こんばんは。
2017年9月9日のブログの続きです。
戸隠から山を降りる形で国道18号へ。
少し走ると「新潟県」・・・このクルマで新潟県へ入るのは初めてです!!
市町村合併で今は「妙高市」になりましたが、私がよく来ていた頃は「妙高高原町」といかにも高原リゾートな名前でした。
私は今でも冬スポ(スキー)は続けていますが、ここ近年は近場の日帰りが殆どになり、泊まりで滑りに行く事は数年に一度あるかないかです。
(ここから回想シーン)
私が高校時代に、友人らとスキーツアー専用列車「シュプール信越号」で初めて来たのが、妙高高原でした。
その列車は東京駅からの夜行列車で、終点の妙高高原駅には早朝に到着しますが、車窓に写る雪景色に感激したものです。
スキー専用列車から雪のホームに降りると大勢のスキー客が改札へ向かっていました。
普段の改札口では乗客をさばききれないので、臨時の改札口を通されると地元の観光協会が暖かいコーヒーやお茶、サービスで「おやき」配っていました。
駅前のロータリーには旅館やホテルの送迎バス(リアにスキー板を積むキャリアが付いている)が沢山停まっており、友人らと乗り込みました。
予約していたペンションの送迎バスはマイクロバスでしたが、雪国仕様なのか、車高が高めの4WD車でリアには金属チェーンを装着させているので、ゴリゴリ音を立てながら妙高温泉の上り坂を上っていったのを覚えています。
当時は高速道路どころか国道18号もバイパスでなく、スキー場付近に近付くにつれて、積雪量が多くなり妙高高原のペンション村に到着。
お世話になったペンションではスキー道具の一部を貸してくれたりと、オーナーの暖かいサービスが印象的でした。
スキーウェアに着替えたら、再びオーナーさんの運転で「妙高杉ノ原スキー場」へ向かいました。
当時は友人らも含めて、みんな初心者でしたのでスキー場では転んでばかりですが、体力は今よりもあったので疲れを忘れて滑りとお喋りしているうちに夕方に・・・
指定の時間にペンションのバスが迎えに来てくれて、宿に戻ると一旦ベッドで仮眠して、向かいにある温泉に入って戻ると美味しい夕食が用意されてました。
高校を卒業してクルマの免許を持つと当時の金持ちボンボン君の「日産テラノ(カーナビ付きのフル装備)」や、夜勤の仕事で必死になって買った私の愛車第一号「ランドクルーザー70(ナビ無しのパワーがいるウインドウ)」等に乗り合って行くようになりました。
その後は一旦は諦めた大学進学で、私は北海道へ引っ越す事になり、妙高高原へ通う事も殆ど出来なくなってしまいました。
大学を卒業して、東京の会社に就職したので、再び地元に戻り一部の友人らと妙高高原へ行くようになりましたが、多くの友人がスキー(スノーボード)をやめてしまい、末期の頃は2~3人で行く程度になり、友人が家庭の事情で神戸に帰る事になり、高校時代の仲間による妙高高原通いは無くなってしまいました。
(回想シーン終わり)
今は地元の茨城のスキー・スノボ仲間と年に数回行くのと、一人で突発的に行くくらいです。
今年の2月には大学時代の友人らと山形蔵王へ行きましたが、それが数年ぶりの「泊まり」でした。
そんな経緯もあり、思い出は沢山あるものの、来る機会が無くなってしまった妙高高原・・・今はどうなっているのか、この目で見たかったのです。
7年ぶり(冬以外はあまり来なかった)なので、妙高高原駅へ向かう道が変わりすぎて、ナビを見ながらでも迷ってしまうくらいです。
駅前に着いて唖然としました。
あれほど賑わっていた土産物屋が殆ど無くなっているのです(涙
予めグーグルのストリートビュー等で見てはおきましたが、すっかり寂しくなってしまった駅前を見て、ショックと言うかしばらく現実を受け入れられない状態でした。
駅もJRの駅ではなくなって、当時のようにリゾート列車どころか特急列車も停まっておらず、駅の売店も無くなってました。
当時の面影を探してみると、私が通った臨時改札がかろうじて残っていますが、その前にはベンチが置かれ、もう二度とここをスキー客が通る事は無いのでしょう。
駅前に居ると悲しくなるので、スキー場の方向へ向かいます。
以前に比べて寂れた印象がある妙高の町・・・
お世話になったペンション村は健在!!
今でも営業されていて安心しました。
ここのスキー場に通ったのです。
夏は高原リゾートの雰囲気があって良い所です。
ところがスキー場周辺は廃業した店舗が目立ちます(涙
雪の無い時期のリフト乗り場は、寂しすぎて不安になります。
高速道路の開通や新幹線の開業やオリンピックの開催等で、本来であれば更なる賑わいを期待出来たのですが、実際にはアクセスが良くなった事で日帰り客が増えて、宿泊する観光客が減ってしまった事、スキー・スノボ人口の減少や景気の動向等、様々な要因が重なって高原のリゾート地が寂れてしまっているようです。
妙高高原に限った事ではありませんが、日本国内のリゾート地の魅力を再発見し、その存在の有難みを考え直してみる必要があると思います。
高速道路や新幹線の開業の裏で、失われていく大切な「何か」があります。
堅苦しい内容になってしまいましたが、本音を言うと安心して休暇を過ごせる場所を求めてる私です。
妙高高原の隣にある「赤倉温泉」に来ました。
ここは温泉街として、今でも観光客は訪れるようです。
露天風呂でゆっくり湯に浸かりました。
色々と考え事しながらこの日の車中泊スポットへ向かいます。
毎年の定番「道の駅 マルメロの駅ながと」に到着し、温泉に入ってくつろいでいると・・・
北海道から来られた「ユータ@さん」も到着。
笹ずしをつまみに、色々な話題で話し込んでしまいました。
明日は全国オフ。
寝坊は許されないので、日付が変わる前にお互い車中泊しました。
Posted at 2017/09/13 21:29:46 | |
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