Pivot 3-drive REMOTEの取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
うちのMPVは中古で買ったので残念ながらレーダークルコンが付いていない。orz
が、昔の車にクルコンが付いていて重宝していたのでMPVにも付けたいとずっと検討していた。
後付けなので前車追従は諦めるとして、速度微調整をハンドルから手を離さずに出来るものが欲しかったのだけど、リニアクルーズLC310は予算オーバー、i-Cruiseは制御の安定性に不安があったので二の足を踏んで早幾年。
2014年の秋になって、やっとというか遂にというか、装着率が高く制御精度の評価が高いPivot 3-driveの新製品に速度調整リモートスイッチが付いたとの情報を見つけ、小躍りしたのち購入。
3-driveは接続用の専用ハーネスがあるので取り付けが安心確実かつ楽ちん。
アクセルを司るパーツなので、確実性は重要ですな。
2
専用ハーネスを使えば接続は比較的簡単。以下の5点。
・TH-2Aをアクセルコネクタにかませる
・BR-5をブレーキコネクタにかませる
・本体オレンジ線を車速信号へ接続
・〃 ピンク線をリバース信号へ接続
・〃 黒線をアースへ接続
(リバース配線はしなくても可)
(写真は配線のイメージ)
別途用意した部材:
・ギボシ端子1組(車速信号用)
・エレクトロタップ1個(リバース信号用)
使った工具:
・+ドライバー
・ソケットレンチ
・電工ペンチ
・ペンチ
(これらは取り付け方法による)
3
ブレーキハーネスBR-5を、ブレーキ根元のコネクタにかませる。
茶色のコネクタに刺さっているハーネスを外して、その間に入れる。
奥まっててやりにくいが、ブレーキユニット直上のグリーンのコネクタごと外して作業するとやりやすい。
(グリーンコネクタは、ひねると外れる)
接続は以下の要領。
車両側ハーネス(白コネクタ)
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BR-5(←ここに入れる)
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茶色コネクタ
|
グリーンコネクタ
|
ブレーキユニット
4
専用ハーネスTH-2Aをアクセルペダル直上のコネクタにかませる。
車両側のハーネスをアクセルユニットから外してTH-2Aに接続し、TH-2Aをアクセルユニットに接続するだけ。簡単。
車両側ハーネス(黒コネクタ)
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TH-2A(←ここに入れる)
|
アクセルユニット
5
今回一番の山場、車速信号。
このあと3-drive REMOTE付属の配線コード3本を接続するのだが、車速信号をどこから取るかが問題。どうやらグレードや年式、ナビ状況によって車速信号の来ている場所や線の色が違う模様。
複数箇所から取れるようだが、うちのはMOPナビ車なのでナビ裏からが一般的らしい。
が、ナビ周りを外すのが億劫なのでちょっと考えた。
そういえば以前サイドカメラの車速制限を解除した時に外した線って車速信号かも。
もしそうなら助手席側グローブボックス裏なのでインパネをほとんどバラさずに済むかも。
(詳しくは「サイドカメラ 車速制限」で検索されたし。たけちん。。。様の
http://minkara.carview.co.jp/userid/1279196/car/942650/1674153/note.aspxが判り易い)
ということで、諸先輩方の接続している車速信号線と同じ色っぽい、という超いい加減な根拠でコイツと繋いでみることに・・(サイドカメラが付いていない車にもこのハーネスが来てるのかは不明デス)
エアコンフィルタのゴミを取った時の要領でパコパコっとグローブボックスを外し、駐車支援ユニットに刺さっている3つのコネクタのうち、真ん中のものを外す。(左右どちらかを先に外すと外しやすい)
で、車速制限カットした際に抜いた線(緑地に赤線)の先端にメスギボシ加工を。
本体ユニット付属配線コードのオレンジ線の先端にはオスギボシ加工を施し、確実な接続を期すべし。
※グローブボックスの外し方は
http://minkara.carview.co.jp/userid/194469/car/1158050/2413735/note.aspx
に書いてあるとおり。工具なしで簡単に外せる。
エアコンユニットの上にある金属製の箱が駐車支援ユニット。
6
結果から言えば駐車支援ユニットの緑赤線にはちゃんと車速信号が来ていた。(試運転の際、ちゃんと動作した時にはホット一息)
ここから車速信号が取れるとちょっとしたメリットがある。
(それでチャレンジしたのだす)
他に接続が必要なアース線とリバース線が、どちらもこのすぐそばにあるのだ。
つまり工具なしでアクセス出来る助手席足元だけで配線が完了する。
・アース線はエアコンユニット脇のボディ側面内側に純正アースポイントあり。
・リバース線は助手席ドア側足元のキックガード内にあるハーネス束内の赤黄線。(追記:もしかしたらその線の先がアースポイントの下にあるコネクタに来てるかも)
で、アース線はアースポイントのボルトをゆるめて咬ませるだけ。
リバース線は、無くても構わないものなのでエレクトロタップで簡単接続。
(スロコン機能でアクセル反応を過敏にしていてもバック時はノーマルに戻すための接続。スロコンをノーマルやエコモードにしていれば関係ない)
車速信号はクルコンの生命線なので、説明書には確実につなぐようにとの注意書きあり。エレクトロタップなどは使用不可とのこと。
なので手元にあったギボシ端子でつなぐことにした。(ギボシ接続が“確実”な接続に当たるのかどうかは分からないので自己責任で。エレクトロタップよりはずっと確実かとは思う)ギボシ端子って車両側がメス、クルコン側がオスで合ってるのかな?
