
今さらの感はありますが・・・
BMW i8
です。
BMWにお借りしてプチドライブしてきました。
これまでi8に対する私の印象としては
「カッコイイし、最新技術が詰まったイイ車なんだろうな~」
くらいのものでした。
しかし、
実際にじっくり乗ってみた感想は・・・
スゴイです!この車。
実は乗るまでに色々とネットで情報収集したので
「こんな感じの車だろうな」
とイメージ&想定はしていたのですが・・・
イメージ以上、期待以上
でした。
やはり車は乗らないと分からんですね。
特にこういう車は。
で、この車の何が凄いかというと・・・
ドライバーに伝わるエモーショナルな部分が
ハンパないです。
絶対的なパワーや速さは、
600PS以上が当たり前になった
現代の車にはかないません。
しかし、
ドライバーが気持ちいいと感じる部分の
演出が絶妙なのです。
で、
具体的な部分を挙げますと・・・
これは私の持論になりますが・・・
ハイパワーな車は強大な加速力を得られますが
同時に、それに対する恐怖心が発生します。
その恐怖心と表裏一体なのが快感で、
その両方が上手くバランスして
「楽しい」になるのだと思っています。
簡単に言えば、どんなに速い車でも
手の内に収めることができなければ
怖いだけで楽しめないのです。
i8の加速力や操縦感覚は、
公道において絶妙なバランスにあり、
車の持てる性能を十分に堪能できるレベルなのです。
アクセルを床まで踏んでも
車を五感で楽しめるマージンが残るくらいが
公道ではちょうどいい。
と、私は思っています。
そして、このi8は
そのマージンで感じられる部分の演出が上手い!
その演出の一つが音。
その音はエンジンの制御信号を拾って(?)
(BMWに確認中なので、(?)と記しています)
人工的に作られていますが
これがBMWの直6(シルキーSix)を彷彿とさせる
官能的な咆哮なのです。
特に高回転でのコォォォォンという
滑らかで丸い音。
クラシックフェラーリのV12気筒にも
似ていると思いました。
私、仕事柄、音には拘るのですが
これは本当にヤバイです。
加速G、減速G、変速、アクセル開度に対しても
違和感がない音を発してくれます。
キャビンに入ってくる音質、音量共に絶妙。
後ろから音が聞こえてくるのも
ミッドシップ好きにはたまりません。
i8はリヤに3気筒エンジンを搭載しているのですが
振動もシンクロしていて違和感ないです。
まぁ、
2000万円以上の車ですから
それくらいは当然・・・って思いますが、
本当によくできています。
個人的には、音も好みでチューニングできたら
楽しいだろうなと思いました。
とまぁ、
i8がすっかり気に入ってしまったREVですが
i8という車を私なりに表現すると
次のようになります。
私が所有しているトミーカイラZZという車は
BMW i8の対極にありますが、
こちらもヒジョーに楽しい車です。
でも、その”楽しい”を得るための
アプローチやプロセスが異なっていて・・・
トミーカイラZZは・・・
「楽しみたいなら腕を磨け!自在に操ってみろ!」
と車がドライバーに挑戦してくる感じ。
楽しもうとすれば、五感を研ぎ澄まして
常に緊張を強いられる車ですので、
少し乗るだけでお腹いっぱいになります。
一方、BMW i8は・・・
「どぉ?こんなのが気持ちイイんでしょ?」
と車がドライバーを常に楽しませてくれる感じ。
運転も快適なので少し遠くまで走りたくなります。
(あまりの快適さに、途中、助手席の家内はウトウトしてました)
さすがBMWだなと思わせてくれる
ドライバーのツボをよく分かって作られた車だなと
思いました。
ということで、
新しい車の楽しみ方や価値観を生み出したBMW i8。
チャンスがあれば是非所有してみたいです。
Posted at 2017/05/26 21:34:24 | |
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