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オーナー様の寛大なご厚意により、出来立てホヤホヤの匠管を試用させて頂きました！！

こちらは「FC-Ø2 RRχ 」
ハイレブ仕様の球体分岐モデルになります！！


？？？ですよね(^◇^;)


ざっくり言えば、この真ん中の葉巻型サイレンサーの中では、センターパイプから入った排気ガスが、球状の分岐チャンバーによって左右へ振り分けられ、その先にあるハイレブ（高回転仕様）に特化した整音装置を経由して、サイレンサーを出た排気ガスは、エビ管溶接された左右のリアパイプを経てメガホン形状のエンドパイプから放出！！

な訳です。
全然ざっくりじゃないですね笑
これでも排気の拘りの半分も説明できていないですが、、、、
ちなみにこちらのマフラーはステンウールなどの消音材は使用しておらず、サイレンサー内部で排気を反射、共鳴させる事で消音を行っています。（そのメリットは消音材の劣化による性能低下が起こらない。）







エビ溶接が美しい。


注目すべきはエンドパイプの中にチラ見している「圧可変ユニット」
匠管はなるべく排気流速を落とさない様に、配管の管径なども緻密に考えられていますが、
そこで採用されているがロケットエンジンにも採用される「ラバールノズル」。

いわゆる絞り管なのですが、流速を確保する為に絞りの入り口と出口の角度にも拘って、ステンレスの塊から削り出し製作されております。（コストは推して知るべし(^◇^;)）

んで、このラバールノズルを用いた圧可変ユニットなのですが、エンドパイプにラバールノズルを仕込むだけには飽き足らず、これまでの経験である閾値を超えたあたりからラバールの処理能力が飽和していることに気づき、この排気の詰まりを解消すべく、飽和した排気をラバールノズルを迂回させて外へ流す機構を考えた、という訳です。


もう恐らく「こいつ、何いってんの？」状態かと思いますが、、、
とにかくそんな排気の気持ちをとことん考えて作られたマフラーな訳です？！


他にもここには書き切れない創意工夫が詰め込まれている匠管ですが、
私の知る限り設計者の匠さんはビートに関しては変態of変態（最上級褒め言葉笑）です！










そんな想いと創意とコストと色んなもんが様々詰まった新品マフラーをテストさせて頂くにあたり、
まずは、念入りに脱脂をします笑


油分付いてるとマダラに焼けちゃいますからね！（まぁ焼けはステンマジックで落とせるんですけど）
正直、かなりのプレッシャーですよね笑









ちなみに、今回FC-Ø2 RRχに組み合わせる吸気はハイレブチタンインテーク、エキマニはヌサリ最強レーシングマニであるアルテマレーシングになります。

チタンインテークもお借りしました。大変お手数をおかけしてますm(_ _)m



取り付け完了していざお山へ。







月夜の筑◯山。


時間帯もアレだったので他に車両も大して見当たらず。
チャンスを見て全開試走？！

インプレとしては、もう凄まじくて。
ウゲーーーーウゲーーーと
スーパーカーみたいなサウンドを奏でながらコーナーとコーナーをワープしていきます(^◇^;)
恐ろしく軽いピックアップ。
8700あたりのフィーエルカット域（ノーマルECUなので）まで苦もなく軽く回り切ります。
こんなにマフラーで変わるのかぁ、、、とアホみたいな感想が自然と湧き上がります笑
伊達にハイレブを謳っていませんね。
とにかく回る回る、、、

かといってトルクが薄いか？と言えばそんな事は全然なくて、きちんと欲しい車速がついてきます。
コーナー中の姿勢変化のアクセルコントロールもこれまでになく軽い！
トルクの厚い薄いを超越したピックアップでした(^◇^;)
すげーなぁすげーなぁって唸りながらアクセル踏んでましたよ笑


まだ卸したて、でありもう少し走り込めば多少角が取れてくるとは思いますが、それでも音質は消音材レス特有の硬質サウンドです！

アクセルを踏めば、多少荒々しくもありながら、ワイルドに高音を奏でるスーパーカーサウンド！！そして、アクセルを抜くと腹に響くような低音を交えての鳴き♪
まるでサイレンサーの中でどうやって排気が流れているのか、手に取るように分かる気がします。
ニヤケが止まらないです！！



きっと周りの人、音だけ聞いていたら間違いなくビートの物とは思えないでしょうね笑











ひと通り試走してみて、山を下りての感想は、

「良いオイルを奢ってあげないとエンジンが持たないな、、、」笑

常にレブに当てながら乗りたくなるようなフィーリング(^◇^;)
FC-Ø2 RRχ のオーナー様には常に自制心を保ちながらのドライブをお勧めいたします笑








実は匠管ですが、マフラー作りもある程度先を見据えており、プロジェクトとしてはあと数本のリリースで匠管製作は終了となるそうです。
長く製作を続けてきたモチベーション維持も相当なものだったでしょうね(^◇^;)
私は作ってもらったマフラーを踏むだけなのでお気楽なものですが、あれだけのものを作り続けるのはかなりのものです。（匠管は全てのマフラーでその構造が異なっています、、、）


最新の匠管、存分に堪能させて頂きましたm(_ _)m
オーナー様には感謝しかありません！！

初めてのクルマだから兎に角たのしかった！
トランクも広いから結構荷物詰めたし、部活のみんなで分乗してキャンプ行ったり富士山登ったり、かなり活躍した一台でした。

最後は常陸太田の工業団地でサイド引いて遊んでいたら縁石に突っ込んで足廻り全損、、、
悲しいお別れをしました_(:3」z)_

もうほぼ見る事はないけど、もし乗れるならもう一度乗りたい一台。
とにかくスタイリングが大好きでした。

元々しっかり作られた車なので18年経過していても装備面含めそれほど遜色なく乗れる感じ。
テキパキ乗る、というよりはゆったりのんびりドライブに向いてる様な？早く家族で遠出してみたいです。
あと、V50はコンパクトだから〜と言われるけど、実際のディメンジョンはゴルフヴァリアントあたりとほぼ変わらずで、乗りやすいサイズ。

やっぱりビートって楽しいですね。

とは言え、万人におすすめするかと言われれば手と金はかかるのでおすすめではないです。
去年だけでブッシュ、燃料、マスター関係のリフレッシュを済ませましたがそれなりのコストは掛かっています(;^_^A
長く乗るつもりならそれなりの覚悟が必要ですよね、、、