創刊号はのちの復刻版
10月28日、カーグラフィック創刊編集長の小林彰太郎氏が亡くなられた。
自宅の本棚のCGを見ると一番古いのは75年なので、もう38年も読者を続けていることになる。
小林氏が編集長を辞してからかなりの年月が経つし、その間世の中も様変わりし、気付けば
若者の車離れが叫ばれる時代になってしまった。
しかし僕が一番熱心にCGを読みふけっていた70年代80年代は、みんな車に夢を持っていたし、
実際車も輝いていた。
雑誌もCG、NAVI、ル・ボラン、カーマガジン、ゲンロク、・・・・今思うと毎月本代が結構かかって
いたなぁ(__;)
その中で今も購読しているのはCGのみ、それもハッキリ言って惰性で買っているようなもの・・
パラパラっとページをめくって、後で読もうとボンと投げてそのまま・・・そこにまた次のCGが
かさなり、3、4冊重なった頃、重い腰をあげてトイレに持って行ったりソファーで読んだりして完読
するみたいな(>_<)
昔はそうじゃなかった、毎月発売日が待ち遠しくて、本が届くと物も言わず読みふけり、まるで本の
中に入って行く感覚で一字一句逃さず消化していた感覚で・・・・
編集部のライターもそれぞれ個性があり、個々の評価軸がハッキリしていて、この人のこの車の
インプレならどうなるんだろう・・・という楽しみもあった。
毎月のCGが楽しみでなくなってかなり経つ。そんな中でも小林氏のコラムは数少ない、往年の
香りを放つ貴重なページだった。
車趣味を崇高なるものに押し上げてくれた功績は多大だと思うし、少しでも同じ時代を過ごせた事を
同じカーマニアの端くれとして感謝したいと思います。
Posted at 2013/11/08 10:57:30 | |
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