
MINI R60で激走した北海道の旅 続編パート②です。
「北海道上陸〜阿寒湖〜釧路〜標茶町」と道東へ向けて、観光しつつ激走した2日間です。
その① 東京〜八戸フェリー乗船編
その② 北海道上陸〜阿寒湖〜釧路〜標茶町編
その③ ミルクロード〜知床編
その④ 知床〜天まで続く道〜斜里町編
その⑤ 最北端・宗谷岬へ編
その⑥ 利尻島〜雨の美瑛・富良野編
その⑦ 美瑛〜函館 最終編
八戸港を22時に出航したシルバーエイトは、翌朝6時に苫小牧へ到着しました。想定した揺れをほとんど感じることなくグッスリ眠れました。朝4時30分ぐらいに起床し、前日八戸のスーパーで仕込んでおいたパンとハムを頬張り、いざ上陸準備です!

入港30分ぐらい前に館内放送がかかり運転席に着座。ついに人生初の北海道上陸です。誘導スタッフも朝は早い。手際よく車を誘導しているのを見ているだけで、気持ちが高ぶります。

乗船は最後尾したが、下船はトラックに続いて一般車両としては1番の上陸です。そしてついに上陸!
船から降りた車が一斉に同じ方向に走り出します。少し先の分岐まで走る方向はみな一緒でした。しかも4車線道路。いきなり度肝を抜かれました。

宿の予約の都合で、反時計回りに北海道を一周することを選択しました。道東道へ入ります。しばらく走ると分岐があり、札幌方面、道東方面と分かれるのですが、自分は直進。そのためひたすら東へ激走します。
2日目〜3日目のルートです。

(青ライン2日目, 紫ライン3日目)。2日目の宿、阿寒湖を目指して、十勝や帯広、夕張を通過します。
走っていると途中、目を疑うような高層ビルが突然現れてきました。

有名な占冠(しむかっぷ)村にある、星野リゾートトマムタワー。大自然いっぱいの景色に突然現れるんですよ。しかも超高層タワー。異質な存在感でした。
初日に比べれば短い距離ですが、途中から高速もなくなるので油断が出来ません、ひたすら走ります。
しばらく走っていると北海道らしい景色が飛び込んできました。

天気がイマイチですがテンションは確実にアップ。本州では見ることが出来ないスケール感を感じてつつ激走し続けます。
道東道は走りやすく想定していたよりも早く(お昼前)には阿寒湖近くまでやってきました。
最初の目的地北海道の三大秘湖 オンネトー湖へ立ち寄りました。

阿寒国立公園にある湖で、アイヌ語で「年老いた沼」だそうです。あまり観光地化されていなく少し遊歩道がある程度。それが神秘的で本当に美しい。
かなりの距離を走りましたが、まだこの時は車は綺麗でしたよ。背景とのコントラスが気に入ってる写真です。サイドミラーを畳んでしまったのが無念でなりません、、orz

数分だけ、奇跡的に太陽が。 思わずシャッター連写です。
ここから、本日の宿泊先の阿寒湖温泉までは12km。まだお昼前だし、行ける場所は行っちゃおうってことなり美幌峠まで行ってみることに。阿寒湖横断道路の峠を通って美幌峠を向かいますが、陥没が酷くフェンダー一年分をここで擦りました。なんとか抜け、243号〜パイロット国道へ。
一気に快適ロードへ。徐々に直線道路が当たり前になってきました。
ということで、美幌峠(道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠)到着です。

早速いろいろ工夫してミニクロの写真はとりましたが、全然だめでした。
なので、風景でごまかしてみる。峠を俯瞰したカットです。

自分が今走ってきた道を峠から見下ろしてみました。こんな素敵な道を走ってくるんですよ

チルトシフトのような絵がとれました。嫁さんの300mmです。
美幌峠を満喫した後は、フェンダーを刷りまくった阿寒湖横断道路を避けるべく、一旦北上して南下し宿へ向かいました。(地図参照)
お邪魔したのは阿寒湖のほとりにある、温泉旅館「あかん鶴雅別荘 鄙の座」。
2日間の走行距離が1,100kmを超えてます。先を見越してしっかり休憩できる宿を選択しました。ちなみに宿のピーク(金額的に)を前半と後半に設定し、中盤は安くすませるようにしてます。

写真はウエルカムドリンク。
食事と部屋の写真は割愛しますが、やや自分としては消化不良。超ハイクオリティなのですが、ロケーションや求めているものが自分達のものと少しズレがあったようです。でも素晴らしい温泉旅館でしたよ。 2日目も睡眠をちゃんと取るべく22時30分には消灯しました。
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3日目です。ルートはこうなりました〜

