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2012年11月11日

2012年秋 ロードスターでゆく九州長崎の旅 本編6 〜五島上陸/頭ヶ島編〜

2012年秋 ロードスターでゆく九州長崎の旅 本編6 〜五島上陸/頭ヶ島編〜 10月22日(月)
今日はいよいよこの旅の最大の目的地、五島列島に渡ります。
五島列島は九州の最西端から更に西に100km。大小140の島が連なる島々です。
琉球諸島を除いて、クルマで行ける最西地と言って良いでしょう。

五島列島は地図を見ていただければわかると思いますが、大きな島が2つ、福江島と上五島の中通島があります。クルマで渡るのだからそれなりに大きな島をドライブしたいと思い、この2つの島を巡る事にしていました。

通常、五島への交通手段は飛行機か船。
飛行機は五島最大の島である福江島にしか就航していないので、各島へは福江島から船で渡るか、佐世保、長崎、博多からフェリー/高速船/ジェットフォイルで直接アクセスします。
今回我々はマイロードスターで旅する事に拘っているので、もちろんフェリーで五島に渡ります。

フェリーは以下パターン。
①博多から各島を経由して福江島に至る便
②佐世保港から上五島の各島へ
③長崎港から五島の各島へ

我々は平戸とセットで考えていたので、迷わず②佐世保から上五島(中通島)に渡るルートを選択しました。

AM5:55
佐世保 新みなとターミナルに到着。

我々は美咲フェリーの佐世保〜有川(中通島)航路をチョイス。
もう一つ、九州商船の佐世保〜有川航路がありますが、出発時間が遅め(8:00佐世保発)なのと料金がちょっと高いので、美咲フェリーにしました。
料金は自動車4m未満は14,400円、2等料金は1,800円です。(5m未満は18,000円)

さあ、チケット買ったし一安心!
しかしですね、昨晩ガソリン満タンにしようと思っていたのに忘れていて、フェリー乗船までに本土でガソリン入れとこうと思い佐世保の街を走り回りましたが、結局スタンドはどこも閉まっていてやむなく乗船。痛いなあ。


フェリー桟橋から乗船であります。


一般車両は2台だけ。あとは全部貨物のトラックです。
フェリーは島の物流を支えているんですね。


AM6:35 定刻通りにフェリーが出航します。
今日の天気予報は曇り。午後から天気が崩れるハズです。

船内は雑魚寝の2等客室とオープンデッキの甲板席のみ。
乗客は週末の部活動の試合帰りと思われる中高生と、旅の老夫婦。営業のために島に渡るであろう営業マン、一人旅の女性?トラックの運転手など。朝早くの便なので、皆毛布にくるまって寝ています。

乗り物に乗るとじっとしていられない性格の私だけ、甲板に出て港の風景を写真に収めます。


上空には雲が漂っていますね。そろそろ太陽が昇ってきました。

甲板でパシャパシャ写真を撮っていると甲板作業のおじさんが港の解説をしてくれました。


「アレが海上自衛隊の船、いちばん右のちょっと大きいヤツがイージス艦」
「へ〜すごい、カッコいいですね」


「自衛隊の向こうから、港の左の方までアメリカ軍の桟橋だよ」
「お〜かなりアメリカ軍の敷地ってひろいんですね〜」
なんて生返事しながら、「ええ、知ってますよ、そこに友人と入って尋問うけましたから(汗)」とはサスガにカミングアウトできませんでした(笑)

一通り港の解説をしていただきました。とっても親切な船員さんでとても嬉しかったです。ありがとうございます。


向こうに見えるのが、造船所。佐世保の街を海からのんびり眺めながら船は港外に出て行きます。


佐世保湾を出るあたりで朝日が昇ってきました。


左舷方向に肥前大島の大島大橋が見えてきました。
 

西の空にぽっかりと雲の切れ目が見えます。
場所によっては青空が望めるかも。
 

九十九島の南の海上を西に進みます。目の前に見えるのは黒島。
 

そしてしばらく進むと平戸島が見えてきました。
昨日はあそこらへんの海岸を走ったんだよな〜

と、外洋に出て波風が強くなってきたので船室に戻り、揺れに任せてゴロゴロしているといつの間にか寝てしまいました。
 
複雑な揺れに外洋の波を感じつつうつらうつらし、

何となく揺れが収まって来たなと思って外を見たら、既に中通島に近づいていました。

おお〜五島にやって来たぞ〜!
 

