• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ペリのブログ一覧

2016年09月24日 イイね!

グランドツーリング in 北海道 Day6 風雲急の道東

グランドツーリング in 北海道 Day6 風雲急の道東
AM6:00に起床。夜は薄手の布団を掛けて丁度良いという素晴らしい気候であり、久しぶりの布団での睡眠という事もあり、完全熟睡での目覚めとなりました。窓の外は雨がポツポツと降り出しており、小雨のうちに荷物を取り纏め、Z4のトランクに放り込みます。
グランド・ツーリングは早くも後半戦へと突入。楽しい時間というのはあっという間に過ぎてしまうものです。本日の天気予報は、道内全て雨マーク。なので、取り敢えず目的もなく、道東方面へと続く旭川紋別自動車道の無料区間を走ることにしました。


01
01 posted by (C)per

02
02 posted by (C)per

03
03 posted by (C)per

04
04 posted by (C)per


思い出のサロマ湖


クローズスタイルのZ4を小一時間走らせ、道の駅まるせっぷでブランチタイムとします。全然北海道らしくない中華丼を注文しましたが、意外にもこれがなかなか美味しい。ガラス越しの外は徐々に雨の勢いが増しており、雨雲レーダーを見てもどこも雨雲がかかっている状況でした。
国道333号線をゆるゆると進んだ後は、道道711号線・137号線でZ4のノーズを北へと向けます。道の駅かみゆうべつで小休止を挟みつつ、対向車線を走るトラックが放つ水しぶきに視界を奪われながら(汗)、オホーツク海沿いをなぞる国道238号線へと出ました。
細雨~本降りの間を行き来する不安定な空模様ですが、せっかくなのですぐ傍にあるキムアネップに寄ってみることに。昨年の北海道GTで初めてキャンプ泊をした場所であり、今回もタイミングが合えば泊まってみても良いかなと思っていました。ただ、今日は巨大台風が強い勢力を保ったまま襲来する予定なので、ここは大人しく後にすることにします。


05
05 posted by (C)per

06
06 posted by (C)per

07
07 posted by (C)per

08
08 posted by (C)per

09
09 posted by (C)per


網走監獄


フロントウィンドウを叩く雨粒は断続的に強まる傾向を示しており、轍や凹凸部分には大量の水が溜まり、ハイドロプレーニングを引き起こします。挙動が不安定になる程のレベルである事から、本日のドライブは諦める事とし、近場の観光スポットである網走監獄観光を選択しました。
荒れ狂う網走湖を眺めながら国道39号線を走り、脇道に入った所に博物館網走監獄が位置しています。博物館自体は東京ドーム3.5個分の広さであり、さほど大きくありませんが、Vシネマでお馴染みの「北の網走刑務所」の様子をリアルに再現。冬になれば極寒の収監施設となり、まさに最果ての牢獄と言えるでしょう。
そんな歴史を小一時間学び外へ出ると、雨はピタリと止んでおりました。と言っても、それを保っていたのはわずか1時間程度。雨雲レーダーもしきりに台風接近のアラートを表示しており、油断はできません。


10
10 posted by (C)per

11
11 posted by (C)per

12
12 posted by (C)per

13
13 posted by (C)per

14
14 posted by (C)per

15
15 posted by (C)per


退避シェルター


夕方には荒れそうな模様なので、今日は早めに宿泊地へ向かうことにします。
美幌町へと続く国道240号線を進み、雨が降り出す前に買い出しを済ませ、直前に予約した津別21世紀森キャンプ場に到着。広大な芝生のフリーサイトを擁する利便性の高い場所ですが、受付をすると今日は私1人とのこと(え?)。まぁ、こんな悪天候でわざわざキャンプ場に宿泊する人なんて居ないのでしょう。
予約したバンガローは、先程観光した網走刑務所ばりのタコ部屋ですが、屋根があるだけでありがたいもの。雨脚が強まるにつれ不安になりますが、今晩がヤマなので、明日は台風一過の空が期待できるでしょう。夕飯はスーパーで仕入れた新鮮な魚介類やお肉を贅沢に頂き、屋根に打ちつける雨粒の音とラジオをBGMにのんびりとした時間を過ごしました。


