この方の小説が好きなんです。
やっぱり「妖怪小説?」w
デビュー作の「姑獲鳥の夏」から
読み始める人が多いと思いますが
私の場合は「巷説百物語」から読み始めました。
「怪kwai」という雑誌に連載されていたのですよ。
雑誌連載ですから、短編ばかりです・・・(^_^;)
そう、あの分厚い文庫本を手に取る勇気がありませんでした(笑)
凶器にもなりそうな重さ・・・w
銃弾も止めてしまいそうな厚み・・・w
書店で手にとっても、思わず棚に戻してしまいますね(爆)
「姑獲鳥の夏」から始まった「京極堂シリーズ?」が、
妖怪を「因数分解」する、憑き物落しであるのに対し、
「巷説百物語」は、妖怪を「でっち上げ」る、妖怪からくり。
3冊目の「後巷説百物語」が、直木賞を受賞したのは記憶に新しいですね。
「前巷説百物語」が4冊目なのですが、これで完結?です。
時代背景は「前巷説」→「巷説」→「続巷説」→「後巷説」という順です。
「後巷説」が明治時代初頭、他が江戸時代末期というふうになっています。
一応「京極堂シリーズ」と繋がっているエピソードもありますし、
「巷説」の登場人物の子孫?が「京極堂シリーズ」に出ていたりします(謎)
言葉で紡ぎ上げる虚構が小説・・・
この作者は「妖怪」すらも構築してしまう・・・
「御行奉為・・・・鈴・・・」
Posted at 2007/05/15 22:26:22 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記