日産、1リッターで33km走行するガソリン車の開発を明言
日産は、12月11日に発表した「ニッサン・グリーンプログラム2010」の中で、CO2排出量削減や燃料電池車の開発計画などを明らかにした。
CO2排出量の削減については、「平成22年度燃費基準+20%」、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」、リサイクル可能率90~95%を達成した6車種を年内に投入。また、ディーゼルエンジンと同等レベルまでCO2排出量を削減するガソリンエンジン技術を開発し、2010年度に世界市場に投入すると発表した。
このほか、3リッターのガソリンで約100km走行可能なガソリン車「3リッターカー」を開発し、2010年を目標に国内市場に投入する計画。
また、日産独自のシステムを搭載したハイブリッド車の開発、外部電源(家庭用コンセントなど)から取り入れた電気でモーター走行を行うプラグイン・ハイブリッド車の研究開発も進める。
いわゆる「3リッターカー」というのは、
欧州で提唱された目標値でしたね。
VWルポのディーゼル車が、いち早く達成して、
量産の低燃費車としてギネスブックに載りました。
でも、当時はまだ日本で低公害ディーゼルが理解されてなかったため、
日本市場には投入されませんでした。
今でこそ、やっとメルセデスあたりから、
徐々に低公害ディーゼル車が上陸しつつあります。
海外のモーターショーをよく見ていればわかりますが、
コンセプトのスーパーカーですら、ディーゼルが主流です。
馬力も500馬力とか。
実際、ルマンでもアウディのディーゼルが優勝してます。
ディーゼル=遅いというのは、昔も昔の話。
ハイブリッドももちろん開発を進めて欲しいですが、
低公害ディーゼルが早く日本にも浸透して欲しいです。
3~4年前に、私もネットで
「ディーゼルが環境に良い」という話題をBBSとかで書いたら、
「あほか」と言われたほど、
日本人(私も日本人ですが)にはなかなか理解されなかったんですが、
ここに来て、ようやく情報も浸透してきました。
私もなかなか海外の情報を正確に得ていないのですが、
もっと日本人も海外の情報にアンテナ張りましょう。
日本の常識は海外の非常識ってこと、すごく多いです。
ちなみに2年ほど前(デミオ購入当初)から私が「海外の常識」として、
ESC(横滑り防止装置・標準呼称)の標準装備化を提唱してきたのですが、
前車デミオでは、大衆車ということからか、
他のデミオオーナーからは、
「DSC(ESC)なんて不要」と反論され、
安全意識の薄さに情けない思いをしました。
欧州でもさすがに全車標準化までは行ってませんが、
かなり普及しつつあります。
今やABSやエアバッグが標準装備されて当たり前の時代、
そのうち、ESCも標準化される時代がくるでしょうが、
ユーザーが安全意識を向上させないと、
残念ながら普及の速度は遅いでしょうねぇ。
ちなみに私のデミオは、
オプションでDSC(ESC)を付けていましたが、
その後のマイナーチェンジでそれも廃止されてしまいました。
ユーザーが望まなければ、
画期的な安全装備でもコストダウンの対象になってしまいます。
(このことで、一気にマツダ車に対する不信感が増しました。)
幸い、エスティマオーナーの間では、
「S-VSC(ESC)は標準化必要」って声があがっていたので、
少し安心しました。
ただ、エスも残念ながら
現状は上級車種にオプションがやっとです。
国産車全体がこんな状態です。
ぜひ、
エスの次のフルモデルチェンジでは、
ESC標準装備と、低公害ディーゼルの設定がありますように。
Posted at 2006/12/13 02:42:43 | |
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