16
16 posted by (C)per

17
17 posted by (C)per


ブラック・アウト


サッポロクラシックで喉を潤していると、バンガローの電気が急に落ちます。暫く経っても復活せず管理棟へと向かうと、さっきまで煌々と明かりを放っていたはずの建物も真っ暗。管理人曰く、去年の台風でも倒木で電線が断線し、この辺り一帯が停電になったとのこと。とは言え、元々電源のないキャンプ泊なので、むしろ今まであっただけ御の字のようなもので、管理人の携帯のワンセグで台風情報を見ながら暫し談笑となりました。
トイレや水回りの明かりを別途確保してくれる等、遅くまで気をかけてくれた管理人に感謝しバンガローへ。就寝する頃には雨は止み、驚異的なスピードで流れる雲をファインダーに収めながら、一夜を過ごすのでありました。
Posted at 2016/09/24 11:41:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | BMW Z4 | 日記
2016年09月17日 イイね!

グランドツーリング in 北海道 Day5 何もないことの素晴らしさ

グランドツーリング in 北海道 Day5 何もないことの素晴らしさ
グランド・ツーリング5日目。既に出発準備をしている早起きライダーの動きに促されるように起床。Coleman Touring Dome STのフライシートを開くと、昨日の雨が嘘のように晴れておりました。
青空を映し出すクッチャロ湖は殆ど波が立っておらず、穏やかそのもの。長袖1枚で丁度良い過ごしやすい朝であり、爽快感溢れる湖畔の空気を味わいながら、撤収作業に取り掛かります。


01
01 posted by (C)per

02
02 posted by (C)per

03
03 posted by (C)per

04
04 posted by (C)per

05
05 posted by (C)per

06
06 posted by (C)per

07
07 posted by (C)per


モーニング・クルーズ


昨晩は気づきませんでしたが、早朝のクッチャロ湖キャンプ場はライダーで溢れかえっており、その人気の高さが窺えます。20秒のシークエンスでルーフトップを開放したZ4は、道道84号線・710号線で構成される湖のアウトラインをゆるりとなぞりながら南下。高台にあるクローバーの丘に到着したところで朝ご飯となりました。湖の全景を視野に収める事が出来るとともに、その先にあるオホーツク海まで望めるビュースポットであり、頬を擦る風は清爽そのもの。足元にはクローバーが群生しており、名称の所以となっているのでしょう。
空虚に感じるほどの無人の丘に、Z4と私のみ。いやはや、贅沢過ぎるシチュエーションです。


08
08 posted by (C)per

09
09 posted by (C)per

10
10 posted by (C)per

11
11 posted by (C)per

12
12 posted by (C)per

13
13 posted by (C)per


北緯45度の楽園


俯瞰での景観美を暫し堪能した後は、進路を北へと設定します。海岸線をなぞる国道238号線オホーツクラインをのんびりと流し、道道1077号線へとレーンチェンジ。やがて見えてくる道道889号線入口の案内板をくぐれば、その先には宗谷丘陵を貫く極上のスネークラインが待ち受けています。
なだらかな丘陵地にレイアウトされた最北の道は、緩やかな曲率のコーナーと絶巧のアップダウンが組み合わさった、躍動感のあるドライバーズロード。紫幹翠葉の彩を放つ牧草地を眺めながらオープン・エアで駆け抜ければ、筆舌に尽くしがたいドライビングプレジャーが炸裂です。ストレート・シックスの鼓動を感じながら、白いセンターラインを追いかけ、悦楽の境地に浸る。なんて素晴らしいのでしょう。
頭上の空はスッキリ快晴とはいかないものの、その程度ではこの道の素晴らしさは霞む事はありません。この道を走らずして北海道を語ることなかれ、そう思わせてくれる抜群のシークエンスでありました。


