3月。年度末!
自動車業界の超繁忙期ですな。
まあ、仕事忙しくて大変なのは会社側の話なので、トライズは別に忙しくないです。(←非道
さて、SR20VEのECUセッティング。いわゆる燃調ですが、このエンジンはもともとパルサー&プリメーラというマイナー車種にしか搭載されていないため、ECUを弄っているショップさんは少ないんですよね。
そんなパルサー乗り&プリメーラ乗り含め、VEに夢を見る迷える子羊のために、私マッドメカニックトライズが情報収集と人柱をやってみたいと思います。
SR20VEの燃調をやる手段は次のとおり!
1.
F-CON V Pro
いわずと知れたHKSのフルコン。
いきなりフルコンです。ライトチューンならばサブコンでも十分なのですが、サブコンの最大手e-manageもSR20VEには対応しておらず、いろいろ改造して使うくらいならもういっそフルコンで良いんじゃないかと。
F-CON Vならば、P11プリメーラ用のハーネスも出ていて、SR20VEに正式対応しているようです。
パワーライター店でないと書き換えが出来ない。導入費用が高いなど敷居は高めですが、VEを正統派できっちりセッティングするならばこれしかないんじゃないかと思います。
2.
純正ECUのROMチューン
一部マニアックなプライベーターの間でひそかに流行っているコンピューターチューニング。
日産のECUは、開発用に外部ROMモードを備えており、書き換え可能なROMを使用することにより、純正の燃料マップ、点火マップ等を書き換えることが出来ます。
初期投資と、電気やプログラムの知識が多少要るのですが、コスト的にはかなり低め。
基本的には、ROMチップというICみたいなやつをいちいち外してパソコンで書き換えることになるので、かなり手間がかかります。
理論上、純正の制御に使われているすべてのマップを変更することが出来ることと、信頼性の高い純正プログラムをそのまま使えるのが魅力。
追加基盤は数種アリ
3.
PowerFC
このへんからいろいろ変化球になってきます。
まず、PowerFCは、SR20VEには対応していないので、SR20DET用を流用します。
そのため、デスビはダイレクトコイル式に変更が必要。
また、VVLは、INEX同時制御であればNVCSの配線に繋いでなんとなく動かすことが出来ます。
もしINEXを別制御にしたければ、適当なスイッチングユニットを使って別制御にしてしまえばなんとかなります。
それだけ手間をかけても、PowerFCが使えれば燃調はかなりやりやすくなるでしょう。
スイッチングユニットはこのあたりがいい感じ↓
トラスト デュアルスイッチングコントローラ
4.
追加基盤+エミュレータ
2の、純正ECU ROMチューンの進化形。
追加基盤形のROMチューンでは、外部ROMを付けたり外したりしないとデータを書き換えられません。
その手間を省くために、ROMチップを刺すところにエミュレータ端末を繋いで、パソコンと直結してしまうというやり方。
パソコン上にROMの中身をごっそり移動させることが可能なため、もうやりたい放題。ROMデータを編集するソフトもいくつか出ており、使いこなせばPowerFC並みかそれ以上のセッティング環境が整う。
コスト的には、基盤のみの場合よりもエミュレータの端末とソフトの分だけ割高。
しかも、SRのROMは2個使うため、エミュレータ端末も2個必要。。。
通信環境や車両の電圧が不安定なことから、安定性はイマイチという意見も。
さて。どうしましょうかねぇ。
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VEシルビア ECU編 | 日記
Posted at
2015/03/25 23:28:51