梅雨入り前の水無月の週末、久し振りに会社の同僚とキャンプに行ってきました。Z4の車検整備のタイミングが思いのほかずれ込み、週末までにピックアップが間に合わずVFRを始動。天気予報は急速に上方修正し、オープン日和と言える快晴だったのでやや残念ですが、キャンプギアをリアシートに括り付けて中央自動車道調布ICのETCゲートをくぐります。
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遠回り
日の出の時刻が早くなり、中央自動車道が混雑する時間帯も早まるようになってきましたが、八王子料金所でややもたつく程度でスムーズに小仏トンネルを通過。本日の幕営地は佐久市にある内山牧場キャンプ場なので、関越自動車道からアクセスするのが近いですが、せっかくのお出かけ日和に真っすぐ向かうのは勿体ない事この上ありません。韮崎ICで一般道にスイッチし、国道20号を挟んで八ヶ岳エコーラインへと接続。白いセンターラインが織りなす緩やかなコーナーをなぞりながら、高原の空気を満喫します。1ヶ月前はまだ冬用ジャケットでも肌寒い気候でしたが、この日は春用ジャケットで丁度良く、何とも過ごしやすいシーズンとなってきました。
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ビーナスライン
気分爽快で田舎道を駆け蓼科に入り、ここからは県道192号線ビーナスラインで標高を稼いでいきます。風にたなびく羽根のように現れるゆるりとした曲率のコーナーを抜けていくと、標高1,250mに位置する蓼科湖がポツンと目に飛び込んできました。冬にはスケートリンクにもなる人造湖で、この日は人も疎ら。等高線をなぞるように山岳路を進んでいくと、女の神展望台からはうっすらと茅野の市街地を眼下に収めることが出来ます。
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避暑地堪能
白樺湖を越えて県道40号線へ接続すると、草原に敷かれた煌びやかなシーニックラインへと変貌。 ダイナミックに広がる高原の景観美をバイザー越しに眺めながら、クイックな切り返しが続くビーナスラインをトレースしていきます。車山肩でUターンし穏着沈黙の白樺湖で休憩を挟んだ後は、 大きな弧を描きながら佐久方面へとノーズをチェンジ。マイナスイオンたっぷりの木漏れ日に包まれた林間路は、気持ち良くスロットルを開放できる快走路であり、一部工事中のダートに慄きながらも怒涛の勢いで下っていくのでありました。
V4エンジンのサウンドと鼓動のアンサンブルを堪能しながら突き進み、長門牧場で一休み。エストリルブルーの空のキャンバスには白い飛行機雲が描かれており、牧草を啄む馬たちも気持ち良さそうです。和気香風の牧歌的な情景をのんびりと楽しんでいると、いつの間にか集合時間が迫ってきたので、駐車スペースに整列しているロータス・エリーゼと勝手に記念写真を撮ったら後ろ髪を引かれる形で再スタートとなりました。
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Fantastic Road
佐久市内に降り立つと、外気温計は28℃を指しており、真夏のような陽射しでコンクリートが揺らいでいました。市内のスーパーで買い出しを済ませ、春うららと言うよりはすっかり初夏の陽気となった市街地を抜け出し、県道44号線で内山牧場を目指すことに。この県道44号線が驚くべき快走路であり、全線2車線の道は緩急のあるカーブを主体に構成されており、VFRの力強い蹴り出しを活かしながらスローイン・ファストアウトで駆け抜けていきます。10km程度の区間ですが、こと走りに関しては形状・起伏・路面状況を鑑みると秀逸であり、ライディング・プレジャーを末端神経まで浸透させながら、一心不乱に走ってしまいました。
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内山牧場キャンプ場
ゴールに到着すると、麗らかに晴れ渡った空を背景に荒涼とした荒船山が見えてきます。あらふね山荘でキャンプ場のチェックインを済ませ、既にYさんが場所確保済みなので、Iさん&息子さんと受付で合流しアプローチラインへと向かうことに。荷物をIさんのMINI Crossoverに載せ変えてもらい荒れた砂利道を慎重に上がっていくと、急に景色が開け広大な台地が待ち受けていました。周囲に遮るものがないので風がやや強いですが、Stacy ST-Ⅱを設営し、早々にビールで乾杯。徐々に赤く染まる標高1,423mの荒船山を眺めながら、下界の暑さが嘘のような冷涼な空気を味わうのでありました。
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New Tent
Yさんは相変わらず新しいテントを調達しており、今回はtent-Markのポールテント。インナーテントのない文字通り1つの幕のみで構成されており、中はかなり広々とした空間となっていました。マジックアワーを迎えたフォトジェニックな丘陵地を眺めながら、Iさんが新調した焚火台で炭を起こし肉に食らいつきます。
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プライスレス
辺りが暗闇に飲み込まれると体感温度は一気に急降下。万が一と思いイージスの防寒具を持参しましたが、むしろこれがなかったら大変でした。
Yさんの料理に舌鼓を打ち、食後は焚き火でのんびりと過ごす。日頃の喧騒を忘れさせてくれる贅沢な時間であり、久々の再会に話題は尽きません。しっかり薪を2束燃やしたところでそろそろ就寝の合図となり、Iさんはダンロップのクラシックなテントへと潜り込み、星空を暫し観察したのちにいそいそとシュラフに包まるのでありました。
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鶏鳴の朝
AM6:30起床。フライシートを開けると頭上にはびっくりする程のスカイブルーが広がっていました。雲一つない青空とはまさにこの事で、周囲のキャンパーも既にお目覚め。昨日の煮込み料理の残りとソーセージで朝ご飯を済ませます。隣のファミリーとすっかり仲良くなったIさんの息子さんと戯れつつ、Yさんが持ち込んだ手動エスプレッソマシンという物珍しいキャンプ・ギアを触らせてもらったりと、 ぐだぐだと温い時間を過ごしました。
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コンクリートジャングルへ
周囲のキャンパーもだいぶいなくなった頃合いで撤収を開始し、受付のある山荘あらふねの湯で汗を流し、いざ帰路へ。帰りは3台ともに県道44号線のテクニカルワインディングで佐久方面へと稼いだ標高を払い戻し下界へ下りると、市街地は真夏のような様相を呈しており、V4エンジンの熱も相まって灼熱地獄になりつつも何とか上信越自動車道佐久ICのETCゲートを通過。渋滞発生前にハイウェイを走り切り、夕刻には環状8号線へと復帰するのでありました。
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VFR800 | 日記
Posted at
2018/07/13 23:24:26