14
14 posted by (C)per

15
15 posted by (C)per

16
16 posted by (C)per

17
17 posted by (C)per


遭遇


1往復存分に楽しみ脇道に入ると、たくさんの牛が邪魔をするなとばかりに、黙々と牧草を食べています。遠くに見えるはウィンドファームの連なりであり、風の動きに合わせてゆっくりと旋回する様は見ていて飽きる事はありません。
ゆったりと流れる時間に暫し身を任せ、そろそろスタートしようとイグニッションに手をかけようとした時に、軽快なクラクションが。振り向くと見慣れぬバイク2台が目に入りましたが、tododesuさんと気づくのにそう時間はかかりませんでした。
双方、東京都心圏域に住んでいるにも関わらず関東近郊では出会わないのに、1000km以上離れた最北端の地でお会いするとは奇遇ですねぇ。
因みに、250kg以上の重量を誇るBANDITのリアには大量の荷物が括りつけられており、サイドパニアもフル装備。これでタンデム移動とは恐れ入ります(震)。


18
18 posted by (C)per

20
20 posted by (C)per

21
21 posted by (C)per

22
22 posted by (C)per


サロベツ原野


お互いの旅の安全を交わし道道1077号線に戻った後は、フューエル警告灯が点滅したので、稚内の市街地にあるガソリンスタンドでハイオクガソリンを詰め込みます。
ここから先は、晴れ間が期待できそうなサロベツ原野を目指し、国道40号線へ。高規格なバイパスですがさして面白い道でもなく、休憩所を兼ねたスノーシェッドで小休止を挟みつつ、道道616号線へと早々にルートを変更しました。
宗谷本線とぶつかった先に見えてきたのは、水鳥の飛来地としても有名な兜沼。広大な原野の中にぽつねんと佇む沼ですが、その畔にはオートキャンプ場が位置しています。軽く散策してみましたが、木々に囲まれた落ち着いた雰囲気のフリーサイトがあり、居心地は良さそうです。さすがにまだお昼前なので、ここは次回に取っておくこととし、再びZ4のエンジンに火を点けます。
ここからサロベツ原野に進入する道道763号線は、交通量皆無のローカルロード。頭上の空は不安定な色合いを見せていますが、直射日光を浴びない事はむしろオープンカーには好都合です。お盆休みの混雑など何処へやら、ミドルクルージングを謳歌し、道道444号線へと合流。道路脇に設置されていた外灯やポールも無くなり、ただひたすらに原野を突っ切るそのシークエンスに、ドライバーは笑いが止まりません。360度何にもないのですが、それこそがサロベツ原野の素晴らしいトレードマークと言えるでしょう。


23
23 posted by (C)per

24
24 posted by (C)per

25
25 posted by (C)per


28基のシルエット


サロベツ湿原センターでコーヒーブレイクを挟み、スマートフォンで日照情報を確認し、次なる目的地を海岸線に求めることに。海岸線をなぞる道道106号線は、北海道ではお馴染みのオロロンラインであり、オトンルイ風力発電所を望むシーサイドロードです。昨年のGTでは生憎の雨模様でしたが、今回はゆったりと旋回する28基のプロペラが視界に飛び込んできます。
しかしこのオロロンラインの凄い所は、フロントウィンドウの先に見えてきたウィンドファームの大きさが一向に変わらないこと(笑)。定規で引かれたようなストレートラインを進んでも進んでも、同じ景色がずっと続いており、スピードや距離の感覚がおかしくなる程です。荒涼とした雰囲気を放つスーパーストレートは、6速3,000rpmを維持する桁外れの破壊力であり、東京では決して味わえない非日常の旅を実感。やっぱり道北は何度走っても驚きが薄れる事がありません。


26
26 posted by (C)per

27
27 posted by (C)per

28
28 posted by (C)per

29
29 posted by (C)per


蕎麦ロード


ひたすらに国道232号線を南下すると、徐々に雲行きが怪しくなり、時折小雨もパラつくようになりました。海の向こうに見えるはずの焼尻島は完全に靄の中に隠れており、ここで海から山へと思考をスイッチすることに。苫前町から国道239号線に入ると、徐々に標高を上げていく山岳路の様相を呈してきます。とは言ってもそこは北海道、道そのものは極めてツアラー寄りであり、クローズスタイルながらも高低差400mの冷涼地をサイドウィンドウ全開で快走。時折対向車線に現れるハング・オンで疾走するバイクからも、この道がドライビングファンに包まれている事を表しています。
国道275号線にスイッチすると様相は一変し、穏やかなカントリーロードが続きます。車を停めると、辺り一面蕎麦畑の絨毯が広がる驚きの景色が広がっており、畑の境界線は遥か彼方。後で知りましたが、ここ幌加内は蕎麦で大変有名なんですねぇ。この後、20分近くのんびりと南下し続けましたが、沿道の畑はずっと蕎麦でした(驚)。


