クラゴン部屋では自己鍛錬ということでフリー走行があります。その日最初のフリー走行は大変でした。
自己鍛錬(フリー走行)開始直後は混み合うだろうし、準備が間に合っていないので、準備をしながら15分ほど待った後、数台がピットインしてきたのでピットアウトしました。初めてのSタイヤということで緊張していたのでしょう、ラジオを消すのを忘れています(笑)
コースインすると雨が降っているじゃないですか、路面が濡れているじゃないですか。だからピットインしてきたのね。開始したときはドライだったのに~。一周してメインストレートでブレーキング(ぬれているので本人はそっと踏んだつもり、あくまでもつもり)したら、思いっきりロックしてコースアウト。ハイッ、ビビリました。その後最終コーナー手前で突然の豪雨に意欲をなくしてピットイン。
ピットでSタイヤからラジアルタイヤに交換しようかと思いましたが、せっかくの走行時間がなくなりそう。ということでそのままピットアウトです。見てもらうとわかりますが、ハイドロしまくっていますが、FFの場合ストレートでアクセルを踏んでいるときのハイドロは怖くも何ともありません。怖いのはブレーキング時とコーナーリング時に吹っ飛ぶことです。
後は猿のように最後までクーリングも無しに延々と走り続けていました。一応路面状況に応じてブレーキングポイントを変えたり、3コーナーのアンダーが怖いので、ハンドルを切りながらブレーキングしたりしています。まあ、初心者の自己満足なのでだめだめです。
それにしても雨のサーキットも楽しい(笑)しかも、いろいろと勉強にもなりました。
・ブレーキは余裕を十分に持つ。
雨だと水たまりなどができてストレートでも路面状態が一定じゃないですし、いったんロックすると解除するのが大変ですし、オーバーランしてしまいます。初心者だしフリー走行なので、限界が100とすると60ぐらいの感じのブレーキングで、絶対にロックさせないようにして、安全走行に心がけていました。怖くて攻められないです。
リンクサーキットでヘビウェットの場合は、コントロールラインより10mくらい手前からブレーキングを始めていましたし、雨が少なくなるとコントロールラインからのブレーキングでした。ロック解除の鍛錬にはならないかもしれませんが、それよりも車と命が大事です。
・FFでアクセルオン時のハイドロは怖くない。
FFでアクセルオンで加速時(横Gがかかっていない時)のハイドロは、単にタイヤが空転するだけなので、怖くも何ともありません。そのままか少しアクセルをゆるめて、グリップするのを待ちます。後雪道でのテクニックの応用ですが、加速時にハイドロで吹け切ってしまった場合は、そのままシフトアップしてしまう方法もあります。シフトのためにアクセルをゆるめるのでグリップが復活し、かつハイギヤになってトルクが減るのでハイドロしにくくなります。
・Gを抜いてブレーキングをする。
Gをかけたままブレーキングして滑ると間違いなく吹っ飛ぶ、コントロール不能になると思われます(経験無し)。フロントロックしてガードレール(またはコンクリート)へまっすぐ行くか、ケツが出てイン側のガードレールへ巻き込むようにしていくか。怖いので横Gがかかっていない状態でブレーキングをしていました。最終コーナーへのブレーキングですが、ドライならば右側の縁石あたりから下りながらのブレーキングとなりますが、ウェットだと制動距離が伸びてその手前の平らな部分から開始することになると思います。微妙にハンドルを切る部分ですし、縦Gもあるし、怖い。ので、その手前の平らな部分でブレーキングが終了するようにしていました。ただ、ここは水たまりがあるところなので悩みどころです。
ブレーキングじゃないですが、バックストレートのS字も怖いです。ドライでミラージュならフル加速で走れますが、かなり強い横Gが長めにかかる部分です。ウェットだとこのGが怖いので、アクセルを全然踏めません。いったん滑ったらコンクリートにいってしまいそうです。親方からは怖いと思ったらそれ以上は危険といわれたので、忠実に守りました。っていうか若いときは怖いの先へ行けたかもしれませんが、年をとると怖いと思ったらそれ以上はいけないですね~。
・ブレーキはふっにゅ~と踏む
ウェットではいつロックするかわかりませんし、グリップ自体が非常に低いので、ブレーキはゆっくりと踏んでいきロックしたから解除します。一周目のロックはそのときはゆっくり踏んだつもりだけど今考えればバンッと踏んでいた。だからロックしてしまいロック解除するには大きくブレーキをゆるめる必要があります。ゆっくり踏んでいけばロックした瞬間がわかりますし、解除するためのゆるめる量も少なくてすむ。ゆっくりと操作する分制動距離は長くなるので、ブレーキングポイントを手前にするということです。理屈は!!
で、その感じはふっにゅーにしてみました。「ふっ」は初期制動でウェットなら町乗りでの渋滞したときのブレーキングのように、ペダルに足を乗せる程度。そこから「にゅー」と踏んでいく。本来ならロックする(もっとうまくなればロックする寸前)まで踏んで、解除してといった動作なのかもしれませんが、怖いので60%の感じでやめていました。それでも水たまりなどでロックすることはあるんですよねえ(怖)
これで正しいかどうかは不明。
・これって
こうやって箇条書きにして見ると雪道の走り方と共通していることが多い。グリップが極端に低いので同じような感じになってしまうのかな?
しかし、ヘタレ丸出し。怖いので安全運転。だったらサーキットを走る意味無し?動画あげる意味無し。でも楽しい。楽しいのでだめ(チェッカー)といわれるまで走り続けてしまいました。どこでもみれるようにしたいのであげてしまいました。全部で30分弱あるので注意!!笑いのネタにでもどうぞ。
1本目
2本目
3本目
余談ですが、せっかくの無線がなぜかピッガーって感じで、全然役に立たなかった。その後の鍛錬ではしっかり聞こえたので、雨のせいか、エンジンノイズか。内容はかってに想像して走っていました。ピッガー「Xさん、危ないから中止してくださ~い」、ピッガー「XXXさん、ロックしています、ブレーキを抜いて、抜いて~ッ」、ピッガー「走れないから特別に座学を開催しますよ~」。自分の心の声だな。
Posted at 2006/08/16 00:38:31 | |
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サーキット走行 | クルマ