2007年07月09日
POLO号タイヤ交換
6月中旬すぎに宮@POLO号のタイヤ交換をした。
銘柄は画像のとおり。
交換するにあたり、まずは宮@POLO号のタイヤ/ホイルの経緯を以下の表のようにまとめてみた。
表中の①~③は夏タイヤ、④はスタッドレスタイヤである。
デフォルト装着の①を覗くと、夏タイヤは概ね次のような感じだった。
■②(YOKOHAMA DNA GP)
→①の純正装着タイヤよりは軽量に感じるがスクエアショルダーなので轍に取られやすい。
ダメタイヤの代表的みたいな感じ。(ヤフオクでタイヤ+ホイルセットで買ったので仕方ない。)
■③(Continental SportContact)
→②よりも重量的にも軽く、且つラウンドショルダーなのでさらに軽量感があった。
195幅としてはベストバランスだと思う。
しかし、ホントに走っててホントに軽く感じたのは④のスタッドレス。しかもステアリングの応答性が良い。
このことから、POLOとしてどうあるのが望ましい姿なのかを根本から見直した。
その結果、
■パワーのない(パワーがあっても)FF車の駆動輪に太いタイヤを履かせることは接地抵抗が大きくなることになり、加速感、軽快感が薄れる。
■同じタイヤサイズであれば、ラウンドショルダーで軽量なタイヤの方が、加速感、軽快感が得られる。
■タイヤの扁平率を上げる(数値を高くする)とサイドウォール面の腰砕け現象が発生するので無闇には上げることはブッシングアンダーのような感じになってしまう。
まぁ、当たり前と言えば、極めて当たり前のことで、FF車に太いタイヤ、重いタイヤ/ホイルセットを履かせる。もしくはクルマそのものにアレやコレや装着して重くするのは、前へ進まない/曲がらないクルマになっていくので、そういうモディファイは愚の骨頂そのものである。(FF車だけでなく、FR車を含め、自動車全般的に同じことがいえる。)
そんなことから、できる限り接地抵抗を減らし、且つ腰砕けにならないタイヤをチョイスするのが、POLOとしてあるべき姿と考え、それを実現する方向でタイヤ選びをすることにした。(POLOに195幅の45%扁平はオーバースペック。)
また、Contiの状態でもう一つ問題が発生している。 純正サスが消耗してきていて、若干ではあるが車高が下がり気味になり、Contiでステアリングを末切りするとタイヤハウス内のトリムに干渉する現象が発生してきている。(FF車でフロントサスのヘタリが早いのは仕方ない。)
しかし、同じサイズの④のスタッドレスでは干渉してないので、幅の分だけで干渉する状態というのも分かっている。(スタッドレスで干渉するのも時間の問題だろうけど。)
・・・とはいえ、今の7J×16インチBBS RG-Fは活かしたい。 そうなると195幅よりも狭いタイヤで16インチ・・・且つ外径がほぼ同じ・・・というのが条件になる。
その条件からサイズを考えると・・・185/50?、175/60というのが自ずから決まってしまうのだが、このサイズを設定してるのが、185/50R16のPirelli P6000 Powergyしかないのでそれをチョイス。(去年からこのサイズを設定している。)
ちなみに1輪あたりの185/50R16のP6000 Powergyの重量は7.7kg。 195/45R16サイズの中でContiが7.5kgで最も軽かったことを考えるとP6000 Powergyは軽量な部類だろう。
それを踏まえて上のような表に反映させると次のようになる。
・・・で履いてから約3週間、一人で運転したり、家族4人のフル乗車でドライブしてきたりしてきたインプレは・・・狙ったとおり! 冬場のスタッドレスのあの軽い感じ。&ステアリングの応答性も向上しているような感じだ。 まぁ、接地面積が小さくなった分の恩恵だろう。
しかし、良いところばかりではない。ロードノイズはContiの方が静かに感じる。それと特に4人でフル乗車時には、制動距離も伸びたような気もする。(接地抵抗が減ったからか。←踏量を増やせばカバーできるだろう。) あとはコーナーでもConti(45%扁平)の方が踏ん張ってるように感じる。
P6000(Powergy含む)は、どちらかというとスポーティコンフォートというジャンルなのかもしれないが、POLO号でスポーツする気は全くないので、これで十分だろう。
さて、軽快感増による燃費は・・・一日で中距離を走る機会があったので次の条件で計測した。
・走行距離:250km。(うち高速90km、流れのスムーズな一般道160km) 高低差:約1000m。
・エアコン常時使用
・常時家族4人フル乗車 + 荷物約50kg。
結果は・・・16.35km/L。 このときの条件が似ているものの単純比較はできないが、そこそこの記録じゃないかと思う。
一応、今のところタイヤハウス内での干渉は発生していないが、末切りしたときのクリアランスがほとんどないのでこれも時間の問題だろう。なので、ここも見直していこうと考えている。
干渉する問題は残っているものの、タイヤとしてはできるだけ長寿命なタイヤであってほしいところだ。
【宮のちょっと辛口な余談】
みんカラを含め、他の個人サイトやカークラブサイト、またはショップサイト等で、太いタイヤや重いホイル/大径のホイルに履き替えて、データも採らずに「軽くなった!」とか「軽快で加速が良くなった!」とか書いている方をときどき見かけますが、ホントに?と疑ってしまうことがよくあります。
単純に考えれば、上述したように太いタイヤを履くことは接地抵抗が増えることになり、軽く感じないのが一般的。また重いホイルも然り。 勝手な思いだけど、重いセットや幅広のセットを履いて「軽くなった。」「加速感が増した。」と言ってる方は体感センサがズレてしまってるのではないかとも思います。(サスペンションのバタつきを抑えるためには腰下にある程度の重さは必要だけど、それは別問題。)
それとも、“お金をかけた分だけ、きっと良くなってる”ということを自分自身に言い聞かせてるのではないかとも思ったり。。。(見た目はカッコよくなっていることでしょう。 自分も以前は見た目優先で体感センサがズレてたときもありますが、これからはズラしたくないと思います。)
まぁ、モディファイは個人の自由なので、見た目を求める方はどんどんやっちゃってほしいと思います。僅かでも経済活性化に繋がります。 ただ体感センサがズレた状態でモディファイし、理論や裏付け根拠、測定データのないまま、あたかも良くなったみたいなことを書くのは非常に滑稽に見えるし、そう見てる人もいるということは承知しておくことも必要でしょうね。
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カーウォッチングVW | 日記
Posted at
2007/07/09 14:49:34
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