10:15 中通島 有川港に上陸しました。
 

天気は曇りですが、空は比較的明るいです。
フェリーターミナル前でまずは上陸記念撮影。
後ろの軽はすべてレンタカーです。噂に違わず電気自動車が多いです。
タクシーもリーフが多い様でした。
 

さあさあ、早速島巡り開始です。
まずは中通島の東側から攻めましょう。 
 

ということで、中通島から橋で繋がっている頭ヶ島(かしらがしま)方面に向かいます。
 

山を越えるたびに海が見えます。向こうは同じ中通島の北にのびている半島です。


まずやって来たのが黒崎峠の展望公園
妻がテレビで見た事があるそうなので、寄ってみましょう。


うっそうとしていますが、どこか南国な小径を行きますと


公園に出ました。


先端には展望台があり、中通島の北の岬、津和崎方面が一望です。


先ほど乗ったフェリーが再び佐世保に向かっていきます。
あまり人の手が入っていない海岸線が美しいです。


前方やや左には今日お世話になるホテルが見えます。
しかし、海の色がかなり濃い蒼なんです。
対馬海流の色なんでしょうか。
 
山案中島 野案中島の横を通過するフェリーを見送って展望台を後にします。


さあて、更に東に向かって走りますよ。
道路事情としては、集落周辺は2車線の広い道にほぼなっています。
一部峠部分はこのような1.5車線ですが、順次道路整備中の様です。
総じて車が少なく、走りやすいです。


友住の集落を抜けて、頭ヶ島方面に向かいます。

 
山を駆け上がってトンネルを抜けると…

赤い頭ヶ島大橋が現れました。
離島から更に離島に架かる橋。良いじゃないですか!


橋から西側の眺め


こちらは東側の頭ヶ島の海岸線
 

橋の上から西の海峡を望みます。う〜ん、素晴らしい海の風景。
風が強いですが、雲がちょっと千切れてきました。


内海側は、どこか優しさを感じる海の色です。


しばらく橋の上で景色を堪能しましたが、この間通り過ぎた車は2〜3台でした。

頭ヶ島に上陸して、島の尾根を走ります。
視界が開けたと思って道から見下ろすと…

うぉっと!
なんと美しい海の色!
五島、海が綺麗すぎます!


頭ヶ島は上五島空港が作られた島ですが、今では就航する飛行機も無く閉鎖中です。教会風デザインですね。


空港駐車場からの眺め。先ほどの頭ヶ島大橋が見えます。


 ワイルドな海岸線と青い海がよくわかると思います。


頭ヶ島の唯一の観光地といえば、頭ヶ島教会。
そこに行ってみましょう。島の北側へ下って行くと


眼下に見えました!頭ヶ島教会。珍しい石造りの教会です。

教会の集落まで下ると観光バスの団体ツアーさんが居たので、避けて海岸まで出てみます。

うわ〜こりゃスゴい!さっき上から見た浜でした。
  

浜に下りてみましょう。
バスツアーの団体さんは撤収された様で、静かになりました。
ちょっと本州ではお目にかかれない色と人口密度。
 

波の音と鳥の鳴声しかしません。


レタッチした様な色なんですけど、ほとんどいじってないです、見たまんまこの色なんですよ。わざわざ五島に来て良かった〜!

しかし、天気は下り坂の筈なのに、ちょっと晴れて来ましたね。超ラッキーです。
 
 
ほいじゃ、頭ヶ島教会に行ってみましょう。
なんか独特で重厚な教会です。色彩もちょっと他の教会とは違いますね。


この時は海の美しさにヤラれた後なので、教会はおまけぐらいに思っていたのですが、いろいろと教会を見た後では実はココが一番好きだったりします。

 

石造りの重厚感だけでなく、


歴史の重みも感じます。


ロードスターと頭ヶ島教会という絵はかなりレアかと思います。



さあさあ、頭ヶ島を後にして次の目的地に向かいますよ〜(10:22)

中通島の東の端、江の浜にある龍馬像です。

亀山社中が薩摩藩の援助でグラバーから購入し、薩摩に曳航中に暴風に遭って遭難したワイル・ウエフ号。その遭難した場所がこの先だったそうです。龍馬は急報を受けてこの地にやって来て、遭難した同士のために慰霊碑の建立を頼んだとか。



