さて、今度は自分がクルマを運転できるようになってからのお話です。
買って3ヶ月…奥多摩にて。。
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免許は高校卒業後にすぐ取ったのですが、クルマを買う金などなく…
ってことで、大学生時代はレンタカー屋さんでバイトしていました。
まだ、ゆるい時代だったので、通勤通学はレンタカー(笑
毎日違うクルマを選び放題です!
遠出をするときは、損保代車扱いで格安で借りて、彼女と出かけたり、みんなで雪山に行ったり…
センチュリーやセルシオでデートしたこともありました(爆
軽自動車から(今で言う)中型トラックまで様々なクルマに乗りましたが、中でも良かったのがH100ハイエース。
3000ccのディーゼルターボ(KZ型)は、カローラやコロナくらいならカモれる加速がありました。
それでいて、車中泊もできて、大人数乗れて、板も載せられる…だから、就職したら買おうって決めてました。
晴れて就職して1年。コツコツバイトで貯めていたお金と、就職後に貯めたお金は併せて約150万円。。
ハイエースなんて楽勝で買えるでしょ…と向かった専門店で現実を知りますw
「ロングスーパーGL、6年落ち、6万キロ、パートタイム4WD」で260万!
壊れないので、高いんですね。。
安いのもあったんですが、明らかに業務使用あがりで汚いw
好きなクルマ(デザイン的に素晴らしいと思っているクルマ)はありましたが、実用重視でハイエースを選んだつもりでした。
一応、欲しい車と好きなクルマは別であるとわきまえていたはずなんです。。でも、実際はそうではありませんでした。
クルマ探しは振り出しです。
書店でカーセンサーを買って帰りました(笑
自宅でペラペラとめくっていると、金額別車種の欄があるんですね。
150万円近辺を見ると、S-MXやファンカーゴがあります。
しかし、S-MXは“ローダウン”に手が届かず、ファンカーゴは4WDに手が届かないw
毎年冬には雪山に行くのが年中行事になっていた私には、ミニバンがベスト。
でも、ファンカーゴはまだ発売ほやほやでしたので新車しかなく、ハイエースからは装備も荷室も落ちるので、選びあぐねていました。
そこで、ハイエース(4WD)の相場となっている250万近辺を見ていると。。
『あれ?』…と、思ったのと同時に頭の中の何かが壊れる音が…。
ガイシャが買えるじゃん!(勘違爆
“どーせローンを組む”→“対象はハイエースだけじゃない”→“国産車への固執もない”→“輸入車も含めた多くのクルマの中から選り取り見取り!”
…と、この図式を完成してしまったんです。あとで、大変な苦労をすることになるとも知らずにw
考えること1カ月…3車に絞り込みました。
その3車とは…
1.Peugeot 406 break
2.Citroen Xantia break
3.VW Passat wagon(1800cc)
でした。そうです、全部ガイシャなんです。
小さなころからの憧れが、今まさに実現せんと理想を開放してしまったんです。
406はメーカーアイデンティティの“ツリ目”とサイドの角張ったキャラクターライン、そしてベージュ内装。
Xantiaは何と言ってもハイドロとシンプルなデザイン。
Passatは国産車を品質を超える高級なインテリアと硬めで大きなシート。
ただ、Passatの上級車種である2800ccV6の“Syncro”を除いてはいずれもFFだったのですが、まぁスタッドレスを履けばいーかと、元々の条件もキラキラした外車を前にどーでもよくなってしまって(爆
で、すべて試乗しました。。が、この時フランス車に対して、中学生時代以来の衝撃が私を襲いました。
ATがローで引っ張り過ぎ!(発進時に毎回唸るw)
これは、乗った瞬間にダメでした。
だからと言って、MTの設定があるかと言えば、答えはNO。
(セダンで「全然スポーツじゃないのにMTってだけで“スポーツ”と言う安易なネーミング」のグレードがありましたが、ブレークには無し)
その点パサートは問題ありませんでした。
硬めのショックにスムーズなAT。。レガシィとサイズはほぼ同じなのに、質感とラゲージの大きさも申し分ない…。
ただ、ATは唸らない代わりにちっとも加速しない…こちらは406やXantia以上にパワー不足に感じてしまったのです。
…とは言え、ドイツ車の作り込みの良さを感じた瞬間でした。
レンタカー屋さんで国産車の多く(但し、ベースグレードばかり)に乗りましたが、ドアノブに手を掛けたところから感じ方が違う。
どこか壊れるイメージのあったガイシャでしたが、ドイツ車(VW車)にはそれを微塵も感じませんでした。
特にインテリア…インテリアの質感や使い勝手、機能(シート除)はトヨタ車が何歩も先を行ってると思っていたんです。
樹脂の質感や、ボタンの押す感触に至るまで、他の国産車メーカーと比較しても滑らかで耐久性が高いトヨタはすごいなと思っていたので。
一方、PeugeotやCitroenは、エクステリアデザインで感動していた分、試乗した後の落胆が大きかったです。
とりあえず「パサート」という車種を仮決めして、一旦白紙に戻しました。
在りし日のパサート
(いつものことだけど、自分で風呂敷広げておきながら疲れてきました。。でも、続きます…w)