2006年08月14日
先日とある地方で、警察官の発砲により、被疑者の太ももを貫通した弾丸が近くの駐車中の乗用車のフロントガラスとリアのガラスを貫通したニュースがありました。
罪もない運転手さんが乗っていなくて良かったです。
これらの銃弾が車のガラスを突き破った映像を見るたびにある過去の事件を思い出します。
そう、中東で、日本の外交官の乗った日本製のランクルが現地のゲリラの襲撃により射殺された悲しい事件です。
何がより悲しいかというと報道されたニュースに対して、マスコミや外務省の一部の方が 防弾ガラス仕様 の車だったとさかんに強調している点でした。とりわけ政府系のこの発言には、
「政府はちゃんと外交官の身を守る為に、車を防弾仕様にしてあったのだよ。私たちに落ち度はないよ」
と私には聞こえました。
しかし、平和ボケした日本の政府にはこうした車の防弾ガラスの知識は多分あまりないのでしょうね。
これが、もし、アメリカの大統領が乗っているリムジンと同等の防弾ガラスを使っていたら、命を落とす事もなかったと思ったのは私だけでしょうか。中途半端な最低レベルの防弾ガラス仕様の目立つ日本製のランクルでは絶好の標的でしょう。
大きく分けても防弾ガラスには4つのランクがあります。
この編はメーカー公表のレベルの知識です。
試した事はもちろんありません。
下 日本の警察官程度の威力の拳銃の弾が貫通しないかな?。
しちゃっても、、、、、、
並 マグナム、トカレフ等の大型拳銃 〃
上 ライフル、自動小銃の 〃
特上 あまり詳しく公開されていませんが、多分対戦車用ライフル
やバズーカ砲にはどうでしょうか といったレベルでしょう か。この当たりがミスタープレジデント専用車ですか。
これ以上だと装甲車や戦車の世界に入っていきます。
普通にゲリラは自動小銃ぐらい持っていますので、最低でも上のクラスが必要なのですが、せっかく日本に持ち帰った事故車両を日本の機関で調査したはずですが、その後の報道も発表もありません
トップシークレットなのかそれとも平和ボケの日本人特有の感心の無さでしょうか。
最近、警察官の発砲事件が増えています。ほとんど銃の使用は適切と信じていますが、ここで、最大の心配事が一つ。
日本の場合、予算の関係で、あまり警察官の銃の実弾射撃訓練がありません。つまり下手です。おまけに短銃は、少しでも離れると命中精度そのものがあまりよろしくないのです。
その場に万が一遭遇したら、まず伏せる事
もっと時間的余裕があれば、頑丈なものの影に隠れる事でしょうか。
と へんなサバイバル講座になってしまいました。
役に立つ機会がない事を祈ります。
例によって真剣に読まないで下さい。です。
Posted at 2006/08/15 00:43:18 | |
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