左ドアミラー格納不良の修理

先日から、左ドアミラーの格納機能が不調になりました。壊れやすいと聞いていたのでほとんど使っていないんですが・・・
症状としては、閉じるときは問題ありませんが、開く際に開ききってから数秒間「カカカカッ」とギアが空回りしてしまいます。
台湾製のM5タイプミラーのモーターギアボックスが完全コピーなのでそのまま移植できるようですが、入手方法がよくわかりません。
分解して原因を探ってみましたがわからずでした。

同じような症状やリペア方法を探していると、海外のサイトに有用な情報がありました。
どうやらMINIのドアミラーのモーターギアボックスが流用できるようです。
とはいっても半信半疑なのでダメモトで中古のMINIドアミラーを入手して修理にチャレンジしてみました。
円筒型の部品が分解して摘出したモーターギアボックスです。

M5からも摘出し、両品を比べてみました。
左がM5、右がMINIです。
サイズ感は全く同一です。
さらに分解し、細かく見比べてみました。違いは3つだけです。
M5はボックス内のモーターの頭に基板みたいなものがついています。MINIはありません。

ギアが入っているベース部分の形状が違います。(左M5、右MINI)
車体に取り付けるブラケット用ネジ穴が違いますのでMINI用は使えません。
形状は違えど仕組みは同一、中のギア自体はわずかに違いがありますが同じで流用できます。

ギアボックス内部の上部のリングです。
でっぱり部分の形状が違います。
このリングは多分ミラー回転量を調節していると思います。
(左M5、右MINI)

ここから先は手がベタベタで画像が撮れず・・・
基板、ベース、リングの3つのM5用パーツをMINIのモーターギアボックスに移植し、シリコングリースをたっぷり塗りたくり、元通り組み付けていきました。
ドアミラーを開閉してみると・・・空回りもなく、無事にリペア完了しました。

今回確信が持てなかったので、廃車から安くパーツを購入しましたので耐久性は期待できません。
MINI用のリペアパーツはamazonなどで販売されていますので、次回発生時には新品パーツに交換します。