本日の大阪はとてもいいお天気。。
先週に引き続き試乗に行ってきました。。
本日は…

Volvo V70です。。
近くで見ると、サイドのキャラクターラインは意外と複雑。。
ボルボは850とV70に試乗したことがありますが、それ以来10年振りくらいのディーラー訪問です。
この時も荷物を運ぶ車として試乗しており、走りやハンドリングへの期待というより乗り心地を重視していました。
当時の印象は、とてもやわらかいサスセッティングに、大ぶりで包み込むような本革シートであることが印象的でした。
着座位置も低く、クルマの大きさを外観の見た目通りモロに大きさを感じたものでした。
加えて、ボルボに対してコンパクトカーのイメージもモータースポーツのイメージもないので、今回はあくまで先週のメルセデスとの”比較”のつもりで訪れました。
試乗車を待つ間…展示車を。。
ドアを開けるとサイドには『SIPS』のエンボス表記…

V60からコンセプトがキープされたインテリア。
操作ボタンをきれいに配列して金属板に見立てたデザインは秀逸。その裏には小物入れがあるなど、工夫が凝らされています。
シートは、さすがはボルボ!小ぶりながらも包み込まれるような適度な柔らかさとホールド感を保っています。シトロエンC5より少し固め、Aクラスより少し柔らかい…これは少し試乗が楽しみになってきました。。
後ろに回ると、最近のボルボらしい有機的なライン。。
じーっと見ていると、だんだん1800ESに見えてきます。。
雰囲気似てませんか?
+++++
順番が回ってきたので、試乗へ。
結論から言うと…
Cセグメントでお悩みなら、最もおススメのクルマです。
エンジンは180ps・トルク24kgの1600ccターボ。トランスミッションはDCS。
走り出しはスムーズ。あふれるトルクとともに背中を押される感覚があります。
ロー→セカンドに入るところだけ、エンジンが振動しているようなギクシャクした感じが伝わるものの、車体にもアクセルにも影響はないので、すぐ気にならなくなると思われます。。
私自身、クルマを変えたことで急に最近のクルマに乗ることが増えたんですが…
もはや、ドイツっぽいとかフランスっぽいとか、その表現は古いんだなと痛感させられました。
V40は『しなやかたい』乗り心地でした。
営業マン曰く、これまで日本市場には”コンフォートセッティング”の車体を輸入していたとのこと。
しかし、このV40より”スポーツセッティング”のみになったとのこと。
(ちなみに日本ではサスセッティングは選べないとのこと)
低速で走っていても嫌なピッチングはないし、高速ではフラットそのもの。
室内の静粛性も高く、車格もつかみやすいボディでした。
少しハイペースでワインディングした時の挙動もワゴンっぽいボディの見た目とは裏腹にボディの追従性と接地感がばっちりで、ターンパイクも楽しく走れそうな予感がしました。
タイヤはミシュランのエナジーだったんですが、ワインディングでやたらスキール音が出て苦笑いでした。
接地感がしっかりあって、心もとなくなるようなロールもなかったんですが、なんであんなに鳴ったんでしょう…。
でも、それくらいをこともなく成し遂げるV40は、間違いなく今年のCセグの一押しです!
ただ、やはり売れ行きは好調のようで、本日ハンコを押しても納車は8月とのこと。
しかも、赤しかないと。。
これは、上記のようにハンドリングが秀逸だったことに加えて、最上級グレードにすべてコミコミで350万で乗り出せるというプライスも大きな要因かと。
今や、ゴルフだってGTIはそれ以上しますからね。。
+++++
思いのほか満足の試乗を終えた後…
乗り込んでからずっと気になっていたメーター回り。。
なんと、液晶画面のメーターなんです。
このため、気分に応じて配色を変えられるとのこと。
”機械モノ”が好きな私は立体感のない針メーターは正直好きではないですが、インパクトはとても大きかったです。
すごいなぁ。。
最後にさらに…。
それは、パワステの重さもなかなかいいですね。
他(の輸入車)と比べても重めですよね?
なーんて言っていると…
『重さ変えられるんです』…とのこと。。
パワステが電子化されて久しいですが…
かつて、ホンダ アコードにもあった機能で目新しくはないですが…
この数年で、電気的アッセンブリは進化しましたねー!!!!!
すごいなと素直に思う半面、機能がどんどん”ミエナイモノ”になっていって、寂しい気持ちにさせられました(笑
Posted at 2013/03/23 23:47:56 | |
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