ちなみに殺してあった配線の末端に普通のギボシ端子で接続できそう、というのもここを選んだ理由の1つ。もし配線不良があっても他に影響が出にくそうだし、付属のカットギボシ利用よりも作業が楽。
接続が終わったら3-drive REMOTEの配線コードを純正ハーネスに抱かせるようにタイラップetcで止めて、パネル類を元に戻す。
あ、駐車支援ユニットのコネクタを戻すのを忘れずに。
7
このへんでリモートスイッチを付けてみる。
ハンドルから手を離さずブラインド操作したいので、メーカー推奨のワイパーレバー先端に付ける。
使ったスペーサーはCだったかな。一番薄いやつ。
レバー中程にクリップを付けて、配線はワイパーレバー根元のスキマからステアリングコラム内に入れて足元に垂らす。
コントローラはとりあえずエアコンダイヤルの脇に付けてみた。
(あとで動かすかもしれないので、落ちない程度に付けるか、試運転するまでは邪魔にならないところに置いておくのが良いかと思う)
ダッシュボードとクルコンコントローラの色味が近くて、いい感じに溶け込んでいる。
ステアリングコラム脇からコードを中に入れて足元に垂らす。
ここで、すべてのハーネス・コードを3-driveREMOTEの本体ユニットに接続。
これで電気的接続は完了。
8
いよいよ仕上げ。
外してあったバッテリーを戻したら、次は設定。
必須設定項目は2つ。
まずは説明書に従って「アクセル開度設定」をする。
アクセル全閉と全開の信号をそれぞれ覚えさせるらしい。
次いで「車速パルス設定」。
MPV(LY3P)の場合、初期設定のP-4そのままでOK。
つまり工場出荷状態ならいじらなくて大丈夫。
ここらで試運転。
配線やユニット類をペダルに絡まない安全なところに押し込んだ後、近所の有料道路無料区間で試してみる。
30km/hプラスから動作するので、空いている一般道直線区間でもテストできる。
動作OK!問題なし!
クルーズ中に「レベル調整」が出来る。
設定車速から外れた時にどれくらいアクセルをあおるか、という調整なのだが、基本的にパワーのある車は感度を低めにした方が良いようでMPVはレベル2が推奨値。なのでまずは推奨値にしてみた。(出荷時は3)
試運転の結果、コントローラの表示がハンドルを握る手で隠れるようなので可能な限りエアコンダイヤルよりに寄せた。
クルコン動作中はACCという表示になるので、頭を動かさなくてもチラッとでいいので見える位置にすると動作の有無が分かって使いやすいかと思う。
3-drive αで皆さんが付けているセンターコンソール内でもサイズ的には問題なさそう。(うちはシートヒーターのスイッチがあるのでそこには付けられず)
動作感はスバラシイ。
指先での速度微調整は、ある程度交通量のある高速でもストレスのないクルージングを可能にしてくれる。
速度制御も緻密でとても滑らかな動作をする。いくらかアップダウンのあるところを走ってみたが、レーダー探知機のデジタル速度計を見ていてもほとんど速度変化がない。
メーカーサイトを見るとREMOTEでは新方式の速度制御方式を採用、とあるけど、元々定評のあるPivot製クルコンが更に改善されたということかな?
付けた直後に往復1,200kmの旅行をしたのだが、かなり満足。
細かな感想はパーツレビューに書いたので、興味ある方はご覧くださいませ。
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