
元気ですか!
それは1本の電話から。
電話主: 「もしもし、xxxxさんですか? この度、(中略) にご当選されました! 」
私: 「えっ、
マンションには興味ありませんよ (笑)」
私: 「どちらさまですか?」
電話主:
「Audiジャパンです」
私:
「え゛っ!?」
電話主: 「平日の開催ですが、参加いただけますか?」
私:
「いく~ (^O^)/」
ということで、この度、500組を越える応募の中からラッキーな14組に選ばれました(笑)
そして、開催一週間前に、参加案内書が届きました。
案内書に目を通すと、同伴者枠もあることに気づきました。組ですからね。
でも、嫁さんはSAC号に乗ってくれないし、車友達のみんなも平日は仕事だし.....
すると、将軍さんとお山に登られた Enjoy-Z4 さんが平日お山登りたい!!との書き込みを見つけて、
「ご一緒しませんか?」とナンパ(笑)。
さて、2x年ぶりのオートポリス。
あのときはトヨタ カリーナGTTRでエンジンヘッドとシールからオイルがにじむ走りだったなぁ。
そこで、YouTubeやネットブログでオートポリスのコースチェックすること40時間。
レーシング感覚に慣れるために、山崎飲みながら(笑) GT6 のハンコンでトレーニングに8時間
頭の中のイメージと手足感覚を一致させるために、
平日のジェットコースターライド~キヤーマを敢行!!
車との一体感の醸成。ここに走りの感性ビンビンに極まる。
そして
当日。
目覚まし無しでまぶたのシャッターが開くこと 3:50。相変わらず(汗)
夜明け前にエンジンルーム点検し、特別なオイルを1リッター注ぎ、朝の渋滞を避けるために5時にエンジンスタート、幌閉じて下道でのワープ航法にて7時前には日田へ。
コンビニで朝飯買って、ここで登山宣言。
外は雨が降り出し路面はしっとり濡れています。
スカイファームロード~ファームロードわいたの登山で
最終チェック。
SMGはバスっとギヤが入り、
NA3リッターはトップエンドまでストレス無く気持ちよく回りアクセルの微妙なタッチにも反応、
TE37SL+Mサスは路面を的確に捉え、
桃子M3はウェットでも破綻無くオンザレール、
少しブレーキ残しながらのコーナー進入、
クリッピングポイントちょい手前からのステアリング戻しはじめでのアクセルON。
ステアリング操作感覚とアクセル&ブレーキのタッチ&フィールに加え、荷重のかかり方&かけ方もイメージ通りで実に気持ちいい。
サクラムマフラーからのおはよう!の掛け声はアドレナリンとなって体内を循環。
トップノートは官能的。
そして、8時前にはゆまなみの聖地へ。
え~っと、確か Enjoy-Z4さんとは、
10時待ち合わせ(汗)
Enjoy-Z4さんとの合流までの様子は
こちらでチェック。
あっ、時間ある方は こちらの Enjoy-Z4さんの予告編をまずは見てくださいね。
聖地でおじさんふたり、11時まで駄弁り、牛串で小腹を埋めてオートポリスへGo。
予定では、11:40には着くハズ。
ところが、肝心なオートポリスまでのルートを予習していなかった2台は、オートポリスゲートをまさかの通過し、北ゲート先の奥の細道へ。
次第に雨も強くなり、道は狭い。気分は..... 松尾芭蕉!?
そして、ドリフ集合の12時になってもまだ生い茂る細道の中で、携帯は圏外!! LOST!?
迷子じゃねえか(爆)
冷静に道案内板を確認すると⇒は来た道の逆を指し、そこから茂みをUターンの11km。
ゲートは出口から入ろうとするは、パドックビル手前で駐車場に進入するは、...
