
新潟市内にあるカメラ店が、今週新店舗に移ったということで、早速行ってみた。
新店舗内に入ると、さすがに新しかった。が、残念ながらPentaxの展示はさほど大きくも無く、がっかり。まぁ、他のカメラも多いから仕方は無いか。店舗奥には、中古コーナー。こちらの品揃えも、ほどほど。しかし、カメラ修理用の工具は、新潟市内で手に入れようとするならば、この店に行くのが最も手っ取り早いのであろうか。
さて。ジャンクコーナーに行きましたら、オリンパスのPenが3台。すでに40年も前に発売された、ハーフサイズカメラである。放置されているのは、どれも、PenEE-2であり、価格はどれも980円。
1台目を手に取る。コレは最も外観の程度が悪いものだ。ボディの隅がことごとくさび、所々へこんでもいる。フィルム送りは硬く、シャッターも押せない。これは、完全にシャッターボタンが、ボディとの錆で固着しているようだ。
2台目を手に取る。こちらは先ほどよりもやや程度はよいと感じた。だが、ボディ表面はかなり汚れが目立ち、レンズ周りもややひしゃげている。ファインダー内部も、かなり汚れが目立つ。ふたを開け、フィルムを入れる部分を見てみると、内部も結構汚れている。モルトくずや錆のくずが目立つ。フィルム送りをまわすと、無事に動く。強制モードでシャッターを切れば、シャッターが切れた。裏蓋をあけながら、絞りを変え、シャッターを切ってみると、ちゃんと絞りも連動しているようだ。ISO感度を変えながらシャッターを切ってみると、暗めの部分ではしっかりと、露出不足を示す赤ベロが窓に見え、シャッターが切れない。露出機構も大丈夫かも?
3台目を手に取る。コレは最も概観がよく、へこみや錆、皮の汚れも目立たない。フィルム挿入部の内部も汚れが目立たない。が。シャッターを押すと、ファインダーに赤ベロが出る。ISO400として、蛍光灯に向けてシャッターを切っても、赤ベロ。強制モードにすると、シャッターが切れる。これは、シャッターカムの調子が悪いのか?最悪な場合は、セレン素子が死んでいるのであろうか?
ということで。普通に使ってみる分には、2台目がよさそうであるが、概観がよい3台目も捨てがたい。……で、2台購入。
ベロが出る3台目をばらしてみて、最悪の場合、壊れてしまっても、諦めが付こう。この経験を生かして、2台目に取り組めばよい。
さて。私がすでに所有している(というか、父親から借りている)PENは、EE-S。本日購入したのはEE-2。
主な違いは、以下のとおり。
1.レンズ機構。EE-2はピントあわせ無し。EE-Sは、1m、3m、無限遠を目測で選択。
2.レンズ構成。EE-2のレンズは、28mm・F3.5.EE-Sは、30mm・F2.8
3.ISO感度。EE-2は、ISO400まで。EE-Sは、ISO200まで。
4.フィルム挿入部の機構。
5.フィルムカウンター部機構。
EE-2は、EE-Sに比べてレンズがやや暗めであろうとも、ISO400を使用できるのが強みであろう。また、レンズもやや広角であるのが好ましい。
分解すべく、ネットで情報を収集し、分解開始。
以後、『ISO感度を設定すると、明暗に応じてシャッターが正常に働くと思われるが、外観も内部も汚れがひどい』方を、カメラ1。『概観及び内部はきれいであるが、ISO設定するとシャッターが切れない』方を、カメラ2、と称する。
先ず分解するのは、カメラ2。最悪の場合、壊れ具合にトドメをさしても致し方なく。軍艦部をはずし、露出計の針の動きを確認すると……動かない。どうやら、露出系針部、もしくはセレンの不具合が考えられる。
続いて、カメラ1のほうを確認すると、こちらは針の動きが確認できた。
ということで、カメラ1のセレン部及び露出機構を、カメラ2に移植することにした。
とはいえ。
今夜も遅く、明日は嫁の実家行き。そして、来週は一週間の出張ということもあり、移植はそれ以降。
ということで、今回は、セレン部及び露出機構の分解方法の確認だけにする。
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Posted at
2007/12/15 00:05:45