人間五徳？

偶然 女人五徳 と言う言葉を知りました。

内容はとある高名な方が書かれた、女性に向けての五徳。

同じ男性として女性に対する理想論みたいな気持ちは理解出来るものの、やはり今時の時代には、男性はこうあるべき、女性はこうあるべきみたいな話しは、男女差別、ひいては男尊女卑に繋がる恐れもあるから、ここでは紹介しませんので、ご興味がある方は「 女人五徳 」で検索して見てくださいね。




因みにボクは、男はこうあるべきみたいな話しは苦手です。(^.^)


生物学的なジェンダーは理解しますが、社会的、文化的な性は不変では無いからです。




でも内容に共感する部分もあったので、少し内容を変えて、性別に関係無く

「人間五徳」 として書きたいと思います。

①人とむやみに争い競らず。
むやみにと言葉を足したのがミソです。
全てにおいて逃げるのもなんだかな？と思いますから。
譲り合いの精神でしょうか？
まれに譲り合いの精神が強い方どうしだと、先に進まないで困りますが。(^.^)


②苦しみ悩みの中でも、なるべく怨み辛みを言わない。
なるべくと言葉を足したのがミソです。(^.^)

人間ですから、言って気持ちが晴れる事もありますからね。
ただ愚痴の聞き手は自分の数倍の心の強さを持った人を選ぶべきです。
聞き手の選択を間違えると、相手も不幸にしてしまう。
ごく稀に他人の不幸や失敗を聞くと、嬉しくて仕方がない変態もいますが。(^.^)




③なるべくシンプルに暮らす
原文は飲食を節す ですが、まぁ、呑み過ぎ、食い過ぎに注意はあたり前ですが、少しだけ衣食住の原点を考えてみることも必要かと思います。
贅沢は敵だ！みたいな言葉もありますが、生きる為に必要で無い趣味まで全否定されるとチョットね。(^.^)


④つまらぬ事にいちいち怒るな
英語でも 小さなポットはすぐ熱くなる

みたいなことわざもありますよね。

些細な事にも目を向ける繊細な好奇心は必要だと思いますが、それはあくまで洞察力であって、単純に分析して自分のデータベースに分類すれば良いのです。
それが例え自分の主義主張に違うからと言って一々イライラしたら疲れます。
ここでも以前書いた脳のフィルター機能の必要性。


まして怒るのは論外ですが、些細な事に対して自分の反対意見を、一々言わないと気が済まない性格の方っていますよね？
反対意見を述べるには相応の背景を全て理解して、相手の人となりを知った上で、尚且つ丁重に控えめに節度を持って丁寧に筋道立てて言った上で、最後に間違っているかもしれませんが、違っていたら教え下さい、みたいな低姿勢での発言が大切(^.^)

背景を理解
相手の人となりを理解
言葉を選んで相手を敬い
言う前に言っていいか？自分に聞いてから。

言論の自由

されど不快な気持ちになりたく無い自由



喜怒哀楽と言う言葉がありますが、喜びだけ表情にキチンと表し、怒りや悲しみは控えめに表す人って素敵だよね。




⑤良く尊敬す
これは原文のままですが同感です。
自分以外の全ての人を尊重し敬う

以前書きましたが

我以外皆我が師也

良い言葉だと思います。

ただし自分以外の全ての人を尊重し敬う

とても大切な事ではありますが、先ず自分自身を尊敬し大切にしないと、人を大切に出来ない。

人は皆マザー・テレサにはなれない。

ボクもですが、凡人は自己犠牲に耐えられるほど強く無いから。





とたまに堅い話しのブログを書いたりしますが、これらは他人にでは無くて、出来ない自分に投げかけている話しです。(^.^)


こんな人間になりたいよね。