まぁ中には売るだけの方もいらっしゃいますがヽ( ´-`)丿)
仏様やご先祖様が見ている前でこそ、お互いが真剣に向き合い効果のあるしつけができるということです。
売ることを生業としている者が言っても、説得力に欠けるかもしれません。
でも昔から日本では、お爺ちゃんやお婆ちゃんが仏壇のある部屋で、子供達に色んな大切な話を聞かせたり、お説教してきたのではなかったでしょうか?
子は親の背中を見て育つとはよく言ったものですが、手本を見せるべき親がまず正しい道を進んで見せ、正しい生き方を伝えるべきだと思います。
私はそんなことを考えお客様に伝えながら、仏壇や神棚を販売する仕事をしているつもりです(;^_^A
Posted at 2006/06/10 12:44:37 | |
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