ちょっと前の話になりますが、こないだの日曜日にスーパーオートバックス東雲店に行って愛しの愛車S204(←くどい表現でスミマセン)をシャシーダイナモに掛けてきました。本当は家からだったら戸田店か柏店のほうが楽に行けるのですが、丸目STiの頃からここで度々パワーチェックしていたので比較する意味もあって今回は東雲店にしました。
計測条件は、
・シャシダイ機種:BOSCH FLA-206
・気温:29℃
・気圧:986kpa
(上記3項目はいずれもデータシートより)
・計測車両:インプレッサS204
・走行距離:約3400km
・車両状態:フルノーマル(マフラーはおろか、エアクリも)
といったところです。さて、ローラー上にセットし牽引フックを掛けて計測開始、の前に要注意事項が一つ。
S204はフロントのスカートリップが深いので、ローラーにクルマを落とした際にリップを擦る可能性
がありました。
ありました、と過去形なのは結果として最低部でも目測ですが
20mm程のクリアランスが確認できたからで、ノーマルの車高とタイヤ外径を維持する限りは大丈夫そうです。
で、肝心の結果はといいますと、
パワー:319.0PS/5990rpom
トルク:40.8kg・m/4890rpm
でした。パワーはカタログ値-1psなので妥当な線ですが、トルクについては同-3.2kg・mと少々スッキリしない結果となりました。とりあえず私が思いつく範囲で原因を推定してみますと‥
①計測方法の違い
・メーカーはエンジン単体ベンチで計測する
②シャシダイ毎の誤差
・同じローラータイプでも機種により差が出る
③タイヤ~ローラー間でのスリップ
・これはローラータイプシャシダイでの”お約束”?
④作業者による誤差
・東雲店の場合、6MT車は5速で計測するのですが以前作業者に聞いたところでは5速に入れてすぐアクセル全開にするわけではなく
、スリップしないように若干コントロールする事があると言っていました。
⑤回転信号を拾うためにボンネットを開けた状態で計測する
・これによりインタークーラーが充分に冷えないため充填効率が落ちる、ノッキングが発生しタイミングリタードされるといった可能性がある
とまぁ、こんなところでしょうか。実際問題として、ピークブーストが実走に対し0.1kgほど低い(STiゲノムのブーストメーターにて、ピークホールド機能にて確認)状態でした。上記③④⑤に留意して実走と同コンディションで計測出来ればパワー・トルク共にカタログ値を上回るのでは、と考えています。次はお金を貯めてダイノパックに掛けるか、幾つかのメーカーから出てるGセンサーを応用した簡易型メーターを試してみようと思います。
一枚目:トルクグラフ
二枚目:パワーグラフ
三枚目:数値データ
Posted at 2006/06/10 00:46:16 | |
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