30
30 posted by (C)per

31
31 posted by (C)per

32
32 posted by (C)per

33
33 posted by (C)per

34
34 posted by (C)per


今日は宿へ


さて、そろそろ今夜の宿泊地を設定するのですが、今夜は台風上陸の影響により嵐が想定されるとの事。しかも、かなり強烈な低気圧のようで、今夜は宿を取ることにしました。
国道275号線沿いのホクレンで給油を済ませ、汚れまくりのZ4を洗車し、綺麗ピカピカにしましたが、その直後に雨が降りてきました(泣)。道道98号線で旭川に向かうにつれて、その雨脚は強くなる一方であり、本日のドライブはここで切り上げ、真っ直ぐ宿へ向かうことにしました。
じゃらんで予約した旭川の扇松館は、なかなか古めかしくレトロな雰囲気を醸し出す和館です。ポイントも溜まっていた事もあり、1泊5,000円でリーズナブルに確保する事が出来ました。

さっそくお風呂に入り1日の汗を流し、濡れているテントやタープを部屋の中で乾かします。テレビで流れる地元の放送局では、しきりに台風情報をアナウンス。さて、明日はどうなる事やらと心配しつつ、久々の布団の寝心地の良さにあっという間に就寝するのでありました。

35
35 posted by (C)per
Posted at 2016/09/17 20:47:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW Z4 | 日記
2016年09月10日 イイね!

グランドツーリング in 北海道 Day4 雨上がりの涼感

グランドツーリング in 北海道 Day4 雨上がりの涼感
天上が明るさを取り戻したAM5時過ぎ。雨粒がタープを打つ音で起床します。グランド・ツーリング4日目は、本降りの雨からのスタートとなりました。
スマートフォンを取り出し雨雲レーダーで台風の進路を確認すると、道東に照準を合わせたかのように猪突猛進の勢いで進んでおります。コムケ湖の畔にあるこのキャンプ場も徐々に雨脚が強くなり、7時過ぎにはドカ降りの様相を呈してきました(汗)。


01
01 posted by (C)per

02
02 posted by (C)per

03
03 posted by (C)per


雨にも負けず・・・


ここは様子を見て待機することとし、のんびりと二度寝を決め込みます。ふと目を覚ますと時刻は8時30分。雨音はだいぶ弱まっており、これ幸いとばかりにテント撤収に取り掛かります。この日はタープの下にテントを設置しておりましたが、雨天時の荷物の取り纏めには本当に重宝しました。テント内で使うギアを濡れずに撤収出来るのはありがたいですね。タープ様様です。
嵐直撃の道東は諦め、取り敢えずまだ雨の心配がなさそうな道央をうろつくことに。テント撤収の際に、レインスーツを忘れた事に気づき、迷いましたが今後も雨に降られる可能性は大なので、紋別市内にあるホームセンターへ買い出しに行くことにしました。因みに、持っていくはずだったレインスーツは、自宅に帰るとしっかり玄関に置いてあるという始末です(泣)。


04
04 posted by (C)per

05
05 posted by (C)per

06
06 posted by (C)per

07
07 posted by (C)per

08
08 posted by (C)per

09
09 posted by (C)per


紋別~西興部


紋別で巨大な蟹の爪のモニュメントを眺めた後は、国道238号線をのんびりと流し、興部町を過ぎたあたりで道道883号線へスイッチ。ツーリングマップルを頼りに走ってみましたが、牧草地を貫くハイランドロードであり、雨はパラついていますが中々の好走路です。路面に散りばめられた枝葉に注意しつつ、晴れたら更に気持ちの良い道だろうなぁと思いながら、スロットルは抑え気味で走り抜けました。
国道239号線に復帰し、のんびりと西興部方面へ流していると、さっきまでフロントウィンドウを叩いていた雨はピタリと止み、雲の割れ目からうっすらと青空が見えてきます。この好都合な環境を逃すわけにはいかない!とばかりに、ハードトップを格納。雨天のおかげでヒンヤリ冷えた空気がキャビンに流れ込み、束の間のオープン・エアを満喫しながら、道の駅にしおこっぺ花夢へと到着しました。


