2009年07月12日
私が何故障害者になったのか?・・・12 入院生活編
やっと歩けるようになったのですが、当分松葉杖の生活になりそうです。
関節を切り落とし、1本の骨にするため左足の指の全てにピン(針金?)を突き刺している。
さらにアキレス腱の萎縮によりつま先が下がっているので左足を床に付くと
指が付いてしまうので、せっかく付いた左足の筋力もまた衰えてしまう・・・
通常入院前の体力に戻すには、入院期間の3倍に日数が必要と言われています。
体力的なモノも当然ですが、精神的な部分も結構あります。
また入院に欠かせないのは仲間!
今回も仲間がいます。
車がパンクしたのでなぜか2車線道路の中央分離帯側の車線で逮夜交換していたら
追突され、跳ねられてしまい大腿部を骨折した。
バイク事故で脛骨にプレートを埋め込んだ人。
まぁ例によって夜な夜な患者が集まって馬鹿話(笑)
でも西宮にいたときのような重篤患者は殆どいない・・・本人は重症と思っているけど
私から見たら軽症に感じる。
でも本人にとっては大変な事には変わりないけど、西宮での生活を話すとみんな
「それに比べれば自分は良い方ですね!」ってポジティブに入院ライフを過ごすように考えてくれる。
リハビリを見ていても生温い感じは否めない・・・
まぁ、病院の質が全く違うから仕方ないですけどね・・・
今回体の末端である指を手術して初めて分かったことがあります。
縫合部分の皮膚が壊死しやすい・・・つまり縫合してもその箇所が壊死してしまうので
皮膚が再生する時間が通常の何倍もかかってしまう。
故に術後は常に感染症との戦い・・・
薬品アレルギーがあるため毎日患部を薬浴したり、ひっかき棒みたいなヤツでガリガリ患部を擦って
出血させて皮膚の済世を促したり・・・幸いだったのは神経が正常じゃなかったため
痛みを殆ど感じずに済んだことですね・・・
でも全く感じないかというとそうではなく、痛みは大分時間が経ってから襲ってくるんですよ。
わかりやすく言えばタンスの角に小指をぶつけたとしましょう。
普通ならその瞬間に激痛に教われると思うのですが、私の場合は1時間位後に襲ってくるんですよ。
しかも普通の人が感じる痛みの何十倍になって(笑)
だから朝回診時に色々足を弄くられて、ジュース飲みながら喫煙所でタバコ吸って馬鹿話してると
とつぜん「ウっ!」ってもがき出す感じですかね?
そんな状態でもこの頃から入院はある程度先が見えるし、苦痛ではなかったですね。
でも何処かを治すためには、何処かを犠牲にしなければならない。
この辺は微妙でしたが・・・
そうそう、母の一周忌の時に触れるのを忘れましたが、体内時計って凄いですね!
母の一周忌=私が絶叫した日。
事故の時間にまるで事故にあったときのような痛みや感覚が私を襲ってきました。
目を覚ますと事故と同じ時間・・・でもその現象はそのときが最後でしたけどね!
あと電池式の時計をしてると事故現場を通る度になぜか止まってしまう・・・
話を戻しますが、皮膚が再生しないと当然退院できません。
骨が繋がるまで2ヶ月。そこから徐々に体重を掛け全加重までは術後4ヶ月。
そして退院して体力を付けて、日常生活に慣れた頃に脛骨に埋め込んでいたキュンチャーを抜くことにした。
理由は日常生活を送るようになり、当然歩行距離もどんどん伸びていく。
歩けば歩くほどにキュンチャーが上に上がってきてしまったようで、膝の皿を削り始めてしまったので
痛みが結構来てました。
今回は1ヶ月の予定です。なにせキュンチャーを抜くだけですから・・・
その頃患者達にはなにやら不穏な動きが(笑)
主治医を訴える患者が増えてきた。私はそんなことはなかったのですが、
私と同じように皮膚が壊死してしまう人や(体質だと思うんですけどね・・・)
ヘルニアの手術に失敗して患者が死んだりと・・・
なのでこのオペを最後に病院を変えることにしました(笑)
まぁ、無事にキュンチャーを抜く手術を終え、縫合部も膝でしたので壊死も起こさず
10日ほどで抜糸して経過を観察して1ヶ月弱で退院しましたが、骨切りした指が変形し始めました。
これは医療ミスとかではなく、駅レス県の萎縮によりつま先のさがる尖足なので
指に全体重がかかってしまいます。なので関節が無くても体重による加重などによって
指に負担がかかって徐々に変形していくんですよね・・・
新しい病院を探し、入院の為の検査をして改めてアキレス腱の延長手術と、変形した指の形成手術を
行う事になりました。
事故から2年・・・まだまだ闘病生活は続きそうです。
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Posted at
2009/07/12 00:05:17
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