s660 工場見学、月に一度の先着20名という 超難関を突破し、本日念願のs660 製造現場を見学してきました。
私はs660を所有していませんが、本日の見学を大変楽しみにしていました。
今更ではありますが
ミッドシップ、オープン、6MTという魅力的な車を 軽自動車という枠の中で商品化されていることに感激しています。
同時に、移動手段としては 利便性に欠けているのも確かですが 私のような車好きには それでも☆ドストライク☆であります。
ならば商品化して販売頂いてるs660を 自分が購入しなければ誰が買うのか。とさえ感じており、時が来たら必ず購入すると決めています。時が来。。→最終モデルのことです。
さて、本日の工場見学は6回目だそうで、案内していただくスタッフの方も慣れた様子でスムースに案内いただけました。感謝。
工場内の撮影は禁止ということで、スマホの持込もNG。。。
溶接、塗装工程はビデオで説明を受け 見学は組立ライン、検査ラインでした。
見学では軽トラ、バモス、s660 が流れており、日当り生産台数は計170台とのこと、s660の生産 3月は日当り15台程度と推測します。s660の生産を楽しみにしていましたが 見学できたのは軽トラがメインだったのは 少々残念でした。 こればっかりは生産の都合なので仕方ないです。
本来はs660 の生産を見て感動したり喜ぶのが普通ですが
実は私、仕事上、工業製品の生産に関わることが多く 生産性や品質、収益率などを自分なりに考えてしますのです。
ホンダのs660を この価格で生産していることに驚いていたのですが生産現場を見て 少し納得しました。
→ここからは私の意見です。
八千代工業で生産されている理由は、s660のシャシーが専用であることやミッドシップであること。それらが軽トラやバモスと類似しており ライン化しやすかった。と言われていますが それだけではない気がします。
開発の時点で、販売価格から生産コストを算出した際に母体工場では成り立たず 八千代工業に委託したのではないかと。
最新のT社 N社 またはH社の生産ラインに比べ、八千代工業は少数生産、また軽トラをメインに生産していることから、設備や生産方式に大きな差がいくつもありました。詳細は書けませんが 数十年も、軽トラをメインに生産し、バモスにおいは18年間モデルチェンジしていないことから、設備が限られていることは仕方ありません。正直驚くことが多かったです。
良く言えば、だから安く提供できる。と感じる作業、工程がいくつもありました。
また、このような見学会は数少ない商用車を生産している工場にとっては 人件費等 物凄くコストの掛かることであり、こういった企画を八千代工業自ら主催頂いているのか それとも母体からの企画委託なのか。色々と気になることが多くありました。
正直、八千代工業の利益は母体工場と比べて 、、心配になりました。
いずれにせよ、ホンダがs660をこの価格で販売できる裏には八千代工業の皆様があってのことだと思います。
総評としては
最新の量産工場に比べ 自動化が少なく 工数 経験 感覚 多能工 掛け持ちなどで成り立っているのを目の当たりにし 驚きました。もっと感動する様な工程も期待していたのも事実です。
しかし結果的に だからこの価格で実現できた。と考えれば
最新のオートメーション化された工場ばかりが素晴らしい訳ではない。八千代工業には 最新工場の先を行く 工場のあるべき姿を示しているように感じました。
八千代工業の皆様、本日はありがとうございました。
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2017/03/20 22:05:10