1ヶ月遡りますが
2013年8月15日、
12年間お世話になった愛車A4(B6)に別れを告げました。
12年前、この車のデザインに惚れ込んで買ってしまったのは
第2世代アウディA4の日本発売間もない頃でした。
優れたデザインは時代を超えてその価値が輝き続けると思っていましたので
その価値を買ったと思っていました。
張り詰めたラインが絶妙なバランスで構成された緊張感あるフォルムは
ベーシックで一見主張しないデザインに見えますが、
ドイツ・バウハウスに始まる構成主義の造形を感じさせる
非常に完成度の高いデザインです。
12年経った今でもまったく古さを感じさせない美しさがありました。
特に好きでしたのはリアから見たフロントへのサイドの曲面とラインは
理屈抜きにグットきます。
14日「ありがとう」の想いを込めて最後の洗車をしながら、
未だにそのボディラインの美しさに惚れ惚れさせられました。

2004年フロントグリルに大きく口を開けた
シングルフレームグリルデザインが採用されたA6が発表された時は、
「エーこれホンマにカッコエエんかい?」と思いましたが、
このデザインは日本が誇るプロダクトデザイナー和田智氏のデザインである事は
同じ日本人として誇らしいですね。
そのデザインがその後のアウディデザインのコアとなって、
日本市場でシェアを上げたのはご周知の通りです。
A4の前には初代日産セフィーロに乗っていたのですが、
これも和田氏の日産在籍時のデザインと知り、何か縁を感じました。

今年乗り換えたB8も時代を超えてその価値が輝き続けるデザインと信じて、
楽しみながら大切に乗って行きたいと思っています。
Posted at 2013/09/22 22:52:00 | |
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