10
10 posted by (C)per

11
11 posted by (C)per

12
12 posted by (C)per

13
13 posted by (C)per


キマロキ


いちご味のソフトクリームを一心不乱に舐め倒し、喉を潤したところでリスタート。国道239号線を名寄方面へトレースし、市内にある名寄市北国博物館へ寄ってみることに。ここには「キマロキ」という排雪列車として活躍したSLが展示されております。先頭の蒸気機関車は重量94.85t、最大牽引力1,000馬力という出力を誇り、現役時代は260万km以上を走破していることから、この世界きっての過走行車両と言えるでしょう。
因みにキマロキとは、
"機関車の(キ)、マックレー車の(マ)、ロータリー車の(ロ)、機関車の(キ)の順に連結された、排雪用編成列車のかしら文字をとって、名づけられたもの"
とのこと。(出典:名寄市HP
博物館自体は開館しておりませんでしたが、厳しい雪国の生活の脚を支えた功労者を眺めるだけでも非常に興味深いものでありました。


14
14 posted by (C)per

15
15 posted by (C)per

16
16 posted by (C)per


向日葵畑


名寄の市街地を抜け、道道252号線を走っていると、一面黄色に彩られた畑に遭遇。思わず車を停めてしまう程、鮮やかなゴールドスパークカラーを放つ向日葵の大群に出会いましたが、ここは智恵文ひまわり畑という観光スポットとの事でした。後で調べて発覚しましたが、名寄は向日葵で有名なスポットなんですね。偶然にもそんな向日葵の群集風景に出会う事が出来たので、夏の香りに包まれた花園で暫し小休止となりました。


17
17 posted by (C)per

18
18 posted by (C)per


Massive Impact


美深からは、国道から道道巡りへとスイッチすることに。雨が止んだので再びカブリオレスタイルとなったZ4を、道道49号線~道道120号線~道道12号線へと走らせます。この道道トリオが、もはや感覚が麻痺する程の走り放題であり、口をあんぐりとさせながら爆走。そんな道が70kmも続くわけであり、そのスケールアウトした様相は鳥肌ものです。
路面の水溜りにより泥だらけのZ4ですが、そんな事は微塵も気にせず、多種多彩なターンアングルで構成されたツアラーロードを謳歌しました。


19
19 posted by (C)per

20
20 posted by (C)per


クッチャロ湖の畔にて


オホーツク海が見えたところで、国道238号線へと合流し、今夜の幕営地へとノーズを向けます。小一時間走り浜頓別に入ると、クッチャロ湖の畔にあるキャンプサイトへと到着。湖畔の静寂を味わえるとともに、温泉やコンビニがすぐ近くにある利便性の高さから、北海道を旅するキャンパーに人気となっています。
台風の峠は越えたようで、風はあるものの、日が暮れる頃には雨はすっかり止み、好都合とばかりに濡れていたタープを建てて乾燥。暮れなずむ湖面を眺めながら、一難去った後の天気予報を確認したところ、何ともう1つの台風が北海道めがけて進行中とのこと。
例年だと北上するにつれて熱帯低気圧に姿を変えるはずの台風が、勢力を保ちながら北海道へ上陸するのは非常に稀な事。自然の猛威を心配しつつ、かと言ってどうにもならない気まぐれな天気に気をかけても仕方がないと、半ば楽観的になりながら、冷えたビールで喉を潤すのでありました。
Posted at 2016/09/10 22:12:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | BMW Z4 | 日記
2016年09月04日 イイね!

