HKS Super Turbo Muffler / スーパーターボマフラー  

純正マフラーでは物足りなく、また、経年劣化でサビも多く発生していたため、社外マフラーを購入しました。チューニングショップもオススメしているマフラーですね。

私の場合、使用用途としては街乗りがほとんどです。
そのため、マフラー導入で条件としたのは、

・低速トルクの維持およびアップ
・抜けの向上によるレスポンスアップ
・上記の両立を図ること
・レーシーなサウンドを楽しめること
・ただし、爆音なものはNG
・吸排気系バランスを崩しにくいこと
・より高度なチューン対応だとベター

です。以上の条件に当てはまったのがこのマフラーでした。中古ですが走行距離が少なめで、かつ程度のいいものがたまたま見つかったため、当初の予定より早く導入する運びとなりました。
デザインとしてはテールエンドの青い焼けが目につきますね。仕上がりも美しいです。
個人的にはオーバルタイプよりも砲弾タイプの方が好みだったりしますが、あまり目につかないですし、日常の使い勝手はこちらの方がいいかもですね。

装着してまだ間も無い状態ですが、インプレします。マフラーは皆さん気になるパーツかと思いますので、割と詳細に。
なお、ECUをはじめ、フロントパイプ、触媒、エアクリーナー、スパークプラグ等は純正状態でのインプレです。


▼アイドリング
アイドリングは純正同等品かと思いきや、思ったよりも重低音ですね。純正サウンドの迫力をそのまま増した感じです。
メーカーのデータでは、アイドリングの音量は純正の74dBに対して77dBとなっています。車外で聴くと上記のような印象だったため、音量が上がっているのは間違いないでしょう。
ただし、純正と比べて極端にうるさくなっているわけではありません。
むしろ、純正で気になっていたこもり音は減っているような気がします。
▼街乗りレベルでの走行（3000rpmまで）
感じられる音量・音質はほとんど変わりありません。気をつけて聴くと少し変わったかな？くらいの印象です。頻繁に乗っていない人なら気がつかないレベルだと思います。純正並です。
また、レスポンス（アクセルのツキ）は良くなったと感じられました。
スムーズに気持ち良く吹け上がるのはもちろんですが、純正だと変速時に感じられたもたつき、ショックなども軽減されました。抜けの良さも謳っているマフラーですし、その効果が現れているのだと思います。
抜けが良くなっている一方で、低速トルクはほとんど失われていないように感じました。
個人的には50〜60km/hでは5速・2000rpm、60km/h以上になると6速・1700〜1800rpm以上を頻繁に使用します。交換後も同じ要領で運転しましたが、ごくごく僅かだけトルクが落ちた…かな？という程度でした。

▼中・高回転域での走行（3000rpm以上）
街乗りレベルの回転域での静かさから一転、回してみると迫力のサウンドを奏でます。
具体的には2500rpmぐらいからサウンドが変わり始めて、3000rpmを超えるとサウンドが変わりますね。メーカーの謳う「アクセルを踏み込むと搭載エンジンが持つ独特のサウンドを発生」の通りだと思います。
ただし、音量が極端に上がっているような印象はありませんでした。あくまで音質が変わっている感じですかね。メーカーHPの動画に登場するデモカーと同じような印象です。
トルク感と抜けている感も低回転域と同じように感じられますし、なにより純正のもっさり感が無くなったのが一番印象深いですね。

▼車内でのサウンド
上記にもちらほらと出ていますが、車内での音量の変化はほとんど感じられません。
アイドリング〜3000rpmくらいまでは純正とほぼ変わらず静かで、オーディオの音楽や会話も問題ないレベルだと思います。
3000rpm以上だと純正よりも明らかに音質が違ってきますので、サウンドを楽しめるかと思います。

▼チューニングについて
チューニングにおいても500psまで対応しているようです。私自身は過度なチューニングを行うつもりはありませんが、色々と手を加える予定のある方にもオススメのマフラーです。
ただし、太いフルチタンストレートマフラーのような抜けの良さや絶対的パワーを求められるマフラーではありません。
さらに、一般的には決して静かなマフラーではありません。エボの社外マフラーの中では静かな部類だと思いますが。
そのため、うるさいのはちょっと…という方にはオススメできません。まぁ、エボの場合は純正マフラーでも大衆車と比べるとかなりうるさいですからね。

▼総括
結果、自分が求めていたマフラーにほぼどストライクでした。
抜けは良くなっているはずなのに低速トルクはほとんど失われない、とてもバランスのとれたマフラーだと思います。
なお、挙げられる欠点としては内部に絞りがあることと、純正に合わせて触媒の接続部が70φに絞られていることです。
メタルキャタライザーの導入の際は考慮しないといけませんが、今のところ私は導入予定がないので欠点ではないですね。

ちなみに、今回取り付けたのはエボⅦ・Ⅷ・ワゴン用のマフラーです。たまたま手に入った中古がそれでした。
バンパーに干渉する等のレビューがありましたので取付が心配でしたが、ジャストフィットで無加工取付が可能でした。エボⅦ・Ⅷ・ワゴン用はテールエンドが少し長いため、エボⅨに取り付けると迫力がより増します。

以下、メーカーHPからの引用データです。
なお、〈〉内はエボⅨ用です。無いものは共通です。

型番 : 31029-AM002〈31029-AM001〉
材質 : SUS304（高品質ステンレス材）
テール外径 : 124φ
パイプ外径 : 75φ
分割数 : 2分割
近接排気音 : 87（純正） →92dB〈87dB→93dB〉
アイドリング音 : 74（純正） →77dB

関連情報URL：http://www.hks-power.co.jp/product/exhaust/muffler/stm/