すいません、
コース以外は全く予習していません。
結局、遅刻7分でのブリーフィング参加。
終わると休憩無しで1Fパドックへ。
様子はこちらのハイライトでどうぞ。
さて、RS6/RS7のインプレですが、
前提としては、
・コースはヘビーウェットの状態で縁石あたりは川となって水溜り
・コース途中にも水溜り箇所、全体的には川
・Audi/クワトロでの駆け抜け経験はゼロ
・数々の4WD乗り(インプ、ランエボ、MSアテンザ...)からのアンダー発言
・イニDでのエンペラー須藤京一の発言
・RS6/RS7共通のV8、4リッター、560馬力のモンスターエンジンと700Nmの大トルク
・車重は2t越えのフロントヘビー。
これじゃ、
お化け屋敷(絶叫屋敷)へようこそじゃないか。
おそらく、他の参加者も、「この雨じゃ....」と思ったに違いない。
一方、走行距離180kmのバリバリの新車をご用意いただいたAudiの関係者はニコニコ顔。
このギャップは?
まずはヘルメット畑で頭の荷重を増やす事から....(爆)
ヘルメットおじさんに変身!
そして、サーキットプログラムとのにらめっこ。私はゼッケン12番です。
今回の参加者のほとんどはオートポリス経験者。中には常連さんも。
なので、レッスンライドは走りながら車内で終始駄弁り。(予習してきてよかった)
wave-1実施。私は次のwave-2なのでパドック待機。
しばらくしてサイレンが鳴り、轟音とともに水しぶきを上げて疾走するRSたち。
「あれっ!? 踏めるの?」
と思うまもなく、wave-2。
RS6 に乗り込む。詳しい説明受けてないので、
え~っと、エンジンスタートボタンはどこだ? (汗)
あれっ、パーキング解除はどこだ? (汗)
え~っと、ライトは点いてるのかな? (汗)
そこへ無線が入り「
じゃ、行きましょうか!! (逝くの!?)」
先導車付きでコース入り。
では、インプレです。
A/Qシリーズのスポーツ進化系がSシリーズ、その究極がRSシリーズという先入観をいきなりくじかれました。
出足の滑らかさ。そして、苦も無く上がる車速に対しては路面からの情報は感じられない。
第1コーナー手前での減速。
130諭吉ほどするカーボンセラミックブレーキの効きの良さ。
踏み初めからの制動感と踏んだだけ止まる確かさ。
路面ウェットであることを意識する必要は無い。
これを認識し、30Rヘアピンからの10%下りでは170km/h、ホームストレートではコントロールタワー手前で車速は既に205km/hに達し、ブレーキポイントを遅らしても、ブレーキ制動で破綻する事は無い。
ということは、もっともっと詰める事ができる。
でも、雨だし、ヘタこくとお買い上げだし、1500諭吉の新車なので安全とって車間をとることに。だって、水しぶきで前が見えないのよ。
慣れてきた2週目、30Rヘアピン手前で加速からのハードブレーキとインベタ狙ったら、ABSの介入しながらあっさりと回頭して難なくクリア。
S字の上りも寄せるの簡単。
重量配分 55:45 でフロントヘビーを意識することもなく実に豪快に曲がる。雨なのに。
その反面、アクセルは良くない。
電子ペダルの踏力がカーボンセラミックブレーキの踏力とバランス悪くとても軽い。
どれだけ踏むとエンジンがどのように反応するなんて、官能性覚悟で扱うと肩透かしをくらいました。
とてもスマートすぎるんです。
アクセルは3段階ぐらいでパワー推移。
それ以上は、ティプトロをMTモードにする必要があります。イキナリ8速を手動操作する勇気もありません。
体がNAとSMGのダイレクト感に慣れていることもあり、このスマートさがリニヤなパワー感として伝わらず、加えてティプトロ(AT)の8速が賢くアイドルするものだから、感覚は
「ターボラグじゃねぇ?」。
踏むとテンポ遅れてパワーが立ち上がる。