グランドツーリング in 北海道 Day3 太平洋からオホーツクへ

グランドツーリング in 北海道 Day3 太平洋からオホーツクへ午前6時頃、鴎の鳴き声に目を覚まし、いそいそとシュラフから抜け出します。フライシートを開けて外を見ると、晩成温泉の朝は霧雨に覆われておりました。
グランド・ツーリングは早くも3日目。肌寒さを感じる朝の気温は15℃となっており、前日にセイコーマートで購入したおにぎりを食べながら、ツーリングマップル片手に本日のルートを模索します。
小雨は一向に止む気配がないため、タープの下で撤収開始。次第に雨は止み、濡れたZ4のボディを一通り拭いてからツーリングスタートとなりました。


01
01 posted by (C)per

02
02 posted by (C)per

03
03 posted by (C)per

04
04 posted by (C)per

05
05 posted by (C)per


モノトーン・カラー


国道336号線ナウマン国道で北上していき、ハードトップが乾いた所でルーフを開放。湿り気を帯びた冷涼な北の空気を存分に味わいながら、途轍も無いスケールの海岸線をトレースしていきます。
途中でダート道を経由し、昆布刈石展望台へ。荒れた砂利道を進んでいくと、荒涼とした佇まいの断崖が目に飛び込んできます。荒波が轟音を立てて打ちつける果てしなく広がる太平洋を見ているだけで、随分と遠くまで来たのだなと改めて実感。曇り空のため、鮮やかなエストリルブルーとはいきませんが、モノクロームで構成された情景は、かえって最果て感を醸し出してくれるのでありました。


06
06 posted by (C)per

07
07 posted by (C)per

08
08 posted by (C)per

09
09 posted by (C)per

10
10 posted by (C)per

11
11 posted by (C)per


夏を駆ける


ここで雨雲レーダーをチェックすると、道東は迫りくる台風の影響が出る予想となっており、GT前半で道東を回る予定でしたが、急遽進路を北へ向けることに。根室本線とクロスラインを描く国道38号線を暫く進み、台風接近を物語る白波が立つ海岸線に別れを告げ、白糠町から国道392号線へとスイッチします。本別町へと繋がる全線2車線のコースですが、ここは本当に一級国道なのか?と疑いたくなる程の走り放題。ストレート主体の超ツアラーロードを文字通り一人占め状態でした。
後半は波状段差が続き、ロードインフォメーションがダイレクトにお尻に響きますが(汗)、直射日光がないマイナスイオンたっぷりの林間路をオープンで走るのは唯一無二の快感です。本別町に着く頃には、頭上を覆っていた分厚い雲はどこへやら。陽光降り注ぐ青空が広がっており、日焼け止めを塗りたくって再スタートとなりました。


12
12 posted by (C)per

13
13 posted by (C)per

14
14 posted by (C)per


ハイライン・クルーズ


足寄湖そばの道の駅で小休止を挟んだ後は、十勝連峰の東麓を貫く国道273号線を走る事に。これまで何度か足を運んでいますが、三国峠で晴れ間を見た事がありませんので、これ幸いとばかりに迷う事なくスロットルを開けていきます。
標高1,139mの三国峠は、北海道の中で最も高い場所に位置する国道のようで、白樺に囲まれた清涼感溢れる快走路でぐいぐいと標高を稼いでいくと、稜線に出た先は高低差のある眺望豊かなハイラインへと変貌。無限に続く樹海を跨ぐ松見大橋も非常にクリアに見えておりました。
僅かに弧を描く巨大な橋梁に別れを告げ、多くの観光車両と共にダウンヒル。クレバスのように鋭く削られた石畳や、冠雪の残る大雪山を眺めながら屋根を開けて走れば、トレイン走行でも気持ちの良いものです。


15
15 posted by (C)per

16
16 posted by (C)per

17
17 posted by (C)per


上川町ラーメン


大雪湖から国道39号線に乗り換えると、丁度時刻はお昼過ぎ。上川町の市内にあるラーメン屋の暖簾をくぐりました。
上川町はラーメンの町として有名であり、ツーリングマップルに載っているあさひ食堂へ。去年も訪れましたが、濃厚な味噌ラーメンと段取りの悪い店員さん達は相変わらず(笑)。ボリュームたっぷりの一杯に大満足ののち、今後のルートを検討します。


