
赤紫色(正確にはマゼンタですが)は、
存在しない色だそうです。
「色の三原色」というのは皆さん知っていますよね?
プリンターなどのインクも基本的には「4色」で、
「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」
でもでもでも・・・
「マゼンタ」は、天然の色が作りだしたカラーではなく、
なんらかの現象により人間の脳が脳内生成させたバーチャルカラーなんだとか。
虹の七色を思い出してください。
「紫→紺→青→緑→黄→橙→赤」
自然光を分解するとこの様になるのですから、全ての色がここにあるはず・・・
でも、どこにも「マゼンタ」は、ありませんよね。
「紫色」の外側は「紫外線」ですし、「赤色」の外側も「赤外線」です。
そもそも「紫」と「赤」の中間という存在は無いのです。
美術の授業を思い出してください。
「色相環」というのがありましたね。対面しあう色が補色の関係にあるというやつです。
これにはちゃんと「紫」と「赤」の間に「マゼンタ」がありますよね。
対面する補色は「黄緑」になります。
でもこの「色相環」は、便宜上で作られたものなんです。
つまり、波長の短い「紫」と波長の長い「赤」を同時に人間が見ると、
脳が勝手にマゼンタという色を作るということらしいです。
そこで↑最初の画像を良く見てください。
中心の黒い点に焦点を合わせて、じっと見てください。
ほら、だんだんと「色が消えて」いきませんか?
それは、マゼンタが存在すると補色と補色が打ち消しあい、
色が消えてしまうという事らしい。
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ウンチク | 日記
Posted at
2012/01/09 22:44:59