コントロールダイアルで「ダイナミック」に切替ると路面情報はステアリングに入ってくるが、アクセルのつきは逆に悪くなりパワー立ち上がりが強調されるため、
「これぞどっかん!」
「ダイナミック」では挙動の乱れが少しでたけど、すぐに回復。雨の怖さは全く無い。
巨大なパワーとトルクはどこに?と思いたくなるなど荒くない。
跳ね馬や猛牛さんと明らかに異なる次元。
慣れると扱える。楽しい。でも、駆け抜ける歓びは感じない。
簡単に走れてしまう。覚悟なんか要らない。操るテクニックも要らない。
会場で誰かが言ってましたね「おばちゃんでも200km/h楽に出せる」って。
繰り返しますが、路面はハードウェット。川みたいになっている。
その後、インストラクターによるレーシングTAXIでのレーシング走行を体験しましたが、このコンディションの中で、大人4人乗って激しい横Gを受けてRSはコーナーを曲がる。
挙動も乱れはわずか、立て直しは早く、修正陀はほとんど要らない。
走る、曲がる、止まるが高次元で達成されている。それがRS。
レーシーではなく実にクール。必要だったらいつでもサーキットを走れる 2t車。
最終コーナークリア手前からのホームストレートベタ踏みでもリアは流れることなく、ステアリングの向きに対して全開加速をおこなう。この雨で単独走行できたらストレートエンドでは 250km/h を優に越えていたでしょう。
加速Gよりも減速Gが勝り、加速Gなみに横Gがかけられる。特筆すべきはクワトロが高次元で機能していること。サスとタイヤは路面を掴み、ロールを抑え、その力を駆動に充てていること。
限界が極めて高い。想像領域の扉を解放するアイテム。
それがRS。
乗った感じではRS7スポーツバックよりRS6アバントのほうがリアの接地感がしっかりしている。
どちらか選ぶならRS6アバント。
ブレーキの位置が右寄りなので、サーキットでの左足ブレーキは辛そうです。
走りを終えて、テンションをクールダウン。
(実は走りはじめからあまりのクールさにテンションは↓に)
先導車にはRS-TTやRS5がありました。
エンジンフードを開けて、あおってる様子を眺めながら、もはやテンションは上がりませんね。
(
TTに乗せてよ~)
前半を読んでいただいた方はもうお気づきかもしれませんが、
駆け抜ける歓び=操る楽しさ、一体感、感性に応えるフィーリング、アイデンティティが伝わりません。
会場を後にして、Enjoy-Z4さんと再び聖地へ。
移動中、私は車中でボヤッキー。
乗り換えてわかる、駆け抜ける歓び。
Audiさん、RS体験会ありがとうございました。
できれば、
同じ会場に、A7、 A6、S7、S6をご用意いただき、RSとの
違いを体験したかった。
また、GT-R、BMW M5 も揃えて同じタイヤ履いてウェットで
比べてみたかった。
せめて、
Sトロと比べさせてください!
諭吉を多くつぎ込んだ車に値するクールで実にすばらしい車とであることは理解できましたが、求めるベクトルが違うので、私には終始違和感でしかなかった。
帰りのファームロードわいた~スカイファームロード下りでも改めて思いました。
この感覚のまま 560馬力で高い次元を体現できるなら.....
ポチリます(笑)
さて、余韻が冷めないうちに、S6/S7, A6/A7, S5 あたりを体験してみたいですが、
同じ感覚を2度以上味わうと、もう寄り付かないかも(爆)。
ヘルメットおじさんにお付き合いただいた Enjoy-Z4さん、おつかれさまでした。
この日は、
迷走していたときの方がとても楽しかったですね。
来月また、お会いしましょう!
走行距離 370km
平均燃費 11.7km/ℓ
p.s. その夜、夢に出てきたのは、感動の走りをした茂みの中を走る2台でした(爆)
p.s. ボーナストラック
Enjoy-Z4さん編集作品でこの日の走りをふりかえり。