海岸線は風が強く、磯に波が押し寄せています。


龍馬の像、しかしこの人のフットワークの軽さたるや驚きであります。


そして、江の浜地区の墓地の一角にある碑です。
今では屋根がつけられて守られています。 


「竜馬がゆく」で読んでいる時には、まさか龍馬が涙したこの地に実際に来る事になろうとは思いもしませんでした。



さてさて、中通島の東部分はこれで一応制覇ということで、お昼も近くなってきたことですし中心部の有川に戻りましょう。


来た道(県道62号)を走ると有川の街が見えてきました。


港近くのガソリンスタンドにて給油です。

ここで、五島うどんの美味しい店を聞くと、五島うどんの里を勧められましたが、今日はあいにく定休日という事を伝えると、この先のトンネルを抜けたすぐ左手に美味しい店があるとの事。お礼を言って早速向かいましょう。

 
ちなみにガソリンは@177円(ハイオク)でした。。。やっぱ離島価格ですね。


国道384号線沿いのわかりやすいお店、竹酔亭です。
 
店内は普通の町のうどん屋という風情・・・ 

ひとまず「かけ」と


「ざる」を頼みます。

うどんそのものを味わうには素のうどんが一番。

初めての五島うどん、ビックリするくらい麺の表面が滑らかツルツルで、滑るように唇を通過し、喉を通ります。うどんとしては細麺で、コシはあまり無いけれど、そのエクストラツルツル感が非常に美味しいです。

こりゃウマいという事を確認して、追加注文。

天ざるを頂きました。
天ぷらもうまい、2杯目のざるもモチロンウマい。
二人でぺろりと食べてしまいました。

このツルツル感の秘密は特産の椿油で手延べしているからだとか。なるほど納得です。

まだつづく


まとめ記事はこちら
ブログ一覧 | 2012年秋 ロードスターで行く九州長崎の旅 | 旅行/地域
Posted at 2012/11/11 10:57:01

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この記事へのコメント

2012年11月11日 22:53
さすがフェリーマイスター、朝も早くからお疲れさまでした(笑

それにしてもガソリン高いです、30円くらい違いますね(汗
コメントへの返答
2012年11月12日 20:33
フェリーに乗るためなら早起きは・・・やっぱり苦でした(笑)

離島はしょうがないですね。本土からフェリーで運んでるとしたら価格も高くなりますね。
2012年11月12日 8:39
やはりというか。海の色が素晴らしいですね。
コメントへの返答
2012年11月12日 20:36
ホントに素晴らしい海でした。いいとこですよ~!
2012年11月12日 16:38
いよいよ五島列島に上陸ですね。
ボクが行ったのは十何年も前なので当たり前ですが、ずいぶん道が良くなってると思いますね。(もううろ覚えですが)
はがねいちくんのコメントで、冬の気候の話が出ていましたが、なかなか強風が吹いて大変な気がしますよ。冬の玄界灘沿岸部は吹き飛ばされそうな風ですもん。対馬海流は冬と春は少し弱くなるようですが、暖かさを連れてくる引き換えに北の寒気団に湿度をもたらして雪を降らすんですよね。日本海側のドカ雪の原因の一つです。九州北部にもベチャベチャの雪を降らせます(^_^;)
コメントへの返答
2012年11月12日 21:09
やっとこさです(^-^;
多分世界遺産登録を見越して急ピッチで道路整備を進めているんじゃないかと思いました。かなり快走路になりつつありましたから。昔の面影が残る旧道なんかもありましたが消えつつありそうです。
冬は大変ですか、適当な事書いちゃったなあ。やっぱり日本海側なんだ。対馬海流は言われてみれば雪の一因ですね。九州北部も雪が降るんだ・・・正月の九州ツーリングは要注意ですね。気を付けます(^-^ゞ
2015年12月12日 9:46
五島の海に癒やされました!有難うございます。
親父が五島の宇久島出身なので、里帰りさせたいなー♪
この写真風景を見せようと思います。
コメントへの返答
2015年12月12日 11:59
いえいえ、お役に立てて良かったです!
五島の海は本当に美しいですよね。

お父様の里帰り、実現するといいですね〜。

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