一旦釧路方面へ南下。観光しつつ再び北上、900草原へ立ち寄りつつ宿へ向かうプラン。
阿寒湖から、まりも国道を南下し釧路湿原方面へ、複数の展望台を立ち寄りつつ 900草原〜宿泊先のヘイゼルグラウスマナーを目指します。赤いライン砂利道は完全に想定外です。(後ほど詳しく)
am6:30の阿寒湖。霧でしたー。
まりもで有名ですね。湖畔の観光施設はほとんど興味がないのでスルー。旅館から眺めるだけで満足ですよ。
早々にチェックアウトし、釧路湿原へ向けて南下後、嫁さんの希望で釧路市丹頂鶴自然公園へ立ち寄りました。

運よく数日前に生まれたばかりの鶴の雛。可愛すぎてどう形容したらいいのか、、、とにかくかわいい。鶴は3ヶ月で親と同じ大きさになってしまうので、大変貴重でした。嫁さん撮影。
以後釧路湿原の展望台や遊歩道をいくつか立ち寄りました。お腹が減ってきたので行き当たりばったりで、食べログ検索。
向かったのは「ハートンツリー」です。

釧路湿原西側を北上していくと看板がでてきて小高い丘の上にあります。
これから知床・羅臼方面では魚介&和食が続くので、素敵空間でパスタを頂きました。

で、このハートンツリーですが丘の上にあり、一車線の道を登って行く道が素敵すぎました。
で、当然撮影です。

明日立ち寄り予定の、ミルクロードで撮影前のよい練習になりました。大分、車の汚が気になり始めた頃ですね。
カフェでゆっくりしすぎたため、大急ぎで釧路湿原・東側へ向かうべく、ナビをセット。先ほどのマップの赤いラインを案内されます。やな予感はしつつも時間短縮を優先すべく突撃しました。

が、徐々に道が狭くなり、、、砂利道です。段差や陥没も多数。こんな偏平の低いタイヤで行くところではありません。自分にとっては完全にダートでしたorz。徐々に道が悪化していったため引き返すのも辛く、大幅に迂回することになり現実的ではありません。仕方なく、気が遠くなるようなスローペース 時速4〜7kmで5km以上走行する羽目に。
悔しいので記念撮影を。

写真みると全然、平ですよねぇーー。でも本当にきつかったんですよ。ありえない段差とか連続で。そして思いっきり汚れました!(^^;)

我が物顔で、わナンバーのFITがホコリを巻き上げながら消え去っていきました。日も暮れて結構寂しい。
ただ、この通りの横に流れている川の雰囲気とてもよかったようで、

リアルなジャングルクルーズって感じでしょうか。地元の釣り人がSUVで乗り付けておりました。
自分は楽しむ余裕はありませんが、嫁さんは楽しめたようなのでまー良しとするかぁ。
一気に夕暮れになってきたので 予定変更。釧路湿原の東側展望台は諦め、大急ぎで900草原へ向かいました。

見渡す限りの草原です。夕暮れでお店も何もやっていませんでしたが、放牧されている牛がいっぱいいました。

自由にプレイ可能?なゴルフコースが目の前にあり、楽しく談笑しながらプレイされている方が2名おりまして、スウィングする音と打ち込む音がなんとも言えない癒し空間を演出しておりました。
日暮れも迫ってきたので、標茶町にある3日目の宿へ向かいました。
周辺は何もない場所にぽつんとあります。本当にこの先に宿があるのかと不安になりつつ、看板があるので案内されるまま進んでいきます。

突然、外国に来たのでははないかと勘違いする光景が広がります。
そして18時ぐらいに到着。

後に、嫁さんに「今回の北海道旅行で最高の宿だった」と言わしめた、全8室のオーベルジュ「ヘイゼルグラウスマナー」です。
英国領主の館を模したホテルでMINIと撮影するのを楽しみにしておりました。
シーズンオフで、宿泊者はおそらく自分達のみの貸切でした。敷地はとても広いです。馬もいます。

ホテルの内装は好みが分かれるところですが、嫁さんは細かい部分をチェックしてここは凄いと絶賛。
建物の外装、内装、インテリア、そしてアメニティ、全てにオーナー様の拘りが感じられる素晴らしい所でした。

支配人の方と話したのですが、オーナーさんとはハンター仲間だったそうで、何もないこの場所を購入後、一から開拓していったようです。2000年ぐらいから創業されているっていってたかな。本物に拘り、建物の外装内装などはイギリスや米国など数カ国から輸入したそうです。食事もぶっちぎりで今回の旅行でナンバーワンでした。自然に囲まれた環境も素晴らしかったです。
そう何度もいける距離ではありませんが、間違い無くリピート決定を決意したのでした。
以上で2日目と3日目でしたー。ちょっと長かった!
その③ (念願のミルクロード〜知床編へとつづく。。。
北海道の旅シリーズ
その① 東京〜八戸フェリー乗船編
その② 北海道上陸〜阿寒湖〜釧路〜標茶町編
その③ ミルクロード〜知床編
その④ 知床〜天まで続く道〜斜里町編
その⑤ 最北端・宗谷岬へ編
その⑥ 利尻島〜雨の美瑛・富良野編
その⑦ 美瑛〜函館 最終編