18
18 posted by (C)per

19
19 posted by (C)per


リスケ⇒道央縦走


台風の進路を確認すると、道央~オホーツク海側は難を逃れられそうな予測となっていたので、
道道101号線で岩尾内湖を目指すことに。じりじりと照りつける夏の日差しをかき分け、標高610mの於鬼頭峠を越え目的地に到着すると、岩尾内湖白樺キャンプ場の看板が見えてきます。天塩川に造られたダムにより形成された人造湖ですが、その湖畔にある無料のキャンプ場に幕を張ろうと入口のゲートをくぐると、林間部には溢れんばかりにテントが設営されており、客層も主にファミリーやグループの状況でした。前日に続き、これじゃ北海道じゃない!と幕営地を即変更。木陰にZ4を停めてツーリングマップル片手に1人作戦会議です(汗)。

近傍にもキャンプ場は幾つかあるものの、せっかくなので一気にオホーツク海側まで出てしまおうと決断。Z4のエンジンに再び火を点け、道道61号線にて滝上町方面へと向かいました。この道道61号線が意外にも走りやすいツアラーロードであり、緩やかな曲率で描かれたストレート主体の快走路はアンジュレーションも少なく、DDCをスポーツモードにセットし、乾いたエキゾーストノートを放ちながら駆け抜ければ、ドライビングプレジャーがもれなく炸裂。路肩で佇むキタキツネに注意しつつ、花朝月夕を思わせる程の心地良い風を全身で感じながら、道央縦断を謳歌しました。


20
20 posted by (C)per

21
21 posted by (C)per

22
22 posted by (C)per

23
23 posted by (C)per


コムケ湖の畔へ


国道273号線へと合流した後は、紋別方面へと北上。視界に飛び込んできたオホーツク海は、台風接近にも関わらず意外にも穏やかであり、先ほどまで頭上を覆っていた雲もどこかへと追いやられていました。あまりの快走に、iDriveナビゲーションが示していた到達時刻を1時間以上短縮したので、テントを張る前に紋別市内のスーパーマーケットで夕飯の食材を購入します。
国道238号線をトレースし、今晩の宿となるコムケ湖へと到着。北海道にはアイヌ語が語源となり当て字が付けられた地名が多く存在しますが、コムケ湖という名称もアイヌ語が起源のようです。この湖の傍に位置するのがコムケ国際キャンプ場であり、水回りはとても綺麗で洗濯機・乾燥機まで完備されたハイスペックなサイトにも関わらず、料金は1泊200円という破格設定。国道から奥まった位置のため、宿泊者はそれほど多くなく、車も寄り付け可能という事からソロキャンプにはうってつけの環境であり、迷わずここを幕営地とする事にしました。

テント設営を完了させた後は、上湧別にある道の駅の温泉で汗を流し綺麗サッパリした所でサイトに戻ると、丁度サンセットの時刻。雲は多いですが、オホーツク海に浮かぶ空は色鮮やかな色彩となっており、ゆっくりと時間が流れる北の大地に暫し身を任せるのでありました。東京に比べると北海道の空は高く、見ていて本当に気持ちの良いものです。
日も暮れたので、スーパーで仕入れたラム肉やホッケを肴にしながら、極上の1人時間を満喫。携帯ラジオから流れる明日の天気は芳しくないですが、そんな事は明日考えればいいやと楽観的になりながら、1日の終わりを楽しむのでありました。
Posted at 2016/09/04 15:56:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW Z4 | 日記

プロフィール

「チーズ工房でアツアツピザを頂きました。弟子屈ではヒョウが降ったそうです。」
何シテル?   05/03 20:17
ペリです。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/9 >>

    123
456789 10
111213141516 17
181920212223 24
252627282930 

リンク・クリップ

いよいよもって羽田潜入 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/07/21 23:28:48

愛車一覧

BMW S1000XR BMW S1000XR
より遠くへ。よりアグレッシブに。
ホンダ CRF250L ホンダ CRF250L
CRF250Lに乗ることになりました。地図にない新たな旅路を刻んでいきます。
ホンダ VFR800 ホンダ VFR800
VFR800に乗る事になりました。旅が冒険になる、これから共に走っていきます。
BMW Z4 ロードスター BMW Z4 ロードスター
BMW Z4に乗ることになりました。 屋根が開く、それだけで幸せになれる車です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation